乳児湿疹対策はスキンケアによる保湿と医師の診察が重要

産まれたばかりの赤ちゃんの肌はきめが細かく、触るとスベスベしていて気持ちいいのですが、常に保湿などのケアをしなければ、ぷるぷるした赤ちゃん肌を維持することができません。

冬は赤ちゃんの肌が乾燥しないよう常に保湿し、夏は汗疹にならないようこまめに汗を拭いて清潔にするなど、赤ちゃん肌のトラブルは絶えることがありません。

厄介なことに赤ちゃん肌のトラブルは、顔、背中、お腹、お尻など体全体に起きるのですが、肌の性質がそれぞれ違うのでケアする箇所で使用する保湿剤をかえたり、何種類も組み合わせて使用したりと大変です。

そこで今回は、赤ちゃんの肌トラブルを解消するために使用した肌ケア用品のなかから、効果の感じられた製品をいくつか紹介します。

保湿クリームは湿疹の治療薬ではない

そもそもの話ですが、赤ちゃん用の保湿液やクリームは、湿疹を根本的に治療するもではなく、あくまでも予防するためのものです。

多少の症状であれば保湿することで改善されますが、慢性的な痒みのある症状を保湿するだけで治すのは困難です。

過去に20年以上続いた眉毛の上の痒みを治そうと、保湿したり絆創膏を貼るなど様々な方法を試したことがありますが、最終的に病院の薬で完治させたことがあります。

保湿成分が配合された製品のなかには、天然成分由来で乳児湿疹にも効きますという宣伝文句を謳う製品もありますが、1か月使い続けても効果が全く表れないものもありました。

赤ちゃん用の保湿液やクリームは治療目的で使用するのではなく、あくまでも乳児湿疹を予防したり症状を抑えるものだと考えた方が良いでしょう。

だからと、保湿液やクリームを塗らずに何もしないとい選択肢はありえないので、大切な赤ちゃんの肌に合う製品を探す努力は必ずしてください。

湿疹の症状が治まらない時は皮膚科へ

赤ちゃんの肌を乳児湿疹から守るには、とにかく清潔にして保湿することが大切で、我が家でも評判の高い保湿液やクリームを複数購入し試してみました。

試行錯誤しながら努力した結果、ウェルベビークリニックでの定期健診で褒められたりもしましたが、湿疹が全くないツルツル肌という訳ではありませんでした。

湿疹の症状が目立つのが顔で、一度できた湿疹の痒みは保湿しても完治することなく、痒さでかいてしまう赤子の手を無理やり抑えて泣かれたことがあります。

そこで、痒い時こそ我慢すれば痒みが治まるだろうという昭和産まれの発想を捨て、顔、背中、おむつかぶれした股など、体の箇所や症状に合わせて肌ケア用品の使い分けをしました。

部分的に効果が表れたりもしましたが、それも一時的で根本的な完治には至りませんので、皮膚科に相談することにしました。

治療しないと感染症やアレルギーのリスクも

痒みを抑える薬と言えば、副作用のあるステロイドと想像できてしまうので病院に行くべきか迷うのが普通ですが、湿疹を治療せずに長期間放置するのは危険です。

医師の話によると、免疫力が湿疹ばかりに使われてアレルギー反応を起こすことがあるそうで、処方される薬を恐れて素人診断をするのは危険だそうです。

赤ちゃんに処方する薬は、刺激の少ないものを使用しているので大丈夫だと思いますが、心配な方は医師に症状をみせて相談するだけでも良いのではないでしょうか。

因みに、赤ちゃんの肌を診てもらうのに小児科と皮膚科どちらの病院に相談するべきか悩むところですが、我が家では皮膚科に相談することにしました。

皮膚科で処方した薬を塗ると3日もしたら効果が表れ、今まで保湿液やクリームでは改善できない湿疹がきれいになくなりました。

おすすめの赤ちゃん肌のケア製品

ここからが本題ですが、赤ちゃんの肌をケアするのに医者が処方する薬ありきで考えるのではなく、保湿で予防したり症状を抑えるための努力はとても重要です。

ここからは今まで使用した肌ケア製品のなかから、個人的にプラス評価に値するものと思える製品に限定して紹介します。

ただし、人それぞれ肌の性質は違うので必ず効果があるとは限らないということを、予めご理解いただいた上でお読みください。

黄カラスウリ入りの赤ちゃんクリーム

最初に紹介するのは、黄カラスウリという馴染みのない植物の成分が含まれた、山澤清の美肌ハーブ物語 赤ちゃんクリームです。

黄カラスウリは、昔の汗疹予防に使われていた天花粉にも含まれる成分で、ドラッグストアなどで売られているベビーパウダーと違い、植物由来の成分なので赤ちゃんにも安心と言われています。

昔は、手肌の乾燥やひび荒れをやわらげるために黄からすうりの実が使われていたそうですが、黄からすうりの数の減少から今の若い人は天花粉を知らない人がほとんどだそうです。

黄カラスウリ入り赤ちゃんのクリームは、少量の割に5千円近くする高価な製品なだけに、湿疹に対してもそれなりの効果は表れたように思えます。

ただし、元々黄カラスウリが含まれている天花粉は、汗疹に使われるものなので湿疹対策に使う物ではないのかもしれません。

効能を調べずに赤ちゃんの肌に良さそうというイメージだけで製品を選ぶと、場合によっては逆効果になることもあるので、製品に含まれる成分や効能については十分に注意してから選んでください。

湿疹が起きる原因は様々で、擦れたり化学物質に触れたり紫外線を浴びたりと、何かの刺激を受けて発症する症状ですが、汗疹は汗腺が詰まることで起きる症状です。

赤ちゃんクリームは容量が少ないので、背中などの広い部分には気軽に使えるものではないので、顔専用として使用していました。

赤ちゃんクリームには、ホホバ油、ミツロウ、黄カラスウリ完熟果肉エキスが原材料として含まれています。

この赤ちゃんクリームを既に3回購入していますが、沢山塗った方が効果がありそうと思いつい大量に塗ってしまうと、1か月で消費してしまいます。

本来は1日2回ごく少量を薄くのばして使用するものなので、上手に使えば3か月はもつのではないでしょうか。

今は湿疹対策というよりも夏の汗疹対策に使用していますが、正直コストパフォーマンスは良くないので、湿疹の症状が改善されてからはユースキンを愛用しています。

ソンバーユ

おばあちゃんの家でみかけるソンバーユの原材料は保湿に優れた馬の油で、我が家ではカサカサした中年の乾燥肌を改善するのに使用してきました。

馬油はスキンケアとして使用できるのは有名ですが、そのほかにもスカルプケアやスポーツ後の筋肉のマッサージに使用するなどの幅広い用途があります。

馬油を使用する時は塗る場所を良く洗い、水分を閉じ込めるように馬油を塗ります。

赤ちゃんクリームと同じで、馬油自体に乳児湿疹を治療する効能はなさそうでしたが、人気のスキンケア用品よりも断然安く購入することができます。

ソンバーユは成分無調整で安全なので、赤ちゃんにも安心して使うことができる、おすすめのスキンケア商品のひとつです。

仮に乳児湿疹に効果がなかったとしても、大人のカサカサした乾燥肌を和らげる効果はあるので家庭にひとつあると便利です。

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Fam’s Baby

Fam’s Babyはクリーム状のスキンケア用品で、主に背中、胸、お腹など、赤ちゃんの体のなかでも比較的広い面積の部分に使用していました。

泡なので最初の頃は塗りにくいなと感じましたが、慣れるとクリームよりも楽だなと思いました。

自然な治癒力でうる肌再生という訳にはいきませんでしたが、値段なりにそれなりの効果はあったのではないかと思います。

ファムズベビーは値段が2,500円以上とそれなりにするだけあり、6本使い続けましたが決して悪くありませんでした。

値段が高いので今ではユースキンにシフトしてしまいましたが、予算に余裕があるから使い続けたい商品です。

安心のママプレマ

ママプレマはお風呂のなかで使う赤ちゃん用のボディ洗浄剤なので、今回紹介している保湿剤とは全く違う製品ですが、ママプレマなくして赤ちゃんの肌を湿疹から守ることはできません。

ママプレマも値段が結構するので、購入を躊躇する気持ちもわかりますが、赤ちゃんの肌をケアする製品の定番中の定番製品です。

使い方は簡単で、付属の計量スプーンでベビーバスや浴槽にママプレマを入れ、お湯でかき混ぜるだけです。

口にしても安心な成分でできているので、赤ちゃんのいる家庭には必ずある人気の製品です。

今回の内容は以上となりますが、赤ちゃんは自分で肌のケアをすることができないので、お母さんやお父さんの協力と適切な判断が必要となります。

痒いのは大人も赤ちゃんも同じなので、保湿をきちんとしたり時には医師に相談し、できるだけ重症にならないようにしてあげてください。

高いスキンケア用品が必ずしも効果があるとは限りませんが、大切な赤ちゃんの肌を化学物質が含まれた安物の製品で刺激を与えるのだけは避けてください。

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