不動産査定を実際に依頼してみたら結果が全く違うことに驚く

今回は実際に不動産の売却査定依頼をしたので、その結果と感想について書いてみたいと思います。

今回、不動産査定をお願いした会社は、親会社が金融系の不動産会社、親会社が大手建設業の不動産会社、親会社が鉄道会社の不動産会社です。

日中は電話に出られないので、メールかFAXで査定資料を送るようにお願いをしたのですが、翌日の朝早くから数社から連絡があるのを考えると反応はまずまずなのかもしれません。

会社によって査定額や対応に違いはあるものの大きな会社なだけあり、大手不動産会社はどこも丁寧でスピーディーな対応をしてくれたという印象です。

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各不動産会社に対する印象

同じ不動産会社でも営業所や担当者によって対応に差はでるものだと思いますが、どの会社も基本的な営業スタイルがあると思います。

例えば、今回査定依頼をした金融系不動産会社は、コンプライアンスを重要視するためなのかガツガツしていないソフトな対応でした。

査定額の説明をしたいので面談したいとのことですが、他社を含めた査定結果を受け取るまではメールだけの連絡にすると伝えてあります。

他の鉄道系や建設業系の不動産会社というと、メールでお願いした査定金額の提示ではなく、とにかく一度お会いして話をさせてくださいという感じです。

金融系不動産会社が紳士的な対応なのに対し、建設業界系不動産会社は熱意、鉄道系不動産会社は査定額が高く充実したサービスを売りにしているという印象です。

これは、あくまでも家の売却査定を依頼した不動産会社の担当者に対するイメージなので、全ての人に当てはまるものではありませんが、想像通りの印象でした。

査定は内覧してからの方が良い

不動産の売却査定金額は、直近で売買された同じタイプの建物を参考にしながら出すものなので、インターネットの一括査定を利用して業者を選ぶという方法は決して悪くありません。

ただ、不動産会社のなかには売却が困難な金額を提示する業者もいますし、家の中を内覧しないとわからないとわからない部分もあるので、大手不動産会社数社に声をかけて内覧してから査定を出してもらった方が良いでしょう。

家が空き家で古いのであれば不動産会社のオフィスに出向いて接客対応などをみた方が良いのですが、現在住んでいる家を売るのであれば不動産会社の営業担当に内覧してもらう方が良いでしょう。

不動産会社ごとにサービスの内容や査定額に違いはあるものの、最終的に物件が売れなければ意味がないので、査定額や接客マナーの他にも不動産売却へ向けた熱意が感じられるかで会社を選ぶのも悪くありません。

不動産をはじめて売却する人に対して、所有する不動産を売却する時に考えられるリスクの説明はもちろん、媒介契約の種類の説明やどの様な方法で宣伝するのか説明があるのも重要です。

査定額以外の説明もあると良い

実際に家を売却するとわかることですが、戸建ての場合はマンションにはない解決しなければならない問題がいくつもあります。

戸建ての場合、家の境界線の調査の他にも水道のひき方を調査して解決する必要があるのですが、特に問題になるのが工場兼家屋として使われている物件です。

1階を工場で使用していた物件というのは必ず土地が汚染されていないか検査を依頼しなければなりませんし、鉄骨造の建物なら振動が発生する大掛かりな工事をしなければなりません。

その他にも不要な家具などの撤去など、売却までにやらなければならないポイントがいくつかあるので、それらの課題を事細かく説明してくれる業者を選ぶのがおすすめです。

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