築40年近くのアパートで暮らしていた時の話ですが、突然テレビや照明の電源がついたり消えたりを繰り返した時がありました。
古いアパートなので最初は心霊現象かと思ったのですが、テレビやパソコンをつなげていた電源タップからジリジリ音がして、いきなりボンッと小さな火花が発生しました。
最初は、パソコンに原因があるのではないかと思いパナソニックに連絡をしたら、翌日偉い人がすぐに駆けつけてくれましたが原因は他にありました。
原因は電気設備にあり
電源タップから火花が発生したのはパソコンが原因ではなく、古いアパートの電気設備に蓄積したほこりでした。
コンセントの焦げた部分をみたらパソコンに原因があるのか、電源タップに原因があるのかわかるらしく、パナソニックさんの素早く適格な診断に感謝です。
パナソニックさん曰く、原因は電源タップにあるか電気そのものに問題がありそうなので、大家に相談し方が良いと言われたので報告しました。
大家が渋々電気業者に調査を依頼し判明したのは、アパートの電気設備にホコリが蓄積してショートを繰り返していたとのことです。
アパート全体の電気が心霊現象のように、電気のオンオフを繰り返していたのに、報告してきたのはひとりだそうで、よほどの無関心か大家が嫌われていたのではないかと思います。
あの時、コンセント毎に電源のオンオフができる電源タップを使用していたのが幸いで、電子機器を壁のコンセントに直付けしていたなら危険でした。
当時、原因がパソコンではないにも関わらず、ショートしたACアダプタを使い続けるのは危険だからと、無償で交換してくださったパナソニックさんの懐の深さに感謝しています。
コンセント毎にオンオフできる雷サージに対応している電源タップを使用すれば、雷で電子機器が故障するのを防いでくれますし節電にもなります。
電気のショートは普通に起きる
当時はアパート全体の電気設備の問題でしたが、各家庭用のコンセントにホコリが蓄積してショートすることは稀にあるそうなので、日頃からコンセントまわりの清掃には気を付けてください。
コンセントにホコリが溜まり、そのホコリが水分を含んでショートして出火するのをトラッキング火災といい、どの家庭でも起きる可能性のある現象です。
テレビや冷蔵庫、エアコンなどの長年掃除していない、常時使用しているコンセントはトラッキング火災の危険があるので注意してください。
トラッキング火災予防のグッズが販売されていますが、これらの商品を過信せずに清掃を心掛けるようにするのがベストです。