教育方法と目的を知ることが大切!?幼児教室選び方で感じたこと

人間の脳は3歳までが最も成長する時期と言われているので、早い人は胎児の頃から幼児教室に通いだのですが、我が家は幼稚園に入園するまでリトミック、水泳、英語教室、体操教室を続けていたので、4歳になるまでの知育は家庭内でしました。

子供が産まれる前から脳科学者が書いた本や意識高い系の育児雑誌を読んだり、知人の成功体験を参考にするなど知育について様々な角度から勉強しましたが、3歳頃から家庭内知育に限界を感じてきたので、幼児教室の体験レッスンに参加してみることにしました。

同じ幼稚園に通う子は公文が多いのでかなり迷いましたが、小学生になるまではプリント処理能力を鍛えるよりも楽しみながら地頭を鍛えて欲しいということで、名だたる幼児教室に的を絞り体験教室に参加してみた結果、キッズアカデミーに通うことにしました。

それぞれ違う教育方針

幼児向けの塾や知育教室のレビューを調べてみると、生徒数に比例して批判的な意見が目立つ傾向にありますが、それは施設の教育方針や特性、達成すべき目標と子供との相性を考えずに、一部の成功事例や知名度を材料にして判断した親に原因があると思います。

我が家では1歳半から子供を英語スクールに通わせていますが、日常的に使う機会がない言語が身に付かなくても文句を言うつもりはありませんし、キッズアカデミーに通い続けてみたものの、結果的にIQが伸びなくても仕方がないことだと考えています。

高い月謝を支払うので何らかの効果を期待するのは当然のことですが、週に一度の授業で良い結果を出せるのは元から賢い子で、幼児教室や学習塾は得意な分野を伸ばしたり苦手な部分を克服するための、勉強方法を教わる場ではないかと思います。

公文は計算速度は上がるが、ケアレスミスが多い、思考力が伸びない、字が汚くなるとか言う方がいますが、それだけ瞬発力を鍛える勉強方法に特化しているということなので、家庭内でのフォローは必要になると経験者が教えてくれました。

我が家はIQを高めることを目標にキッズアカデミーに通わせていますが、それだけでは小学校受験には受からないことを理解しているので、年長に進級した暁には一時的に専門の教室へ通わせることも考えています。

丁寧な字で答えを書いて計算速度が早くなるのが理想ですが、瞬発力を付けるには多くの問題をこなすことが必要で、その結果ケアレスミスが増えたり字が汚くなるのは当然のことではないでしょうか。

プリントを大量にこなすことが目的になりすぎて、答えを再確認する時間的猶予がないのが問題の気もしますが、その辺は教室の特性を理解した上で親がフォローする必要がありそうです。

体験教室がおすすめ

人気の幼児教室と言えば七田式やチャイルドアイズなどがありますが、勉強方法の違いや目標設定がかなり異なりますので、ネット上の情報や資料を参考にするのではなく、実際に体験してから決めることを強くおすすめします。

人気の芸能人やスポーツ選手が卒業生した幼児教室だからと選ぶのも悪くありませんが、何万人いる生徒のなかから一部の成功した人を参考にして決めるよりも、自分の子供に合う授業内容なのか体験してから決めた方が納得できます。

我が子は性格的に親子分離が難しい子なので、最初は親子同伴の七田式にしようかと考えていましたが、指導する先生がとても明るく教室の雰囲気にも馴染めていたのでキッズアカデミーに通うことにしました。

子供はテンポが良く親子同伴で授業が受けられる七田式に行きたいとのことでしたが、記憶力の強化よりも苦手と考えていた図形を克服し思考力を伸ばすために、親の権限でキッズアカデミーを選びました。

キッズアカデミーなら日常的に家庭内で課題をこなす必要がありませんし、子供が授業を受けている最中にお茶を飲んで息抜きする時間ができるのも大きなメリットなので、今ではとてもありがたい存在です。

家庭内のフォローは必要

我が子はIQを高めるための勉強方法が面白く、家庭内での教育に手がかからないという理由でキッズアカデミーにした訳ですが、だからと家で何もしない訳ではなく、一緒にごっこ遊びをしたりディズニーのアニメを英語で視聴しています。

高度な勉強方法は幼児教室に任せることにしていますが、今まで通り絵本は年間500冊を目標に読んでいますし、ベネッセのこどもちゃれんじや七田式や公文の面白いテキストがあれば購入しています。

我が家では、俳句や円周率の暗唱など楽しくないことで脳を鍛えるよりも、子供が好きな歌や踊りで記憶力を強化するなど、今まで体験参加した幼児教室の長所をアレンジしながら家庭内教育をしています。

キッズアカデミーに通い始めたばかりの総合IQは140程度で、脳が発達する8歳までには150以上を目指しますが、最終的な目標は勉強は楽しいことで実践で使えるように工夫すべき物だということを教えることです。

人それぞれの考えや目的が違うので、どの幼児教室や塾に通うべきなのか明確にできませんが、知名度や周囲に同調して決めるよりも教育方針や目的を知り、親の判断や子供の気持ちで決めた方が納得できそうです。