念願のマイホームを購入したばかりの頃は、常に家のなかを清潔にしようと心がけるものですが、忙しさのあまりリビングやキッチンばかりを優先してしまい、細かな場所の掃除を忘れてしまうことがあります。
実は家のなかの掃除で特に気を付けなければならないのが通気口や24時間換気のフィルターで、毎月の掃除を疎かにすると壁紙が黒く汚れたり、換気機能付き浴室乾燥機が故障してしまいます。
ただ、リビングや寝室などの窓ガラスと網戸、IHクッキングヒーターのガラストップなど、目立つ箇所の掃除をしていると細かなところを定期的に掃除するのはとても大変なことです。
通気口の掃除を楽にする
通気口のフィルターは排気ガスや花粉が付着するので、一カ月に一度の頻度で洗わなければなりませんが、カバーを外さないと見えない箇所なので、掃除を忘れてしまうことがあります。
ただ、気密性が高い住宅にある通気口を定期的に掃除しないと、フィルタが目詰まりを起こして煤と化した排気ガスが徐々に漏れ出し、壁紙を黒く汚してしまうので注意してください。
内側のフィルターは汚れても洗えるので10年以上使うことができますが、洗い方に問題がある穴が開いてしまいますので、マイホーム入居後から予備として数枚追加購入するのがおすすめです。
正直、通気口内のフィルターを毎月定期的に掃除するのはとても大変なことですし、それだけでは壁紙の汚れを完全に防ぐことはできないので、我が家では通気口の外で排気ガスや花粉をブロックすることにしました。
最初は東洋アルミの通気口用フィルター、パッと貼るだけ屋外用をサイズに合わせてカットし使用してみたところ、結果はとても良好で通気口内部のフィルター掃除が半年に一度のペースとなりました。
当然ながら屋外に貼り付けたフィルターは汚れてしまうので、三ヶ月に一度のペースで貼りかえる必要がありますが、部屋の中に入る花粉や排気ガスの量を確実に減らすことができます。
屋外側の通気口に汚れが付着しているとフィルターが簡単に剥がれてしまいますので、まずは表面の埃や砂を雑巾できれいに拭き取り、網の部分より大きくカットしたものを貼り付けてください。
最初の頃は屋外用のフィルターを半分にして貼り付けていましたが、コストパフォーマンスが悪いので、最近は簡単に貼り付けられる換気扇フィルターをサイズに合わせてカットして使用しています。
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24時間換気・浴室乾燥機
マンションなどの気密性が高い住まいには、浴室乾燥機が使える24時間換気システムがありますが、目詰まりを起こしたフィルターを長期間そのままにすると機器に負荷をかけてしまいます。
24時間換気システムのフィルターは、バスルーム、洗面所、トイレの三ヶ所にあるだけですが、洗剤を吹きかけた後に歯ブラシで汚れを落とし洗い流す必要があるので、意外と掃除が面倒に感じてしまいます。
そこでおすすめなのが東洋アルミのパッと貼るだけ!換気扇用ホコリとりフィルターで、換気扇の上から貼り付けて汚れたら交換するだけという、とても簡単に掃除ができる優れものです。
このパッと貼るだけ!換気扇用ホコリとりフィルターは8枚含まれており、洗面所とトイレだけなら4ヶ月も使うことができるので、毎年3セット購入して1年間通して在庫がなくならないようにしています。
因みにこのフィルターを使用したとしても徐々に換気扇の網に埃が付着するので、半年に一度の掃除は欠かせませんが一枚の価格を考えると高くもないので、気になる方は一度お試しください。
お風呂上りに浴室の乾燥ボタンを押す時に現れるフィルタの掃除サインをみると、お風呂上りでサッパリした気分も一気に吹っ飛ぶくらいブルーな気分になりませんか。お風呂場やトイレのフィルタは高い場所に付いているだけに旦那さんの役割というご家庭[…]
浴室のカビはバイオで守る
カビキラーなどの塩素系漂白洗剤を使えば、お風呂場に繁殖したカビを簡単に取り除くことができますが、掃除をするまでの間はカビを吸い続けることになるので、健康被害にあわないか心配になります。
塩素系の漂白剤をバスルームに散布するのは簡単なことですが、きつい臭いが体に染み付くだけでなく他の洗剤と混ぜると危険なガスが発生するので、窓がない浴室ではあまり使いたくありません。
そこでおすすめなのが、バイオの力でお風呂場に繁殖するカビを抑制する製品で、これを壁に貼りつけるだけで浴室内に拡散した微生物が、あなたや家族に降りかかる健康被害を予防してくれます。
ただ、最初の頃に使用していた製品はデザインが悪いのと、天井や壁に貼り付けたシールが剥がれないので、今はかわいらしいバイオラボの製品を愛用しています。
使い方はとても簡単で、微生物の住処となる製品本体を直接シャワーが当たらない壁の高い位置に貼り付けた後に、デコレーション用のシールを使いバスルームを装飾するだけです。
バイオ製品そのものには繁殖した黒カビの染みを取り除く力はないので、まずはカビキラーなどの塩素系洗剤で徹底的に掃除してからご利用ください。
こちらは入居してから八年経過した我が家の浴室ですが、バイオ製品を使い始めてからは目に見える黒カビの繁殖がなくなりましたので、掃除がとても楽になりました。
バイオの効果は六ヶ月持続するので一年間に二個買うだけで済みますし、何よりも黒カビの胞子を吸い込むリスクを減らすことができるので、絶対におすすめの製品です。
ただし、このバイオ製品は嫌な黒カビの繁殖は防いでくれますが、ピンク色のカビには効果がないので石鹸やシャンプーの洗い流しや、定期的なバスルームの掃除は欠かせません。
また、塩素系洗剤を使用すると浴室内に拡散した微生物が死滅していまいますので、黒カビの繁殖が目視できるまでは強烈な洗剤は使用しないようにしてください。
お風呂場は湿気が多い場所なので、いつも清潔にしていてもカビが繁殖してしまいます。念願のマイホームをカビから守ろうと、業者に依頼してお風呂場を防カビコーティングをしても、5年もすれば効果が弱くなります。我が家のお風呂場も、暮ら[…]
換気扇の掃除テクが不要
大掃除のシーズンになると、換気扇内部を簡単に掃除するテクニックを紹介するテレビ番組の放送が増えますが、そもそも汚れなければ掃除するテクニックは必要ありません。
こちらは入居してから10年経過した我が家のキッチンにある換気扇ですが、今でも内部はサラサラなので年末の大掃除の時は簡単な拭き掃除で終わります。
換気扇の掃除を楽にする方法はとても簡単で、ドラッグストアなどで売られている換気扇用フィルターを使用するだけで、油が内部に侵入するのを防いでくれます。
ただ、一般的な製品は白い換気扇フィルターを使用すると見た目が悪くなることもあり、新居にママ友や同僚を招待することを考えると、あまり使いたくないと思う時があります。
そんな時におすすめなのが、東洋アルミのパッと貼るだけ深型用フィルターで、換気扇のサイズに合わせてカットして貼り付けるタイプなので、見た目重視の方に大変おすすめです。
ただ、換気扇のサイズに合わせてカットするということは、一般的に売られている製品と違い隙間から汚れた空気が侵入する可能性が高くなるので、マスキングテープで補強する必要があります。
また、フィルターサイズが最小限なために、一般的な製品よりも換気扇の外側で汚れる部分が多くなるので、本当に見た目を重要視したい方におすすめしたい製品です。
このフィルターは油をしっかりブロックするので、何も対策していない換気扇よりも断然大掃除が楽になるのは間違いありませんが、過度に期待するのは禁物です。
ただ、この換気扇深型用フィルターは、先程紹介した通気口の汚れやバスルームの扉に溜まる埃をブロックする方法にも使えるので、一度お試しいただくだけの価値は十分にあります。
IHの頑固な油汚れ
ガスコンロよりも掃除がしやすいビルトインIHクッキングヒーターですが、ガラストップに付着した汚れを丁寧に拭き取らないまま使用していると、焦げた油が頑固にこびりついて取れなくなります。
ガラストップの頑固な油汚れを落とすには、重曹に少しの水を振りかけて丸めたラップで研磨すれば良いのですが、これがなかなか時間がかかる面倒な作業で嫌になります。
そんなビルトインIHの掃除を楽にしてくれるのが鍋やフライパンの下に敷くマットで、これを使うだけでガラストップの加熱口に付着する汚れを簡単に防ぐごとができます。
このIH用マットは寿命があまり長くない、製品選びを間違えると揚げ物の温度センサーが誤動作する、マットが滑りやすなどの短所もありますが、かなりの汚れを防いでくれるので重宝しています。
ただ、IH用マットは使用するビルトインIHとの相性や品質の差が大きいですし、頻繁に買い替えるのも面倒なので現在はマットを使わず、その都度掃除するようにしています。
今回の趣旨とは少し違いますが、ビルトインIHクッキングヒーターのガラストップを掃除する時は、油汚れが簡単に落ちるアルカリ電解水を使用して頑固な汚れにならないように予防しています。
因みに、アルカリ電解水にはセスキ炭酸ソーダ入りの物もありますが、このタイプは金属に使えませんので十分注意してからお使いになるか、セスキ炭酸ソーダが含まれていない物をお求めください。