お粥から始めた離乳食も、繊維の多い野菜が増えてくると大変で、帰宅した後に手伝うと夜中の2時近くになります。
そこで少しでも離乳食づくりを楽にしようと、ブレンダーやフードプロセッサーの購入を検討しましたが、夜中に音の大きな調理器具を使用と赤ちゃんが起きてしまいますし近所迷惑にもなります。
そこで今回は、手動のハンドル操作で野菜などの食べ物を細かくすることができる、キッズミーフードグラインダーを購入することにしました。
キッズミーフードグラインダーとは
キッズミーフードグラインダーは外国の製品で、加熱した柔らかい野菜などの食べ物を手動のハンドル操作で細かくし、赤ちゃんの食べる離乳食をつくるものです。
日本では販売されておらずAmazon経由で取り寄せたのですが、商品が到着するのが発注してから2週間以上かかりますので、必要な方は早めの発注がおすすめです。
こちらはキッズミーフードグラインダーのパッケージで、外国製らしい色使いの製品で何となくおしゃれです。
こちらは本体を箱から取り出した状態のものですが、食べ物をカットする刃の部分以外はBPAフリーのプラスチック製で、500mlのペットボトルを高さそのままで太くした感じです。
使い方は簡単で、ハンドル上部を逆時計周りに回して外し、本体をスライドさせて食べ物を入れるスペースを作り、煮込んで柔らかくした野菜などを入れて、ハンドルを元に戻して回すだけです。
ハンドル上部で粗さの調節が可能で、きつく閉めると食材が細かくなり、反時計回りに回して緩くすると粗びきになります。、
食材をセットした後に、本体を少し下に押すようにしながらハンドルを回すと、細かくすり潰された離乳食が徐々に上にあがります。
実際に試してみた
まずは、煮込んで柔らかくしたカブをキッズミーフードグラインダーにかけてみました。
網でこすのに比べると粗さはありますが、月齢8か月くらいならそのまま食べられるくらい細かくなります。
離乳食をはじめたばかりの頃に食べさせるには粗すぎるので、キッズミーフードグラインダーをかけた後に網でこすと良いでしょう。
続いては、茎のついた小松菜の離乳食にチャレンジしましたが、ご覧のように粒が粗すぎて惨敗という結果です。
茎のついた小松菜は2万円台のブレンダーを使用しても粒が細かくなりませんし、網でこしても細かくならないので、キッズミーフードグラインダーが負けた訳ではありません。
実際この後にブレンダーで小松菜をかけてみましたが、全く歯が立たないので、スープの材料にして美味しくいただきました。
離乳食の小松菜は完全に茎を取り除いて凍らせると、すり潰しが楽になるようです。
次は大根で、カブと同じく煮込むと柔らかくなる食材なので、キッズミーフードグラインダーなら楽にすり潰すことができます。
カブ同様粒が少し粒が粗いので月齢8か月くらいなら大丈夫ですが、離乳食をはじめたばかりの赤ちゃんには、網でこしたものを食べさせてあげてください。
次は玉葱ですが、煮込んで柔らかくした玉葱を網でこすのは大変なので、キッズミーフードグラインダーにかけると少しだけ楽になります。
そして最後にキャベツの離乳食ですが、繊維が多くのこる惨敗に違い状態で網でこすのがとても大変でした。
キッズミーフードグラインダーは、何度もすりおろす作業ができないので、キャベツなどはブレンダーかフードプロセッサーで長くきざんだ方が、より粒を細かくすることができそうです。
キッズミーフードグラインダーの使いどころ
離乳食をつくる時にブレンダーやフードプロセッサーを使うと楽ですが、とにかく音が大きいので赤ちゃんが起きてしまいます。
昼間でも音に敏感な赤ちゃんは驚いて泣いてしまうので、キッズミーフードグラインダーがあると便利だとおもいました。
キッズミーフードグラインダーは、離乳食をはじめた頃の赤ちゃんにはそのまま食べさせる粒の大きさにはなりませんが、ある程度離乳食の段階進んでくると重宝します。
離乳食の段階が進むと食材の粒を粗くしていくのですが、すり鉢だとムラができて均一な粒の大きさになりません。
キッズミーフードグラインダーを使えば、離乳食づくりの時に音をさせずに粒の粗さを調整しながら均一にすることができるので、結構便利だと思います。
弱点は1日に複数の種類の離乳食をつくる時に洗うのが面倒なのと、離乳食開始直後は網でこす必要があるくらい粒が少し粗いという点です。
また、中国製だからか仕様なのかわかりませんが、本体の下にお皿を置かないと、水気が若干垂れてきてテーブルを汚してしまいます。
キッズミーフードグラインダーを使用した感想
調理家電のプロに聞いたところ、離乳食を作ることができるブレンダーやフードプロセッサーでも、網でこすのと同じレベルに食材を細かくすることができないそうです。
なので、効果があるかわからないけど安い値段で静かに少しでも離乳食づくりを楽にしたいと思う方は、キッズミーフードグラインダーはおすすめです。
確実に言えることは、キッズミーフードグラインダーも万能ではありませんが、初期の離乳食を作るのなら電動式のブレンダーやミキサーより役に立つということです。
試しにブレンダーやマジックブレッドなどのミキサーで離乳食作りに挑戦してみましたが、離乳食の食材がカップに貼りついたりドロドロのペースト状になるだけでした。
離乳食を作る時に大変だと感じるのは茹でることや細かく刻むことでもなく、柔らかくしたトマトや玉ねぎなどの野菜をこす作業ではないでしょうか。夜中に黙々と離乳食を作るのはかなりの重労働なので、少しでも効率良く離乳食を作るために、初期の頃は[…]