冷房の利きが悪いからと室外機に水をかける前に確認したいこと

気温が35℃を超える真夏日になると冷房の効きが悪くなるので、室外機に水をかけると良いという情報があります。

冷房の効きを良くしたり多少の節電効果はあるかもしれませんが、下手をするとエアコンが壊れるのでおすすめはできません。

エアコンの室外機は外に置くことを前提に作られているので、多少の水をかけたところで簡単には壊れませんが、水が機械内部に侵入したり温度差で内部に結露が発生こともあるので、やはりおすすめはできません。

そんなエアコンを壊す恐れのある対処療法よりも、安全に簡単に冷房の効きを良くする原因療法があります。

エアコンのフィルタを確認する

我が家でも急に冷房の効きが悪くなりエアコンから冷風がでたり止まったりしていたので、最初は室外機の周りに水をまいたりしていたのですが、エアコン本来の性能を発揮しているとはとても言えるものではありませんでした。

そこで初心に戻りエアコンのフィルタを掃除しようと確認したところ、今まで見たこともないほこりの量で目詰まりを起こしていました。

エアコンのフィルタを掃除するのはとても重要で、冷房の効きが悪くなる原因になるのを知っていましたが、人間は疲労がピークに達していると冷静な判断がしにくいようです。

今までは習慣でエアコンのフィルタを定期的に掃除していましたが、赤ちゃんが産まれてからは育児を優先していて、家事が疎かになり細かい部分まで掃除できずにいました。

エアコンのフィルタを掃除していないのは、育児を優先しているという言い訳によるものですが、結果的に冷房の効きが悪く赤ちゃんに暑い思いを二日間させてしまいました。

我が家のエアコンは自動掃除機能付きのものなので、フィルタの清掃を機械に任せていましたが、これは補助的なものなのでやはり人の手で掃除しなければならないようです。

フィルタ清掃後は200Vのエアコン本来の性能をフルに発揮できるようになり、35℃以上の気温でもいつもと変わらない涼しさになりました。

長期間フィルタの掃除をせずに放置していた者が言う台詞ではありませんが、フィルタが目詰まりを起こすとエアコンに高い負荷を与えて故障の原因になります。

知り合いの空調関係の人に話を聞くと、夏場に冷房の効きがわるくなりエアコンの修理を依頼される方は多いのですが、2割くらいはフィルタの目詰まりが原因だそうです。

因みに、エアコンの室外機に水をかける方法はどうなのかも聞いてみたのですが、期待できる程の効果でもないし故障の原因になるので、水をかけるのはおすすめできないとのことでした。

エアコンの内部のフィルタを掃除するのも重要ですが、エアコンの上にほこりが溜まりやすいので、そちらも合わせて清掃した方が良いとのことです。

我が家で使用しているエアコンは上部から空気を吸い込むタイプのようですが、位置が高すぎて見えないのでエアコン用の掃除フィルタを被せることにしました。

エアコンタイプによっては、外から貼るだけで簡単にフィルタの掃除ができるので、見た目が気にならない方はこちらの製品が楽でおすすめです。

エアコン内部の清掃

エアコンはフィルタだけでなく送風口や内部も汚れるので、定期的な掃除が必要不可欠なのですが、専門業者によると自力で掃除できるスプレーを使用して電気をショートさせる人がいるそうです。

エアコンのコンセントを抜かずにスプレーを吹きかけることショートするのですが、火傷をしたり火災になる恐れがあるので、絶対に素人は真似しないで欲しいとのことです。

エアコンによっては、そもそもスプレーで掃除できないこともあるので、エアコン設置後3年経過した物は専門業者に依頼して清掃してもらうようにしましょう。

我が家でも出産前にエアコンの掃除をしてもらいましたが、室外機から吸引した埃や湿気によりカビが発生していたので、年に一度くらいは清掃を依頼するようにしました。

カビやほこりなどのハウスダストは、小児喘息やアトピーになる可能性があるので、部屋を掃除するだけでなくエアコンの清掃もこまめに清掃するようにしましょう。

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