オンライン会議のストレスとモバイルルータの通信量を減らす方法

自宅で仕事をするためにモバイル―ルーターやホームルーターを契約したものの、長時間に及ぶビデオ会議が原因で通信制限されたり、画面越しで苦手な人の顔を間近でみる時間が増えたりと、何かと在宅勤務にストレスを感じている人がいるのではないでしょうか。

モバイルルーターの通信制限を気にしたり、顔をみながらのオンライン会議にストレスを感じるなら音声通話がベストですが、対顧客相手での打ち合わせや対面会議に固執する人がいると、カメラ映像をオフにできない場合があります。

そこで今回は、オンライン会議で消費するモバイルルーラーやホームルーターのパケットを節約しながら苦手な人が参加した時に感じるストレスを減らす方法、そしてビジネス向けとオンラインレッスン向けサービスの違いについて説明します。

ビデオ会議の通信量

日本で有名なオンライン会議サービスで消費するネットワーク通信量を調べてみたところ、Microsoft TeamsとSkypeが最も多く、Google Meet、Cisco Webex、Zoomの順に使用するパケット量が少なくなるのを確認しました。

オンライン会議を行う時の通信環境や各アプリケーションが行う最適化により画質が変化することがあるので、、下記にまとめた測定値が絶対的に正しいとは言い切れませんが、ここ3ヶ月間ビデオ会議した時に確認した結果がこちらになります。

Microsft Teams約2.5MpbsSkype2.5Mbps
Google Meet約2MbpsZoom1Mbps未満
Cisco Webex約1MbpsLine不明

上記内容は、各アプリケーションでビデオ映像の解像度を最も高い状態で計測したものなので、低解像度に画質を落とせばパケットの消費量を抑えることができますが、それでは良くても半減する程度なので、画面を最小サイズにしてください。

画面最小化によるパケット節約の技は元々通信量が多くないZoomでは効果がありませんが、ビデオ映像の画面サイズを最小にすることで消費するパケット量を大幅に減らすと同時に、人の顔を小さく表示することでストレスを大幅に減らすことができます。

因みに、オンライン会議の画面を自分側が最小化することで受信時のパケットを節約できますが、相手側がウィンドウを大きく開いたままだと送信時のデータ通信量は減らないので、参加者全員に事情を説明して協力してもらう必要があります。

ただ、複数人と会議をする時にどうしても画面サイズを最小化することができない場合は、顔を伏せたい人の部分にアプリの付箋やお気に入りの写真を重ねるか、相手のビデオ映像をブロックすることができるMicrosoft Teamsを利用した会議を提案してください。

それぞれの特徴

オンライン会議は、相手や利用目的に合わせて使い分けることがあるので、機能の違いを比較することに大きな意味はないのかもしれませんが、画質の違いだけでなく仕事の効率化やプライバシー保護機能の違いなど、気になるポイントがありましたので簡単に紹介します。

ビデオ映像が圧倒的に鮮明なのがマイクロソフトのTeamsとSkype、その次にGoogle Meetというのが個人的な印象で、文字を鮮明に表示させる必要があるオンライン授業などで役に立ちそうですが、一般的なビデオ会議ではアドバンテージになりません。

GoogleのG SuiteやMicrosoft TeamsよりもZoomやCisco Webexの方が気軽に導入できるので、即席でオンラインレッスンを開始したり情報システム管理者不在の企業でも簡単にオンライン会議の仕組みを構築できますが、プライバシー保護機能や補正機能が注目されZoomの人気が高くなりました。

オンライン会議システムを選択する時に、利用目的次第では画質や通信量の制限を第一に考える必要があるかと思いますが、個人的にはプライバシーの保護や対人ストレスを緩和する機能が盛り込まれている物を選んだ方が満足度が高いと思います。

在宅中のビデオ会議に必要なプライバシー保護機能は、どの製品よりもSkypeの方が断然品質が優れていますが、会議に参加可能な人数の上限が少ないので、大規模なオンラインミーティングなどを行う際は、ZoomかMicrosoft Teamsを選択することになりそうです。

Microsoft Teamsは、背景を画像に差し替えることができるプライバシー保護機能だけでなく、オンライン会議に参加している相手のカメラ映像を完全にブロックすることができるので、通信量の削減と対人ストレスを大幅に減らすことができます。

Cisco Webexは、ビジネシーンでの利用を想定しているのか、在宅勤務中のプライバシーを保護する機能が弱く使いにくさがありますが、企業内ネットワーク機器のシェアを考えると十分に力のある企業なので、今後の機能追加に期待しています。

Googleのコミュニケーションツールには、ビデオハングアウト、Chat、Meetなどがありますが、それぞれがバラバラに動作するのかと思えば連携もしているので、初めて使う時は何を使えば良いのか分かりにくいという印象があります。

因みに、有料アプリを使えばオンライン会議のビデオ映像をアバターに切り替えることも可能ですが、個人的に欲しい機能と言えば相手のビデオ映像を好きな画像に差し替えたり、アバターに切り替えて表示できる仕組みがあると便利だと思います。

今後も競争激化

様々なオンライン会議システム利用してみた感想ですが、通話相手のカメラ映像をオフにしたりチャンネルを作成したメッセージやファイルの共有など、ビジネスシーンに必要なコミュニティツールをまとめた、Microsoft Teamsが最も優れていると思います。

Microsoft Teamsはビジネスシーンで役に立つ機能が豊富に盛り込まれているので、オンラインレッスンでの利用には向いていないと思いますが、Office製品を使う企業ならこれからMicrosoft365の契約をするタイミングで検討する価値は十分にあります。

ただ、Gsuiteを利用しているとExchange OnlineやOutlookに後戻りする気にはなれませんし、Share Point Onlineも使う気にはなれないので何とも言えませんが、今後もOffice製品を使い続けるならMicrosoft Teamsが使えるMicrosoft365のプランを契約するかもしれません。

Google MeetやCisco Webexも今後のバージョンアップで機能強化されるはずなので、Microsoft Teamsの優位性が今後も続くとは限りませんが、リモートワーク強化の流れでMicrosoft365を契約をする企業が増えてくると、Teamsがシェアを伸ばすかもしれません。

因みに、自宅のデスクトップパソコンに接続するカメラやヘッドセットを購入して、ここ数か月在宅勤務中に何度かビデオ会議をしましたが、窓から明かりが差し込まない部屋で作業しているため、ライトの逆光で顔が暗くなり表情が分かりにくいと指摘されました。

会社の同僚や友人同士のビデオ通話なら構わないのですが、取引先との大切なオンライン会議で顔に影がかかると印象をかなり悪くしてしまうので、人気Youtuberが紹介していたデスクライトを追加で購入しました。