衣類乾燥除湿機は価格と性能のバランスがとれたシャープ製がおすすめ

生活家電のなかでも電子レンジや卓上IH調理器などの調理家電ならパナソニック製品がおすすめですが、布団乾燥機や衣類乾燥除湿機を買うならシャープ製がおすすめです。

衣類乾燥除湿機というジャンルに今まで興味がありませんでしたが、赤ちゃんが産まれてから空調に気を使うようになり、様々なメーカーの製品を実物をみながら製品を比較しました。

値段や性能などをトータルで調べた上で、シャープの衣類乾燥除湿器を購入しましたが、きちんと製品の特長を理解しないと失敗する恐れがあると思いました。

そこで今回は、まだまだ認知度の低い衣類乾燥除湿機ですが、これから急成長する市場でもあるので、これから製品選びをされる方のために、シャープの衣類乾燥除湿機を選んだ理由と、安く賢く買う方法などについて説明します。

衣類乾燥機除湿機を購入した理由

そもそも今までは、衣類乾燥除湿器の必要性を感じてきませんでしたが、子供が産まれてから洗濯機を一日中稼働させるくらい洗濯物が増えたので、素早く衣類を乾燥させる必要がありました。

冬や梅雨以外は、朝に洗濯機を回して日中に洗濯物を干せば乾いたので、浴室乾燥を使う必要がありませんでしたが、今では夜も洗濯機を使います。

子供をお風呂に入れた後の浴室は湿度が高いので、夜は部屋干しするしかありませんが、夜の部屋干は乾きが悪いですし生乾きの臭いがしてしまいます。

赤ちゃんの衣類を雑菌まみれにする訳にはいかないので、梅雨や夏に向けて部屋の除湿もできる衣類乾燥除湿機を購入しました。

洗濯物が乾く仕組み

濡れた洗濯物は、周りの乾いた空気に湿気を吸い取られて乾いていくのですが、湿気の多い空気が洗濯物の周りにあると乾いてくれません。

そこで、湿気のある空気を洗濯物の周りからなくなるように風で飛ばし、再度乾いた空気に湿気を吸い取らせるということを繰り返すことで、洗濯物が乾いていきます。

真冬の空気が乾燥している時期は、サーキュレーターを洗濯物に向けて動かせば、空気の加湿もできて一石二鳥ではありますが、湿度の高い梅雨や夏場は室内の湿度が更に上がるので、エアコンの除湿を併用しなければなりません。

エアコンの除湿は、空気を温めて乾燥させて冷やして空気を送りだすので、衣類乾燥除湿機よりも電気代がかかりますし、ピンポイントで洗濯物を乾かすことができません。

また、部屋干しで室内の湿度が上がると、気温が低くても熱中症になる可能性が高くなるので、衣類の乾燥だけでなく赤ちゃんの健康のためにも除湿機は必要になります。

シャープ製の衣類乾燥除湿機を選んだ理由

ハイブリッドタイプで高機能でパワフルで最上級の衣類乾燥除湿機が欲しいなら、パナソニック一択となりますが、大きい、重たい、お値段が高いので手を出しにくいのが正直なところです。

その点、シャープ製の衣類乾燥除湿機は、コンプレッサー式の割りには比較的コンパクトな方ですし、買い方を間違えなければ手頃な値段で手に入ります。

パナソニックの衣類乾燥除湿機は、キャスターがついている製品があるものの、最上級の製品だと本体が17.4kgもあるので、段差のある場所を気軽に持ち上げて越えられる重量ではありません。

その点、シャープの衣類乾燥除湿機は、キャスターがついているのはもちろん、本体の重量が12.1kgと男性なら難無く持ち運べるので、段差がある場所でも持ち上げて移動することができます。

また、今回紹介するシャープの衣類乾燥除湿機は、貯水タンクが約3リットルとパナソニックの製品よりも小さいのですが、本体後ろにホースの差込口があるので、浴室で連続的に除湿を行う時は便利です。

パナソニックの製品はタンクが5リットルと大容量なので、そもそもホースが要らないという考えもありますが、プレハブ住宅や空調環境の悪いサーバールームなどで使う時には、連続排水ができるシャープ製が便利です。

我が家では主にリビングでの利用を主と考えているので、連続除湿のためのホースは使用しませんが、使う場所や目的に合わせて製品を選ぶのはとても重要なことです。

梅雨や台風の季節に備えた衣類乾燥はもちろん、熱中症対策として除湿器を利用することを考えているので、部屋全体の湿度コントロールは必須です。

パナソニックの衣類乾燥除湿機は、部屋全体の除湿をするモードが10万円近い値段のする機種にしか搭載していませんが、シャープの製品は半値近い価格なのに使用できます。

衣類乾燥だけでなく、赤ちゃんが快適に過ごせる空間づくりを安く実現するために、シャープの製品を今回は選びましたが、和室に置いても違和感のないデザインというのも大きなポイントでした。

選んだ製品はコンプレッサー式

本末転倒な話ですが、コンプレッサー式の除湿機はシャープの製品に限らず、どの製品も運転音が大きいので、静音性を重要視するならデシカント式かハイブリッドタイプの製品がおすすめです。

部屋全体の除湿なら、空気清浄機やサーキュレーターのフルパワー運転よりかは断然静かですが、衣類の乾燥モードだと結構な音がしますので、夜に洗濯物を干す時は浴室か別室がおすすめです。

赤ちゃんのことを考えるとデシカント式も考えたのですが、デシカント式はヒーターを使うので室温が上がりやすく、梅雨や夏場の利用には向いていないと判断し、コンプレッサー式の布団乾燥除湿機を選びました。

除湿機の仕組みや選び方について更に詳しく知りたい方は、こちらの関連記事も合わせてお読みください。

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実際に使用してみた感想

今まで衣類除湿乾燥機とは無縁の生活をしていましたが、これ程までに快適に過ごせる家電製品とは思いもしませんでした。

我が家には0歳児がいるのでクーラーの設定温度を高めにしているのですが、除湿器を併用して使うことでかなり快適になります。

子供が産まれると洗濯物が増えますが、湿度の高い季節は洗濯物が乾きにくいので、昼夜関係なく部屋干しばかりしていますが、部屋のなかがジメジメすることもなくとても快適です。

今回購入したのはシャープ製の衣類乾燥除湿機で、パナソニックの超高級ハイブリッド式には敵いませんが、除湿能力が高く部屋の中を常に快適な湿度に保つことができます。

シャープの衣類乾燥除湿機は広い部屋をカバーできるパワーがあるので、赤ちゃんから離れた場所で運転すれば、リビング繋がりの部屋で寝ている赤ちゃんを起こすことなく除湿することができます。

また、除湿機を使用する部屋が狭い場合はフルパワーで使用する必要もないので、快適な湿度に到達した時点で弱運転をかえれば静かになります。

洗濯物を上手に乾かす

普通に部屋干しをするなら一度の運転で洗濯物を乾かすことができますが、とても過酷な環境で使うと運転時間を少し長く設定するか、洗濯物を干す時の工夫が必要になります。

極端な例ですが、お風呂から出たばかりで湿気が計測できな状態のなかで洗濯物を干して衣類乾燥をしたところ、4時間の衣類乾燥では完全に乾かすことができませんでしたが、そこそこ乾いてくれました。

普通は濡れた場所で洗濯物を乾かすことをしませんが、お風呂上りの浴室やバスタオルなどの厚手のものが多い時は、運転時間を長くセットすれば完全に乾かすことができます。

ただし、バスタオルなどの厚手のものは風があたるようにしないと、部分的に濡れたままの箇所ができますので、少し考えながら干さなければなりません。

洗濯物の高さに合わせてスイング位置を上方向か下方向かに調整し、除湿機の風がよくあたる場所にバスタオルなどの厚手のものを配置し、タオルなどの薄手のものは外側に干すと乾きやすいようです。

一度に大量の洗濯物を干すと乾燥しきれない時があるので、タイマーや自動運転なしにするか、サーキュレーターの強い風で洗濯物を乾かしつつ、除湿機で部屋を乾燥させるという合わせ技もあります。

因みに自動運転は、4時間経過したり運転開始から30分経過してから湿度が55%未満の場合に自動で切れます。

衣類乾燥除湿機を上手に購入する

今回の内容は以上となりますが、部屋の湿度が下がればエアコンの温度設定を若干高めに設定しても快適に過ごせるので、皆さんも部屋の除湿ができるシャープの衣類乾燥除湿機をおすすめします。

ただし、衣類乾燥除湿機は新製品と旧製品の違いが少ない製品なので、家電量販店で最新のものを買わずに、ひとつ古いモデルを購入した方が断然お得です。

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