小顔にうつるWEBカメラの選び方と映像を美しくする簡単な方法

大切なオンライン会議に参加するためにWEBカメラを購入したものの、映像がちらつたり表情が暗く映し出されると相手の心証を悪くしてしまい、ビジネスに失敗してしまう可能性が高くなります。

WEBカメラで知名度が高く一番売れているのはロジクールですが、他社製品が大きく性能や品質で劣るのかと言うとそうでもないので、ブランドではなく使い勝手が良い仕様の物を選んでください。

WEBカメラに限らず馴染みがない物を購入する時は、何を基準に品物を選べば良いのかわからないので、つい有名ブランドや価格で選んでしまいがちですが、使用する目的に合う物でなければ無駄になります。

美しく小顔にみえるWEBカメラ

WEBカメラを購入する時のポイントは人それぞれ異なりますが、様々なメーカーの製品を試してみたところ、おすすめは1080Pのワイドスクリーンで撮影できる物の方が使い勝手が良いと感じました。

映像が鮮明なLOGITUBO C920

ワイドスクリーン対応WEBカメラは広い範囲をカバーするので、部屋の様子や周囲の余計な物まで撮影されてしまう欠点がありますが、表示角度の範囲が狭いと顔がとても大きく表示され、折角の美しい顔が台無しになる可能性があります。

SkypeやZoomを使えば部屋の背景をぼかしたり差し替えたりすることができますが、顔が大きく撮影された映像を小顔にする機能はないので、ワイドスクリーン対応のWEBカメラの方が個人的にはおすすめです。

ただ気を付けて欲しいのが、価格が急騰しているロジクールC270nなどは、元々が2千円程度で購入できる製品ということもあり、ワイドスクリーンフォーマットと説明に書かれているにも関わらず、撮影範囲が狭く顔がとても近く感じます。

WEBカメラの需要拡大で人気ブランドの製品が軒並み高騰をしているので、C270nを普段より高い値段で購入して後悔するくらいなら、無名でも撮影角度が広い高性能な物を選んだ方が良いというのが個人的な感想です。

ロジクールはサイトからカメラ調整プログラムをダウンロードできるので、ちらつき低減機能がないGoogle MeetやZoomを使うユーザーにはメリットなのかもしれませんが、同じことがSkypeでもできるので必須ではありません。

多くのノンブランドなWEBカメラには設定変更ツールが付属されていませんが、Skypeを使えばどのメーカーの製品でもちらつきを低減したり、明るさや色合いを変更することができるので、ロジクール製である必要はありません。

嬉しいことにSkypeで変更したWEBカメラの設定は、他のビデオ会議システムにも反映されますしOSを再起動しても保持されるので、映像のちらつきや肌色などが気になる方は一度お試しください。

暗い部屋ならAFが便利

オフィスなどの部屋全体が明るい環境であればマニュアルフォーカスのWEBカメラで十分ですが、正面が薄暗くなる部屋の場合は明るさまの調整機能があるオートフォーカスの方が便利でおすすめです。

Skypeを使えばマニュアルでもWEBカメラの映像を明るくしたり色調の調整が可能ですし、デスクスタンドを使うことで美白効果にもなるのでオートフォーカスは必須ではありませんが、手軽さでは圧倒的に優れています。

因みに、自宅から参加したビデオ会議の映像があまりにも暗いので、リングフィルライト付きでオートフォーカスのWEBカメラLogitubo 960AFを購入してみましたが、正面から撮影すると眩しいので消灯して利用しています。

Logitubo 960AF

Logitubo 960AFは照明ライトを点灯しなくてもLOGITUBO C920よりカメラ映像が明るく表示されるので、使い勝手の良さという意味では大変満足していますが、リングフィルライトの使いどころが良くわかりません。

リングフィルライト付きのLogitubo 960AFを選んだとしても失敗ではありませんが、より価格が安いマニュアルフォーカスのLOGITUBO C920を購入し、デスクライトを併用して使用した方が快適な環境になりそうです。

因みに、LogituboのWEBカメラはMicrosoftストアからインストールしたSkypeでも使えますが、映像が表示されない場合があるので最新版のデスクトップアプリをインストールしてお使いください。

ちらつく原因と解消法

大切なビデオ会議に参加するために、高画質で小顔効果抜群のWEBカメラを大枚叩いて購入したものの、映像がちらついていては心証を悪くしてしまうので、予めテストして動作確認をするのがおすすめです。

WEBカメラの映像がちらつくのは、オフィスや宿泊先となるホテルで使用している蛍光灯の周波数とカメラ設定の不一致が原因で、高品質なLED照明を使用している家庭内では表れない現象です。

自宅では問題ないWebカメラが、職場や宿泊先のホテルで使用すると映像がちらつくので、仕方なく新しい物に替えてみたり我慢しながら使い続けているという人から相談を受けたことがあります。

もしWEBカメラの映像がちらつくと感じるなら、試しにSkypeのカメラ設定を起動し、PowerLineの頻度(ちらつき補正)をお住いの地域に合わせて変更すると改善される可能性があります。

SkypeでWebカメラのちらつきを解消する

古くから東日本は50Hzで西日本が60Hzと電気の周波数が異なるので、基本的に電化製品はそのどの地域でも使えるように対応しているのですが、WEBカメラは照明の周波数を感知できないので手動で調整する必要があります。

Googleミートや人気のZoomには、WEBカメラの周波数を変更する機能がないのでSkypeを使うしかありませんが、全てのビデオ会議システムに反映されますし、システムを再起動しても保持されるので大変助かります。

今まで様々なビデオ会議システムを使用してきましたが、映像が鮮明なだけでなく背景を差し替えたり相手のカメラ表示をオフにすることができるなど、参加人数の制限に問題なければSkypeが機能的に最も優れていると思います。

因みに、SkypeでWEBカメラの設定を変更してみたものの、周波数の変更や明るさの変更が反映されない時は、カメラの前に手を出してみたりUSBケーブルを抜き差しすることで解消されるので、お困りの方は一度お試しください。