大人も笑えるヨシタケシンスケの絵本と育児漫画の世界

中年サラリーマンは部下のマネージメントやコーチングなど、人をコントロールするための本を一生懸命読んで勉強するものだと思っていました。

幸いなことに40歳半ばで子どもを授かることになり、ビジネス書よりも断然絵本に興味がわき、どんな絵本を買うべきか全くわからないながらも、真剣に悩みながら絵本を購入していきました。

絵本初心者が手を出してしまうのが昔ながらの懐かしい名作で、福音館書店のぐりとぐらや三匹のやぎのがらがらどんなどを中心に読んでみました。

これらの名作は子供だからこそ面白いと感じるもので、どうやら汚れた中年男子は突っ込みどころばかり気にしてしまうようです。

今の絵本は大人が読んでも面白い

今の絵本は視点が鋭いというか発想がなかなかユニークで、大人も感心してしまうくらい面白い作品が沢山あります。

そんな面白い絵本のなかでも特に面白いのがヨシタケシンスケ氏の絵本で、王様のブランチなどのテレビ番組で紹介されたことがあります。

ヨシタケシンスケ氏の絵本はストーリー物なので、0歳児や胎教として読み聞かせるのも早いと思いますが、我が家では比較的早い時期から絵本を購入して読み聞かせていました。

心理学者が書いた育児本を読むと、0歳児に読み聞かせる絵本はポンポンやパンパンなど、単調な言葉の繰り返しが良いとのことですが、そればかりだと大人が飽きてしまいます。

そこで、お腹のなかの赤ちゃんに話しかける時に、大人が読んでも楽しいヨシタケシンスケ氏の絵本を混ぜながら胎教を毎日続けました。

ヨシタケシンスケ氏の絵本

ヨシタケシンスケ氏の絵本をはじめて購入したのが、第5回街の本屋が選んだ絵本大賞や、第9回子どもの絵本大賞 in 九州この本よかっ!!第1位に輝いた「もうぬげない」です。

この絵本は、服が脱げない状態に苦戦しながらもポジティブに考える子供を描いた壮大なストーリー物です。

お腹のなかの赤ちゃんや0歳児には難しすぎる絵本だとは思いますが、大人が読んでも面白いので我が家では高評価でした。

他にも、「りんごかもしれない」や、「このあとどうしちゃおう」、「ぼくのニセモノをつくるには」など、沢山の面白い作品があります。

りんごかもしれないを少しだけ説明すると、テーブルの上に置かれたリンゴが本物のリンゴではないのではないかと延々と疑う子どもの姿をコミカルに表現したものです。

ひとつのリンゴのことでここまでストーリーを膨らませられるなと、とても感心した絵本のひとつです。

注意する点は、ヨシタケシンスケ氏の絵本はストーリー物なだけに薄い紙を使用しているので、0歳児が触れられる場所に置いて顔や手を切らないようにすることです。

生後8か月にもなると自分で絵本のページをめくれるようになるので、紙が厚くないとページをめくる拍子に手や顔を切るので、必ず手に触れないようにしながら読み聞かせてあげてください。

ヨシタケシンスケ氏の漫画

ヨシタケシンスケ氏は絵本の他にも、育児に関する漫画本を出しているのですが、子どもが産まれて夫婦仲が悪化した方々に是非読んでもらいたい一冊です。

この漫画は我が子を自慢する作品ではなく、初めての子育てに苦労するパパの心境などを漫画化したもので、特に新米のお母さんやお父さんに読んで欲しいです。

お父さんには越えられないお母さんという壁や、頑張っているけどお母さんに認めてもらえないお父さんの苦悩などが、ヨシタケシンスケ氏自身の経験談として紹介しています。

普段は漫画を読まないのですが、共感できる部分が沢山あるので、トイレという逃げ場に隠れながら少しずつ読んでいます。

育児を始めたばかりの新米ママやパパには漫画を読む時間などはないと思いますが、疲労が蓄積されてイライラがピークに達するであろう、生後6か月を過ぎた頃に読むのがおすすめです。

この漫画は、不器用だけど育児をがんばるお父さんが共感するための漫画なので、育児に積極的に参加しないと面白さが半減しますので、是非皆さんも頑張って育児に励んでください。

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