子機だけで使える薄くてスタイリッシュなシャープのコードレス電話

携帯電話の定額通話やスマホアプリの無料通話の影響で確実に普及率が落ちている固定電話ですが、ショップやオフィスでは信頼性の問題からまだまだ現役で使われています。

ただ、ファックス機能付き固定電話や大きな画面の親機などは徐々に売れなくなり、今はコンパクトな子機だけのコードレス電話機が売れています。

コードレス電話機にも様々な種類の製品がありますが、今回は親機不要でモジュラージャックから離れた場所でも使える、シャープのコードレス電話機を紹介します。

親機不要のコードレス電話

固定電話をを購入する場合、まずはコードレスで使える親機を購入しモジュラージャック近くに設置し、必要に応じて子機を増やしていくのが一般的なスタイルです。

ただ、商品の陳列や荷物の整理など電話線から離れた場所で作業するためだけに親機を購入するのは勿体ないので、子機だけで使える製品を選んだ方が断然お得です。

親機不要のコードレスフォンはいくつかありますが、作業をしながら子機を持ち歩くことを考えると薄くてポケットに入れやすい、シャープの製品が使いやすくておすすめです。

パナソニックにも子機だけで使えるコードレス電話がありますが、親機となる1台目の子機のスタンドをモジュラーケーブルに接続しなければなりません。

子機のスタンドをモジュラーケーブルに接続するということは、1台目のコードレス電話を設置する場所は必然と決まるので、利便性が低くなります。

その点、シャープのコードレス電話は、1代目の子機でも遠く離れた場所に設置して利用することができるので、他の部屋で子機を使いたいために子機を購入する必要がありません。

薄くてスタイリッシュなコードレス電話

親機不要のコードレス電話でおすすめなのがシャープJD-XF1CL-Nという製品で、家や事務所の置いても違和感のない今時のデザインでおすすめです。

数字ボタンが小さいので操作しにくいと思うかもしれませんが、実際に操作してみると指のツボを押されている感じがするだけで気になる点はありません。

こちらはパッケージに含まれる内容物の一覧で、子機、スタンド、ACアダプタ×2、モジュラーケーブル、バッテリーの他に、親機の役割をする茶色のボックスが付属しています。

ACアダプタが2個付属しているのは、子機スタンドと親機の役割をする茶色のボックスに接続するためにあるので、予備電源ではありません。

この茶色の四角いボックスが発着信を制御しているので、親機不要と言うのは正しい伝え方ではないかもしれませんが、基本的にこれで何かを操作したりコール音が鳴ることはありません。

四角いボックスはコンパクトで縦置きができるので従来の親機の様に場所を取りませんが、全身プラスチックで落としたら壊れそうな作りなので大切に扱う必要があります。

親機の役割をする茶色ボックスには、モジュラーケーブルとAC電源の差し込み口と、子機を追加したり留守電を設定したり解除できるボタンがあります。

このボックスで録音を再生すると子機から音声が流れますし留守電の設定や解除は子機でも設定できるので、子機を追加する時にしか基本的に使用しません。

因みに、この製品の総録音時間は最大約10分間の50件で、1件あたりの録音時間は最大約3分間なので、留守電を多用するシーンには向いていません。

こちらは充電スタンドにセットしたコードレス電話ですが、10時間以上充電して満充電の状態で連続通話できるのは約8時間となります。

パナソニックの製品の様に、子機を紛失した時に探すための機能はありませんが、携帯電話からコールして着信音を鳴らせば済むことなので必要な機能ではありません。

一般的なアナログ回線にこの電話を接続して使用するのは何も問題はありませんが、IP電話や光電話では回線の制限により一部発信できない番号があります。

これはこの製品特有の問題ではなく電話回線の問題なので、基本的にどのコードレス電話を購入しても同じですので、回線の種類にはご注意ください。

因みに、このコードレス電話は会社内にある電話主装置(PBX)に接続しても使用できるますが、通話できない場合は回線チェックを行わない設定にする必要があります。

従来の大きな親機のあるコードレス電話と比べると留守電や通話録音時間が短く感じますが、プラスマイナスゼロのXMT-Z040も含めて、この手の製品はどれも同じような仕様です。

このコードレス電話は、音声がクリアで電波の干渉を受けにくいDECT1.9GHzに対応していますし、非通知や公衆電話からの着信を拒否する迷惑電話対策機能もあります。

とりあえず家の電話を使用する頻度は少ないが固定電話を置きたいと考えている方や、常に移動しながらの作業をされる方におすすめの製品です。

DECT1.9GHz準拠方式のコードレス電話でも製品により電波の強度はかなり違いますが、実際に製品を使うまでわからないものなので手持ちの品物をオフィスビルのなかで使用して比較してみました。

コードレス電話は、設置する場所や用途に合わせて親機のタイプを選ぶことが一番の重要なポイントですが、電波の強さもかなり重要な要素なので参考程度にこちらも合わせてお読みください。

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