ベビーチェアで人気なのがベビービョルンのスタイリッシュなハイチェアですが、今回はデザインよりも長く使えるという点を重要視して、ストッケのトリップ トラップを購入しました。
価格やデザイン重視でベビーチェアを選ぶとベビービョルンになりますが、大人も座れる丈夫さや長く使える設計構造に魅力を感じて、ストッケトリップトラップを選びました。
そこで今回は、ベビーチェアの定番と言われているストッケトリップトラップが本当に良いものなのか、月齢6か月から2歳3か月まで使用して感じた感想や使い方を紹介します。
テーブルで食事をするならベビーチェアは必須
ストッケのベビーチェアを購入する前は、足太赤ちゃんでも楽に座ることができるテーブル付きのカリブに座らせたり、ダイニングテーブルの椅子に座りながら足を組んで食べさせていました。
小さな赤ちゃんを不安定な場所に座らせるのは流石に危ないと思い、怪我をする前にベビーチェアを買うことを考え何件かインテリアショップを回りましたが、どれも微妙な感じで購入には至りませんでした。
IKEAで売られているベビーチェアはレストランで実際に試すことができるので利用してみましたが、母親譲りの太い脚では窮屈な上に体重を傾けたら転倒するのが想像できたので購入しませんでした。
床の上に座りながら生活するスタイルであれば転倒の心配をする必要はありませんが、子供の足が短くなるのを心配して最初からテーブルで食事をすると決めていたので、安全なベビーチェアを探しました。
丈夫だから長く使えるベビーチェア
ストッケトリップトラップは、知る限りベビーチェアのなかでは一番安定性に優れている点や、子供の成長に合わせて高さを調整できる仕組み、大人でも座れる丈夫さに魅力を感じて購入しました。
トッケトリップトラップがいくら頑丈だからと子供が大人になるまでス使わせるつもりはありませんが、成長に合わせてダイニングチェアを何度も買い換えることを考えると、大金を支払う意味がでてきます。
ベビービョルンのハイチェアが2万5千円なのに対し、ストッケトリップトラップはオプション込みで5万7千円以上もするので悩みましたが、小学校を卒業するまで使用できたなら年間5千円以下になると自分に言い聞かせて購入しました。
値段やデザインをみるとベビービョルンのハイチェアの方が魅力的ですが、使える期間がストッケトリップトラップと比べるとかなり短いことや、安定性に不安を感じてしまいました。
ストッケトリップトラップも公式サイトでは対象年齢を36ヶ月としていますが、正規販売代理店では大人でも座れる丈夫な椅子なので10歳までなら普通に使えると説明していますし。
ストッケトリップトラップの頑丈さは安心感は、百貨店やベビーショップのサンプルを少し体験しただけでわかるものではなく、実際に購入して長く使用しなければ実感できるものではありません。
説明書を読めば組み立ては簡単
ストッケのトリップ トラップの組み立てはとても簡単で、スムーズにいけば30分以内に組みたてることができますが、ハーネスのオプションを付けるなら組み立てる前に説明書を確認するのがおすすめです。
付属している六角レンチ1本で組み立てができるので、IKEAの家具のような感覚で簡単に組み立てることができますが、ボルトネジを強く締める必要があるので組み立ては力の強い人にお願いしましょう。
IKEAの家具とは違い日本語マニュアルも同梱されていますし、組み立てるための部品も少ないですし釘打ちもないので、時間をかければ誰でも失敗することなく組み立てることができます。
ストッケトリップトラップの組み立てでミスをするとしたら、ハーネスのオプションを取り付けるのを忘れたり、座る時に足を乗せる板を逆に差し込むくらいで、仮に間違えたとしても修正可能です。
膝が直角になるように高さを調整する
他のメーカーのベビーチェアは足を乗せる位置の高さが固定されているのに対し、ストッケトリップトラップは赤ちゃんが安心して座れるように、足の長さに合わせて板の位置を細かく調整できるのが最大の魅力です。
足を乗せる高さ調整はとても大切で、こちらの画像のような状態では足を動かした拍子にぶつけて傷めてしまいますし、足の裏が着地しない状態だと赤ちゃんが落ち着かないと言われています。
どのベビーチェアにも共通して言えることですが、子供を座らせる時に足の裏が板にしっかり付くようにした上で、膝の角度が90度になるように高さを調整してください。
足を乗せる板を固定する前に赤ちゃんをベビーチェアに座らせるのは危険なので、事前に足の長さをメジャーで測り板を差し込む位置を確認するのが効率的です。
おすすめのオプション
ストッケトリップトラップは、頑丈で長く使える製品なだけに本体だけでも十分に魅力を感じるベビーチェアですが、オプションを使うことで安全性や利便性が向上します。
冷え対策のクッション
木製のベビーチェアは温もりを感じるので人気ですが、実際は座ると冷たくて体を冷やしてしまうので、オプションのトリップトラップクラシッククッションも購入してください。
我が家でもベビーチェアが汚れることを想定してオプションのクッションを購入しましたが、汚れ防止よりも冬の寒さが伝わる木製ベビーチェアの冷たさ対策をするのが大切だと思いました。
箸やスプーンが上手に使えない小さな子供は、手掴みでも食べ物をテーブルや床にこぼしてしまうので、ベビーチェアの汚れが心配になりますが、ストッケトリップトラップは汚れに強いので掃除が簡単です。
赤ちゃんを守るハーネス
食べるのが苦手な月齢10か月の娘はベビーチェアに座るのが嫌らしく、自力では降りられないのに食事中に立ち上がり脱出を試みるようになり、何度もハーネスに助けられました。
赤ちゃんは高い所から落ちると大きなケガになるということを理解できていないので、ベビーチェアの上に立ち上がることや床にダイブしようとするので、ハーネスは絶対に必要になります。
いやいや期に突入した頃からハーネスを拒否しだしたので、気分を変えるために低いイスとテーブルで食事をするようにしましたが、3か月もすれば忘れたかのように座るようになりました。
ベビーチェアの上に立ち上がるまでは窮屈に感じるハーネスを取り付けずにいましたが、使いたい時が訪れた時に部品が装着されていないことに気が付き、ボルトネジを緩めることになりました。
トリップトラップベビーセット
トリップトラップベビーセットは、ハーネスと同じで乳幼児がベビーチェアから転落するのを防止するガードなのですが、トレイを装着するにはトリップトラップベビーセットが必要になります。
乳幼児の転落防止という意味では、ハーネスよりも安定性のあるトリップトラップベビーセットのがおすすめですが、動けるようになると脱走しようとするのでハーネスとセットで使うのがおすすめです。
我が家では、あまりにもベビーチェアに座るのを嫌がるので、2歳からトリップトラップベビーセットを外してみたところ、自分で乗降りができることが楽しいのか嫌がらなくなりました。
ただ、ベビーチェアの中心に座ろうとしない時や、体を横に傾けて遊んだりすることもあるので、トリップトラップベビーセットを外すなら常に子供から目を離さないようにする必要があります。
床を汚さないストッケトレイ
1歳になると手掴みで食べ物を食べたりコップでお水を飲んだり、自分からスプーンやフォークを使うなどの急成長をみせますが、まだ上手に食べられないのでテーブル周辺の床が悲惨なことになります。
高さの合うダイニングテーブルがあればストッケトレイも必須ではありませんが、トレイのデザインが少しの水なら床へ流れ落ちたり食べ物が床まで転げ落ちる防いでくれるので掃除が少し楽になります。
こちらのトレーも、トリップトラップベビーセットと同じく2歳を境に外してしまいましたが、食べながら水遊びを繰り返す1歳の実験から何度も助けられた思い出深い品物です。
ストッケトレイをストッケトリップトラップに装着するには、乳幼児の転落をガードするトリップトラップベビーセットが必要になるので、セットで購入することをおすすめします。
お絵描きシートがあると便利
自分で遊びながら世の中のことを学ぶ乳幼児は、床に物を落としたりコップに手を入れて水をこぼすのを何度も繰り返すのですが、意識的にストッケトレイの外に物を落したり水をこぼそうとします。
乳幼児が床に物を落とす行為は悪戯ではなく、自分が産まれた世界の仕組みを学ぼうとしているだけなので、無下に止めさせるのは良くないことですが床にわざと食べ物や飲み物を落されると大変です。
そこで、我が家では防水と汚れ対策に水で絵がかけるシートをストッケトリップトラップの下に敷いて、床が直接汚れないようにしていたのですがシートの洗いすぎでお絵描きができなくなりました。
我が家は新聞の定期購読をしていないのでお絵描きシートを使いましたが、汚れる度に洗うのが面倒と思う方や廃棄する新聞紙のストックがあるなら、それらを有効活用してください。
離乳食を食べさせるためにベビーチェアの王様、ストッケトリップトラップを購入したものの、ダイニングの床が汚れないようにするシートが決まらないまま時が過ぎていました。離乳食をデビューした頃は夢中になりながら食べてくれたのですが、次第に物[…]
ベビーチェアを嫌がる時の対策
赤ちゃんに離乳食を食べさせるために購入したストッケトリップトラップですが、人気の定番アイテムだからと問題が全くないという訳ではないことに、暫くしてから気が付きました。
最初の頃は物珍しさから娘も大人しく椅子に座りながら離乳食を食べていましたが、椅子に慣れてくると座るのに飽きるのか身動き取れないのが嫌なのか、ハーネスを拒否したり脱出しようとします。
あまりにもストッケトリップトラップに座るのを嫌がるので、気分を換えるためにコンパクトで可愛いデザインの椅子を購入し、他のテーブルでご飯を食べさせたりしました。
その後もベビーチェアを嫌がるのが続いたので、2歳頃から窮屈に感じるストッケトレイとトリップトラップベビーセットを外してみたところ、自分から進んで座るようになりました。
トリップトラップベビーセットを装着していた時は抱き上げなければ座れませんでしたが、オプションを外すことで自分の力と意思で乗降りできるようになるのが嬉しいみたいです。
ただ、それと同時に足を乗せる板に座り込んだり横を向きながら座るなど、本来の使い方とは違うことをしようとするので何度も注意するのですが、人の言う事を聞かない時期なのでとても苦労しました。
ストッケトリップトラップで賢い子供に育てる
我が家では掃除機の操作やネジ締めなど子供がやりたがる事なら多少面倒でもやらせることにしているのですが、何でもやりたがる気持ちがエスカレートしてご飯を作りたいと言うようになりました。
最初の頃は床の上に座りながら一緒にお米を研いだり、ゆで卵の殻を剥いたりニンジンの皮をピーラーで剥く程度でしたが、最近は包丁で野菜を切ったりフライパンで炒め物をやりたいらしく、お手伝いをさせないと後が大変です。
最初は片手で子供を抱き上げながら一緒に炒め物を混ぜていたのですが、体重が10kg近くになると腕が疲れて大変なので、最近ではストッケトリップトラップの上に立たせながら一緒にお料理しています。
ストッケトリップトラップは、足を乗せる板の幅と奥行きが広いのでバランスを崩して転落することもありませんし、傾いて転倒することもないので脚立を利用するよりも安心です。
ただし、メーカーが推奨するベビーチェア本来の使い方ではいので、親の付き添いなく子供を立たせたり子供から絶対に目を離さないなどの安全に配慮しながら、親の責任下でお手伝いさせてください。
まだ上手に調理道具を使えない子供にお手伝いをさせると、通常の3倍以上の時間がかかりますが、道具を使うことや料理の匂いを嗅いだり味見したり、温度変化を体で感じることは刺激になります。
子供の脳内ネットワーク形成は3歳になる頃がピークと言われているので、まだ小さい子供だからと何もお手伝いをさせないのは勿体ないことなので、お料理やお掃除の手伝いは積極的にやらせてください。
他にもストッケトリップトラップでお絵描きなどをさせれば、正座して足が短くなる心配やO脚になるリスクも少なくなるので、何かをする時はできるだけベビーチェアに座らせるようにしています。