シンクの輝き再び!?リスク覚悟で業務用水垢除去剤を使用してみた

念願のマイホームも一年が経過するとキッチンシンクやバスルームに水垢が目立つようになり、新築当時の輝きを完全に失いかけていたので、重い腰を上げて徹底的に掃除することにしました。

キッチンシンクやバスルームの水垢と言えば、クエン酸を使えば簡単に除去できるという技がありますが、濃度次第では酸焼けしてしまうので業務用として使われている物を使うことにしました。

業務用の水垢落とし洗剤と言えばホームセンターで売られていますが、素人には扱いが難しく過去に酸焼けの被害に遭いましたので、今回はそのままの濃度で使える製品を購入しました。

ステンレスはデリケート

メッキ加工されているキッチンやバスルームのシャワーヘッドもそうですが、ステンレス製のシンクやサーモスタット混合栓はとくにデリケートなので、高い濃度の洗剤を使用したり研磨するのは避けてください。

余程の頑固な水垢でない限り柔らかい布で拭くだけできれいになるので、変色する可能性がある酸性洗剤やキズになる恐れがある研磨剤をいきなり使用するのではなく、まずはタオルでお試しください。

新品のシンクも1年でここまで汚れる

キッチンシンクやバスルームの混合栓が変色する覚悟で水垢取り洗剤を使うなら構いませんが、それが嫌な方は無理せずに専門のクリーニング業者に依頼した方が安心できます。

水垢取り洗剤は、濃度が高ければステンレスを傷めることになりますし、逆に濃度が低ければ汚れが落ちないという物なので、慣れない人が覚悟なしに使う物ではありません。

もし、キッチンシンクが全体的に酸焼けした場合は、専門業者に依頼することで修復してもらうこともできますが、研磨するだけに完全元通りという訳ではありませんのでご注意ください。

業務用の水垢取りジェル

今回の水垢取りに使用したのはRe:setというジェル状で使いやすい洗剤で、キッチンシンクはもちろんバスルームのカランや鏡など、水回り全般に使えるので我が家で重宝しています。

Water Spot Remover Re:set

このRe:setはエン酸、リン酸、水、非イオン界面活性剤、グリコール系溶剤を混合した酸性の洗剤なので、マンションなど気密性が高い住いで使う時は窓を開けて必ず換気扇を使用してください。

Re:set使用上の注意点

危険な塩酸は含まれていないので神経質になる必要はありませんが、万が一酸性の洗剤と混ざると有毒なガスが発生するので、使用する時は必ず換気をしるようにしてください。

Re:setは1平方メートルあたり小さじ1杯程度の分量をハケやスポンジで塗り伸ばし放置するのですが、目安となる時間が明記されていないので30分程度そのままにしてみました。

Re:setは1平方メートルに5ml

水垢が頑固なのか放置する時間が短いのか、テレビで紹介されていた時のような感じではありませんが、掃除する前と比べると蛇口周りの汚れをかなり落とすことができました。

Re:setで水垢を除去した結果

何度か繰り返し水垢落としをして柔らかいクロスで磨き続ければ、新築当時の輝きを取り戻すことができそうですが、よりリアルな結果を報告するために時間をあまりかけないことにしました。

今回は検証のために説明書の分量に従わず大さじ3杯以上を振りかけて使用してみましたが、キッチンシンクが酸焼けすることもなく、頑固な水垢も除去ができたのでそれなりに満足しています。

使用上の注意点

インターネットには便利な掃除テクニックが溢れていますが、水垢取りジェルなどのクエン酸が含まれている洗剤を使う時は、必ず目立たないところで試すのが鉄則で、いきなり本番で使うのは避けてください。

また、ドラッグストアなどで売られている使い捨て手袋で作業をした時に痛みを感じたので、昔ながらの丈夫なゴム手袋をしてから傷を付けないホワイトパッドを水で濡らして優しく撫でてください。

作業をする時は可能な限り花粉症対策用メガネをかけるなど、目に薬剤が入らないようにするのと、子供の誤飲や悪戯の防止のために手に届かない冷暗所に保管してください。