仏壇の悩みのことで訪問される方が意外と多いので

何度か仏壇のことで記事を書いたことがあるのですが、当ブログに仏壇の悩みに関するキーワードで検索されてこられる方が多くいます。

仏壇を用意するのは大変なことで、お金や仏壇を置く場所の問題以外にも、複数のお位牌があると「離婚した両親の位牌をひとつの仏壇に置きたくない」などの、気持ちの問題がでてきます。

そもそも仏壇とは、故人だけを祀るのではなく、本尊を祀るのを大きな目的とし逝去された方や、ご先祖を併せてお祀りするので、あまり思い詰めて考えることはないようです。※お寺の出張所が家にあると書いたら分かり易いのかもしれませんが、宗教家ではないので誤りがありましたらご容赦ください。

とにかく気持ちが重要

仏壇を用意するかしないかを決めるのは、お位牌を家に置くことになる人の気持ちに任せるのが一番で、一般的な常識や習慣、世間体を気にして立派な仏壇を購入したり、他人任せの兄妹や親せきの指示に従う必要はないと思います。

家に仏壇を置くということは、故人やご先祖様を大切におもう気持ちがあってのことなので、お金をかけて立派な仏壇を用意するのが必ずしも正しいということにはならないと思います。

ただ、いくら気持ちの問題と言っても、できることは形にした方が良いので、仏壇を置く必要はないと思わずに、自分にできる最大限のことは何かを考えてみてはいかがでしょうか。

仏壇を置きたくないと思う人は、きっと高価で大きな仏壇をイメージしてのことだと思います。まずは自分が持つ仏壇のイメージと、現代的な仏壇の差がどの程度あるのか調べてみてはいかがでしょうか。

斬新なデザインの小さな仏壇

現代風の仏壇を取り扱う八木研では、狭い住宅事情を考慮した小さな仏壇を販売しています。

デザインも今までの仏壇とはイメージが大分違うので、ある意味仏壇らしさを感じないものもありますが、それが人気の秘訣でもあるようです。

どんなに小さな仏壇でも気持ちがあれば十分なので、大きな仏壇を置く場所がなくて悩んでいる方には一見の価値があります。

卓上に置ける小さな仏壇であれば、離婚した両親の仏壇をそれぞれ用意するなんてこともできます。

親の仏壇を別々にする

とても悲しいことではありますが、生前してきた苦労を考えると、どうしても同じお墓や仏壇に入りたくないという人もいます。

両親の仏壇を別々にわけたいと思うのは、故人だけでなく子供達がその様に考える場合もあります。

仏壇本来の目的を考えると、仏壇に魂が同居している訳ではないとのことなので、神経質になる必要はないかもしれませんが、人の気持ちとしては十分に理解できます。

私も両親の仏壇を別々するべきか悩みましたが、仏壇の本来の目的と日頃の管理を考えて、同じ仏壇内に両親のお位牌を置いていますが、自分にとってどの様な選択肢があるのかしらべて考えるは良いことだと思います。

例えそれが形式的に間違いだとしても、気持ちがあれば十分ではないでしょうか。

私は宗教家ではないので、仏壇のことで人にアドバイスをできる立場ではありませんが、少しでも仏壇の悩みの解消になればと勇気を出して書いてみました。