簡単・快適・高機能なおすすめのNAS Synology DS918+製品レビュー

スマートフォンのカメラが高性能になり、高画質な写真や動画の撮影ができる様になりましたが、その反面常慢性的にスマートフォンの容量不足に悩まされるようになりました。

仕方なくスマートフォンのデータをPCに移動させたものの、知らないうちにデータを削除したりディスクが故障して、大切な写真や動画が全て消えてしまうケースが増えています。

データを安全に保存するためにホームサーバと言われるNASを購入される人が年々増えていますが、専門的な知識がない人は初めての製品選びで不安を感じてしまいます。

そこで今回は、大切な家族や友人などの写真や動画を安全に保存するのはもちろん、企業活動でも十分に使えるSynologyのハイエンドなNAS DS918+を紹介します。

ハイエンドのPlusシリーズ

SynologyのNASにはエントリーモデルのJシリーズ、ミドルレンジのValueシリーズ、ハイエンドモデルのPlusとFS&XSシリーズがあります。

製品名にplayが付くValueシリーズはミドルレンジ、Plusシリーズはハイエンドな製品という位置づけで、保証期間の違いや搭載可能なメモリの上限、利用できる機能に若干の違いがあります。

例えば、PlusシリーズではWindows Serverを仮想OSとして動かすことができるのに対し、Valueシリーズでは仮想化機能を利用することができません。

NASの導入費用のことを考えるとValueシリーズを選びたくなりますが、金額の差以上に使える機能や拡張性に違いがあるので、Plusシリーズをおすすめします。

今回は家庭での利用はもちろん企業のサーバとしても十分に使えるハイエンドなNAS、Synology DS918+を購入しましたので、詳しく紹介させて頂きます。

M.2規格のSSDが搭載可能

こちらはSynology DS918+の本体で、SATA接続のHDDやSSDを4本搭載できるドライブベイの他に、超高速なM.2 NVMe 2280 SSDを搭載することができます。

FX&XSモデル以外の本体は基本的にプラスチックなので、やや頼りなく感じるかもしれませんが、特に問題なく快適かつ安定して動作しています。

家庭用のNASと言えば、PCと同じディスクが1ドライブのタイプや、RAID-1のディスク冗長化のできる2ドライブが主流ですが、SynologyのNASなら4ドライブ以上の製品をおすすめします。

4ドライブ以上のタイプがおすすめな理由は、SynologyのNASは他のメーカーの製品と違い、内蔵ドライブにバックアップデータを保存することができるので、別途外付けHDDを用意する必要がありません。

外付けHDDでも2.5インチであればUSBポートから給電が可能なのであまり配線が気になりませんが、3.5インチHDDは基本的にACアダプターが必要になるのでデスク周りが乱雑になります。

また、USBで接続した外付けドライブは何らかの影響で接続が解除されたり、故障して認識されなくなることがあるので、バックアップ用として使用するのはおすすめしません。

DS918+には、共有フォルダへのアクセスを高速化させるM.2 NVMe 2280 SSDのキャッシュ専用スロットが底面に用意されていますので、アクセスするユーザーが多い場合は追加してください。

mSTAの後継規格であるM.2規格は、SSDの性能をフルに発揮できないSATAの限界を超える速度を実現する新しいインターフェイスで徐々に普及していますが、SATAタイプのSSDよりも高価なのがネックです。

企業でも使える性能

純家庭向けのNASが低価格なのは、CPUが低速なのはもちろんメモリやディスクドライブを増やすことができないからで、購入したら買い替えるまで同じ構成のまま使い続けるしかありません。

写真や動画を保存するだけであればそれでも良いと考えるのですが、日々蓄積されていくデータをスマートフォンなどで再生しようとすると、処理が遅くてストレスを感じてしまいます。

その点、今回購入したDS918+はメモリの増設だけでなくオプションでドライブを増やすこともできますし、2つのLANポートでネットワークの高速化や冗長化することができます。

DS918+の内部はとてもシンプルな設計で、予め搭載されているメモリの他に増設用メモリスロットがありますので、ドライバーを使わずにメモリを増設することが可能です。

DS918+は、プリインストールされているメモリと合わせると最大で8GBものメモリを搭載することも可能なので、仮想化されたOSをNAS上で動かすこともできます。

因みに、家庭向けのモデルには搭載可能なメモリの上限が512MBと少ない製品もあるのですが、これらのローエンドな製品は管理画面の反応速度が悪い上に起動できるサービスに制限があります。

洗練されたGUI

NASは本格的なサーバと違い専門的な知識がなくても設定できるので、インターネットに接続できる環境があれば購入したその日からすぐに使うことができます。

初期設定をするだけならHUBは不要で、PCとNASをLANケーブルで直接接続すればAPIPAのIPアドレスが設定され、Web Assistantの画面へアクセスできます。

ただし、初めてNASを設定する時はDiskStation Managerをダウンロードしてインストールする必要があるので、セットアップするにはインターネットに接続できる環境が必要になります。

Web Assistantのウィザードに従えば誰でも簡単にNASの初期設定が可能ですが、所々外部ネットワークへ接続しようとする設定があるので、その点だけ注意が必要です。

管理者アカウントの作成画面にDiskStationの位置をSynologyと共有する設定がありますが、特別な理由がなければチェックする必要はありません。

NASのIPアドレスを忘れた場合でも、Synology Assistantを使えば簡単にIPを調べたり、共有フォルダへアクセスすることができるので初心者でも安心です。

SynologyのアカウントでアクセスするQuickConnectの設定画面が表示されますが、ローカルネットワークからのアクセスに制限するのであれば設定する必要はありません。

QuickConnectは外出先から安全にNASへアクセスできる便利な機能ですが、セキュリティに詳しい人でなければ必要以上に外部からアクセスできないようにしてください。

こちらがネットワークやストレージの設定を変更したり、共有フォルダを作成する管理画面で、NASを初めて操作する方にもわかりやすいシンプルな設計です。

ローエンドモデルのNASは管理画面の反応の悪さにストレスを感じてしまいますが、流石DS918+はハイエンドなNASだけに快適に動作します。

セットアップ直後は共有フォルダがありませんので、ストレージマネージャーを起動してボリュームを作成する必要がありますが、ウィザードに従えば誰でも簡単に設定できます。

NASの管理画面や機能に関する内容は別の記事にて紹介する予定ですのでここでは詳しく説明しませんが、製品購入前に知りたい方は公式サイトのライブデモをご利用ください。

DS918+のパフォーマンス

今回DS918+のパフォーマンスを計測した方法ですが、NASとDell XPSノートPCを1GbpsのLANケーブルで直接接続し、共有フォルダをネットワークドライブとして割り当てCrystalDiskMakrを実行しました。

NASに大容量なHDDを搭載することを考えるとSSDを使用したパフォーマンス計測に意味はないのかもしれませんが、少なくともスペックの問題でディスクの読み書きが落ちることはありません。

M.2 NVMe 2280のSSDを搭載した時にNASのディスクアクセスがどの程度高速になるのか興味のある方は、こちらの記事で検証していますので合わせてお読みください。

ホームサーバ(NAS)にSSDを搭載した時の効果と意味について

2018.05.10



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