2017年マンションモデルルームを見学して感じたこと

現在住んでいるマンションは、10年過ぎる前に住み替える予定で購入したのですが、気が付けば既に9年もの月日が流れ、我が家だけでなく世の中の状況も大きく変わりました。

9年前の2008年といえば、新築分譲マンションの建設ラッシュで盛り上がる好景気の雰囲気をリーマンショックが木端微塵にぶち壊し、中堅どころのマンションデベロッパーだけでなく、上場している建設会社までもが相次いで倒産しました。

今回は、9年ぶりに新築分譲マンションのモデルルームの見学をして思う個人的な感想なので、誰かの手助けになる内容でもありませんし、何かを批判するようなものでもありません。

久々にモデルルームを見学して感じたことをそのまま書いたもので、なかには不快に思われる方もいるかもしれませんので、お時間と心に余裕のある方がご覧いただく内容です。

今は新築マンションの数が少ない

2013年に発生した東日本大震災の復興、2016年に発生した熊本地震の復興、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックの建設など、様々な要因で作業員が圧倒的に不足している状況が続いています。

また、資源の高騰や働き手の不足、多くの中堅デベロッパーや建設会社が倒産したことで、新築分譲マンションの建設数が大幅に減少しています。

駅で配布されている無料カタログのページ数の少なさをみると、2017年の新築マンション分譲数が極端に少ないのがわかります。

供給数が少なくなると価格が高くなるのは経済の常で、一部のお金持ちや外国人がマンションを購入しているか、高額な住宅ローンを組まざるを得ない状況を考えると、一般人には大変厳しい状況にあるのは間違いありません。

都心のマンションは高すぎる

2014年4月に消費税の増税がありましたので、仮に6,000万円の物件を購入した場合、480万円の税金を支払うことになります。

2009年当時の消費税が5パーセントなので、300万円の負担から480万円になりますが、今の分譲マンションが高いのは消費税の問題ではありません。

過去と比べるとマンションの供給数が激減しているので、デフレ時代にも関わらずマンションだけがインフレ状態にあるわけです。

もちろん、大手マンションデベロッパーを避けたり、土地の値段が安い地域を選べば買えない金額ではありませんが、今よりも良い環境で暮らしたいと思うのが人情というものです。

不動産業界に、西高東低という典型的な日本の冬型の気圧配置のような言葉があるように、マンションは西側の方が値段が高くなりますが、一部の地域を除いては東側もかなり高く、無理をしなければ買える値段ではありません。

オールドタイプの高級感

今回見学したマンションのモデルルームは、大手デベロッパーでしたが、結構古い時代の高級感を感じさせるデザインでした。

大理石や御影石をふんだんに使うのは構いませんが、9年前のモデルルームでみたデザインで、新鮮さが全くありません。

賃貸住宅に住んでいた時ならともかく、長年明るくて広い家に長年住んでいると、狭くて暗くて高級な設備のマンションにはあまり魅力を感じなくなるようです。

それと、長年ビルトインIHクッキングヒーターを使用していると、ガスレンジを使用しているレンジのスペースがとても狭く感じましたし、9年前よりも確実にグレードダウンしていると感じました。

マイナス要素は価格に反映されない

マンションの値段は単純に都心からの距離で決めているので、トラックの交通量が多く騒音や粉塵が心配されるような立地でも、強気の値段で売り込んできます。

建設予定地をみて再認識したのですが、価格が高いマンション=住みやすいマンションではないと思いますので、ブランドやセールストークに騙されないようにしてください。

都心に近いからと景色が悪くてトラックの交通量が多いマンションに大金を払うくらいなら、高価でも住みやすい場所のマンションを探した方がお得だと思いました。

これはあくまでも個人的な意見ですが、狭くて高くて景観が悪くて間取りが面白くない大手マンションよりも、無名だけど解放感のある間取りで景色の良いマンションの方がおすすめです。

若い頃は高級なマンションの設備に憧れたものですが、設備なんてものは10年もすれば劣化しますし、それよりも眺めの良い景色に価値を感じるようになりました。

低金利時代の住宅ローンには気を付けて

モデルルームの見学に行くと物件の説明を一通りした後にマンション価格を見せてもらえるのですが、今のマンションの価格をみると、開いた口が塞がらなくなります。

そこで担当者が言うのが、今は低金利時代なのが唯一の救いで、物件の高騰を金利がカバーしてくれるというのです。

確かに今の時点では嘘ではないのですが、金利が上がるしかないという状況で言われても、全く説得力がありません。

金利上昇を考慮して支払い額の上限が決められている変動の住宅ローンもありますが、金利が上昇しすぎると元金が1円も減らないリスクがあるのです。

超低金利時代が35年間続くかもしれませんし、不測の事態には住宅ローンの借り換えで対処できるかもしれませんが、今の変動金利は少しリスクが高い気がするのではないかと個人的に思います。

金融アナリストのいうことでさえ当たらないのに、素人の考えなどなんの役にも立たないと思いますが、低金利時代だからこそ固定金利を選択するという方法もあることを頭の片隅に入れておくと良いかもしれません。

ダメ元で値引き交渉はしよう

マンションは値引交渉しないのが美徳とする人もいるかと思いますが、今は一般人には手が届かないくらい高価な買い物なので、値引き交渉をしてみてはいかがでしょうか。

人気のマンションならお引き取りくださいと言われるだけですが、周辺環境が悪すぎるマンションなら交渉する余地は十分にあります。

外国人の購入希望者の数も減少しているので、500万円の値引きは無理でも100万円くらいの値引きは応じてくれるかもしれません。

今回見学したマンションは、あまりにも周辺環境が悪いので購入するつもりはありませんが、売り出したばかりなのに値引きの可能性を聞いてみるうと、感触として門前払いという訳でもなさそうです。

戸建ても視野に入れる

中身がない割に随分と話が長いのでここら辺にしておきますが、オリンピック終了、金利の上昇、少子化、空き家問題なと、ネガティブなことばかり考えていくと、無理して高額なマンションを買うより、戸建てを購入した方が良い気がしてきました。

ただし、残り何年生きるかわかりませんが、築30年を迎えた戸建ての状況を考えると、60歳くらいに戸建てに住むことができればベストだと考えていますが、そう都合よく事が進むとは思えません。

とりあえず何も考えないよりかは非現実的でも考えた方が良いので、これからも試行錯誤しながら生活していきますが、お金に余裕がないと生きるのも大変だとつくづく感じます。