10Gbps標準搭載のNAS Synology DS1817を購入してみた

企業で使うNASで人気のメーカーと言えばQNAPですが、ここ数年で競合する製品を販売するメーカーが登場し、利用者からすると選択肢が増えて喜ばしい状況となりました。

家電量販店で良く売れているNASと言えばバッファローですが、故障した時は専用ディスクへの交換など、柔軟性が乏しいだけでなく管理画面の操作が遅いなどパフォーマンス的な問題があります。

初めてのNAS選びでバッファローの製品が選ばれるのが多いのは、ハードディスクとセットで売られているので何も悩まずに使えるからですが、大切なデータを保管するNASは信頼性の高いディスクを選んで運用したいものです。

ファイルサーバやバックアップに最適なNAS

今回紹介するSynologyのDS1817という製品は、10Gbps対応のネットワークが標準で搭載されている企業向けの製品で、ファイルサーバはもちろんバックアップストレージに適した製品です。

ディスクドライブが8本搭載可能な製品なので難しそうに見えますが、ネットワークに接続してアプリを起動すればウィザードが起動し難しい操作なく誰でも簡単に設定が可能です。

家庭でこのクラスの製品を購入することはないかと思いますが、システム担当者でもないのに会社で急遽ファイルサーバを立ち上げるように指示された時は、導入が簡単なSynologyのNASがおすすめです。

SynologyのNASもディスクを別途購入するという手間はありますが、必要に応じてRAID-1からRAID-5、RAID-6へとデータを初期化せずに段階的にディスク本数を増やすこともできます。

Synology DS1817の紹介

DiskStation DS1817のNASは10万円前半の値段でありながら10Gbpsのポートが2つ付属しているので、大容量のサーバのデータをバックアップする環境を楽に構築することができます。

当然、NASを接続するサーバやネットワークスイッチも10Gbpsに対応していなければなりませんが、LANケーブルを接続するだけですぐに10Gbpsのネットワークが使えるのは便利です。

通常は上位機種の64bitに対応したDS1817+を選ぶところですが、拡張ボードに10GBASE-TやSFTP+のボードを追加する必要があるので、今回は標準で10Gbps使えるDS1817にしました。

今思うと、環境に合わせて10GBASE-TやSFP+のネットワークカードを搭載できるDS1817+を選ぶべきだったと思うこともありますが、最大で8Gbpsのスループットが出ているので満足しています。

QNAPのNASが10Gbps搭載の製品で20万円以上するのに対し、今回紹介するDS1817は10万円前半の値段で10Gbpsに対応しているので、コストパフォーマンス的に良い製品と言えます。

バックアップデータをNASに保存する時は、ネットワーク速度がボトルネックにならないように高速なネットワーク環境を構築し、できるだけ短時間でジョブが終了する環境を作るのが基本です。

DS1817の背面にはUSB3.0とeSATAのポートがそれぞれ二つ、10Gbpsのネットワークポートと1Gbpsがそれぞれ2ポート搭載されていますが、DS1817+と違い拡張スロットは搭載できません。

10GbEに対応したネットワークでもフルにトラフィックを使用するのは難しいのですが、最大で1Gbpsのネットワークと10Gbps使えるNASではバックアップ時間が大きな差がでます。

10GBを越えるデータを1Gbpsのネットワークでバックアップしたところデータ検証も含めて5日かかりますが、10Gbpsのネットワークだと半分以下の2日でジョブが完了します。

中身はとてもシンプル

ハードディスクマウンターがプラスチックと企業向けのNAS製品の割りには安さを感じますが、3.5インチのハードディスクならドライバーなしで取り付けできるので便利す。

こちらはDS1817のドライブを全て外した状態のものですが、NASの内部を初めてみた時にあまりにもスカスカしていて驚いたものですが、シンプルな構造が安定稼働に貢献することもあります。

DELLやHPのサーバーと比べるととてもシンプルな構造ですが、そのシンプルさ故に意外と頑丈ですし、スモールオフィスのサーバーやバックアップデータを保存する用途なら十分に使えます。

肝心の操作性ですが、バッファローのNASと比べると断然高速に動作しますし、ある意味QNAPよりもわかりやすい画面なので、誰でも購入してからすぐに使いこなせるレベルです。

WebサービスであるApacheやWordPressなどのアプリを簡単にインストールできるところはQNAPと同じですが、ファイアウォールの機能がついていたりと細かなセキュリティ機能でいうとSynologyの方が優れています。

今回紹介したDS1817には拡張ボードで10Gbpsネットワークに対応させるDS1817+という機種があるのですが、ネットワークアダプタ分の予算があるのであれば、機能制限の少ないPlusシリーズをおすすめします。

10GbE対応のNASにファイルサーバのデータをバックアップしてみた

2017.08.31



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