お産に関するまとめサイトやマタニティー本などを参考に便利グッズを買い揃えてみたものの、役立つものもあればそうでないものもありました。
世の中何でもそうで、実体験のない情報を頼りすると、思い通りにいかないことの方が多いようです。
例えば、出産時のおすすめアイテムとして紹介されていた長袖の入院着ですが、陣痛促進剤などの点滴を使用する場合は、腕に刺した針が袖を通らなくてかなり痛い思いをします。
他にも購入したものの新生児には早すぎるなど、お産の時にあると便利と紹介されていたものを一度も使用することなく持ち帰るケースもありました。
そこで今回は、娘の出産で入院した時に便利と感じたグッズについてランキング形式で紹介します。
出産前の入院にあると便利な物
出産する部屋となるLDRでは、陣痛を促進させるためにリラックスした音楽を聴いたり、バランスボールに座りながら運動したり、足の痛みを解消するのに足湯をするなど、とても多くのことをこなさなければなりません。
LDRでの過ごし方は母体やお腹のなかの赤ちゃんの状態により異なるのですが、ある日突然緊急入院ということを想定して、最低でも出産予定日の3か月前には入院の準備をしましょう。
第五位 足のむくみ解消グッズ
出産する前から足がむくみますが陣痛が進むと更に晴れ上がり痛みが強くなる場合があるので、足をマッサージしたり温めるグッズは必須です。
分娩用ベッドに寝ている時はマッサージ器などの電動器具は使用できないので、レッグウォーマーか圧着ソックスを利用するのがおすすめです。
むくみの解消グッズをフル活用しても産後の足は大きく腫れあがるものですが、痛みが辛くならないようにフットケア用品を使用するようにしてください。
LDRで足湯ができるのであれば積極的にした方が良いのですが常に足湯ができる状況でもないので、昼と夜に履き替えしなくても済むホットキュットの夜用をおすすめします。
ダッコ dacco マタニティ着圧ソックス ホットキュット 夜用 M-Lサイズ(足首20cm~24cm ふくらはぎ32cm~38cm)...
第4位 衣類乾燥機
出産とは直接関係ありませんが、院内感染を予防するためにランドリーがない場合が多いのでランドリーサービスを利用するか、洗濯物を自宅で洗わなければなりません。
就寝前に洗濯物を干しても自然乾燥で翌朝までには乾きませんので、我が家では衣類除湿乾燥機をフル活用しました。
熱風で衣類を乾燥させる浴室乾燥もありますが洗濯物が縮む恐れがあるので、春夏秋冬1年中使える衣類除湿乾燥機を購入しました。
衣類乾燥除湿機は洗濯物を瞬時に乾かすものではありませんが、確実に洗濯物を乾かしたいという状況では頼りになります。
ただ、秋や冬などの空気が乾燥する季節の出産であれば、浴室乾燥機や衣類除湿乾燥機ではなく、電気代の安いサーキュレーターでも十分に洗濯物は乾きます。
衣類除湿乾燥機と一緒に使用したのはバルミューダーのGreenFan Cirqというサーキュレーターで、ファンの向きを垂直にして洗濯物の下から風を送ることができます。
サーキュレーターは電気代が安くて洗濯物を乾かすのにおすすめですが、赤ちゃんが産まれた後は使えないので予算に余裕があるなら衣類除湿乾燥機の購入をおすすめします。
第3位 広い袖の服
出産するまでに必ず揃えなければならない授乳対応のマタニティパジャマですが、出産が長期化することを想定して袖の広い物を用意してください。
陣痛促進剤を投与する出産が長期化した場合、点滴の針を付けたまま着替えることになるのですが、入院着の袖が狭いと針が通らずに困ることになります。
陣痛促進剤を使わない順調な出産であれば袖の広いパジャマでなくても大丈夫ですが、何日も点滴の針をつけたまま着替えるのは大変です。
我が家の娘は陣痛促進剤を5日間投与しても産まれない難産でしたので、急遽点滴の針が通りやすいパジャマを購入することにしました。
ただ、袖の広いマタニティパジャマを探すのは困難なので、速い段階でネット通販で検索して購入することをおすすめします。
袖が広いマタニティパジャマがない場合は、少しでも針が通りやすいように前開きの物を選んでください。
第2位 ペットボトルストローキャップ
陣痛の時は横になりながら過ごすことが多いので、ペットボトルに装着できるストローキャップは必須のアイテムです。
特に陣痛促進剤を使用する時は動きが制限されるので、ペットボトルストローキャップはなくてはならない存在です。
ペットボトルストローは情報誌や情報サイトなどでも紹介されているメジャーなアイテムですが、全てのペットボトルに対応している訳ではありません。
聖路加国際病院の売店で売られている聖路加水では使用できましたが、地下1階の自販機で売られているミネラルウォーターでは使用できませんでした。
ミネラルウォーターを何本もストックする前に、ペットボトルストローキャップが使えるか確認することをおすすめします。
1位 ポータブルAiR
L.D.Rのベッドは出産に特化したものなので固いのですが、体の重みで次第に脚が痛くなるので頻繁に体の向きをかえなければなりません。
ただ、お腹が大きいとベッドの上で向きをかえるのも大変ですし、体の向きによっては陣痛促進剤を使用する時のチューブが邪魔になります。
そこで大活躍したのが東京西川のポータブルAiRで、このクッションがない時は20分に一度は体の向きをかえていました。
ポータブルAiRがあると大分楽になるようで、長い時間同じ体制でも耐えることができました。
元々妊娠中に尾てい骨が痛くなるのを緩和させるために購入したものですが、まさか分娩室で役に立つとは思いもしませんでした。
出産後も座りながらの授乳に利用するとお尻が楽になりますし、何かと使うシーンが多いので出産する前に用意しておくと長く使えて便利です。
因みに、緊急で購入した安物のクッションはサイズが大きいのと薄くて全く効果がなく邪魔なので捨ててしまいました。
出産後にあると便利な物
LDRでの生活では動きが取れない状態の体をサポートするグッズがあると便利ですが、産後の入院では母体のケアと赤ちゃん授乳をサポートするアイテムがあると便利です。
5位ガラガラ
初めてのおむつ替えはただでさえ慣れないのに、元気な赤ちゃんは足をバタバタさせて、なかなかおむつをかえさせてくれません。
そこで役立ったのが、白と黒のコントラストがはっきりした音がなるガラガラで、視力の弱い赤ちゃんでも注目して大人しくしてくれます。
全ての赤ちゃんに効果があるとは断言できませんが、誰かがガラガラで注意を引き付けている間におむつを交換すると楽になります。
4位ペットボトルストローキャップ
LDRで重宝したペットボトルストローキャップですが、慣れない授乳が始まるとペットボトルのキャップを開け閉めする余裕すらないので、ペットボトルストローキャップがあると便利です。
帝王切開後は、エコノミークラス症候群を予防するためにベッドの上で足のマッサージを受けるのですが、身動きが取れない状態で寝るので楽に水分補給ができるペットボトルストローキャップは必須です。
ペットボトルストローキャップは数百円で購入できるのですが、それ以上の価値が十分になる便利なグッズです。
3位フットケア商品
産後の足は大きく腫れあがるので、入院中に履くスリッパや退院時に履く靴は大き目なものを予め用意してください。
足のむくみを少しでも解消するように足を高くして寝るのはもちろん、フットケア用品を使用したり足を動かして血の流れを常に意識しなければなりません。
ただ、帝王切開などの麻酔を行う手術は血流を悪くすると脳卒中などの大きな病気になる可能性もあります。
足を締め付けるフットケア用品を使用する時は、事前に助産師やドクターに相談してください。
2位肩こり解消グッズ
授乳に慣れていないと肩や背中に力が入り過ぎて肩こりになりますので、肩や背中を温めたり揉んでほぐすアイテムがあると便利です。
院内に電動器具を持ち込むのが難しい場合は、旦那さんにマッサージしてもらうことにして、自宅ではマッサージ機を利用するとお互いが楽になります。
以前母親にプレゼントした携帯可能なマッサージ機ドクターAIRを使用していますが、予算に余裕がある方は背中全体をマッサージできるタイプが断然おすすめです。
マッサージをした後は血流を良くするために必ず水分補給することを忘れないでください。
1位ポータブルAiR
出産は母体に計り知れないダメージを与えますので、座るときの痛みを軽減するポータブルAiRがあると便利です。
LDRのベッドと比べて入院用のベッドは柔らかくて寝心地は良い方ですが、座りながらの授乳をする時にポータブルAiRがあると楽でした。
電動のマッサージ機やフットケア商品はなくても構わないですが、ポータブルAiRだけは万が一の時を考えて用意することをおすすめします。