家を建てる時にしっかり決めたい電気のコンセントやLAN配線について

新築の家を購入する時の楽しみといえば、住まいのベースとなるデザインを決めたり、照明やキッチンなどのオプションを選ぶことではないでしょうか。

ですが、決めなければならないことは楽しいことばかりでなく、電気の容量やLAN配線などの慣れないことも考えなければなりません。

技術的な難しいことは、できるだけ業者の責任で進めてもらいたいと思うのが人情ですが、これらのことを完全に人任せで適当に決めてしまうと後で後悔することがあります。

実際に住んだことのない家での生活を想像して、必要な数のコンセント数や位置を決めるのは大変ですが、建物が完成してからでは変更が困難なだけに後悔しないように決めたいものです。

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電源コンセント

テレビ、冷蔵庫、エアコンはもちろん、掃除機をかける廊下や電気を使う調理器具を使うキッチンなど、家のいたるところに電源コンセントが必要となります。

最近では、自宅にウォーターサーバを設置する家庭が増えているので、ウォータサーバを置くことを想定した場所に電源コンセントがあると便利です。

また、最近の仏壇はLED照明がついているので、将来的に仏壇を置く必要があるなら、仏壇置き場にもコンセントは必要となります。

新居で使用する家電をリスト化し、使用する家電の場所を図面で確認しながら印をつけること、必要な電気の量とコンセント数などがわかると思います。

特にキッチンは電子レンジやコーヒーメーカー以外にも、ホームベーカリー、発酵食製造器、ブレンダー、食洗機、モッフルメーカー、ノンフライヤー、ホットクックなど、昔よりも便利な調理家電が増えているので、コンセントの数や電気の容量を多めに用意すると便利です。

調理家電用の電源

200Vの電源を使用するビルトインIHクッキングヒーターには、必要に応じてコンセントを出し入れできる便利な機能があるものもあります。

我が家のキッチンで使用している電化製品をリスト化してみると、かなり多くの家電製品を使用しているのがわかります。

キッチン家電リスト

最近では自家製食品の人気に拍車がかかり、カモシコやホームベーカリーなど、長時間電気を使用する製品が増えています。

我が家は食洗器を使用していませんが、後付けで食洗器を設置する場合は更に注意が必要になるので、食洗器を導入するならビルトインタイプが安心です。

注意する点は、コンセントの差込口が少ないからと、電子レンジやポット、電気ストーブなどをひとつのタップにつなげると電気の量を越えてしまうので、これらの機器をひとつのタップやコンセントで使わないようにしてください。

また、電源コンセントは低い位置だけでなくキッチンカウンターテーブルの上など、高い位置にも付けるようにした方が良いでしょう。

キッチンカウンター上のコンセント

電話機や複合機などを置く場所に電源コンセントがあると便利です。

次は、我が家のリビングで使用している電化製品のリストです。

リビングの電化製品リスト

我が家はリビングに、ウォーターサーバと仏壇を置いているので、それぞれ常時接続するための電源が必要になります。

また、このリストには載せていませんが、卓上IHクッキングヒーターを使用した鍋や、たこ焼きパーティーをする時があるので、別途1,400ワット単独の電源が必要になります。

この他にも、寝室、パウダールーム、トイレ、玄関など、電気を使用する場所は沢山あり、リストが長くなるので割愛させていただきます。

LAN配線

スマートフォンやモバイルカードがあるので、光のインターネット回線を契約する必要がないと思う人も、宅内の有線LAN敷設工事をすることをおすすめします。

AV機器の進化により無線通信を必要とする機器が多くなりましたが、これらの機器を安定して使用するには、電波の強い安定した家庭内ネットワークの構築が必要となります。

無線LANを家庭内で構築するにも、ガラスのない扉や壁に囲まれた場所にアクセスポイントを置くと、無線の電波が極端に弱くなります。

最近のマンションは予めLAN配線がされていて、玄関にルーターを置くことで各部屋から有線でのインターネット接続が可能になります。

ですが、この写真と同じような電波を遮断する環境に無線アクセスポイントを設置すると、極端に電波が弱くなり動画配信サービスを利用する時にストレスを感じます。

無線アクセスポイント設置NG例

電波を遮断する環境にLAN配線が集約されている場合は、有線LAN用のブロードバンドルーターを用意し、リビングなどの生活の中心となる場所にアクセスポイントを設置してください。

また、2階建てや3階建ての建物は、電波が階段や屋外を迂回して通ることになるので、各階を結ぶ有線LANのケーブルを通し、各階毎に無線アクセスポイントを設置した方が便利です。

有線ルーターの必要ポート数を確認する

玄関の収納内にLAN配線が集約されている時は、8ポートある有線のルーターを用意した方が無難ですが、リビングや作業部屋だけに有線を限定して有線LANを引くのであれば、4ポートのルーターでも対応できます。※戸建は縦の配線を考えると8ポートが無難。

YAMAHAのルーターは、企業で使われることが多く、とても安定していて定評のある製品なだけに値段は高価ですが、最低5年は使用できることを想定して計算すると月々1,500円程度です。

企業向けなだけに設定が難しいですが、自宅のネットワーク構築にこだわりたい方にはおすすめのルーターです。

情報コンセントと無線のセットが便利

電気のコンセントと有線LANケーブルの差込口が一緒についている情報コンセントが便利です。

実家は、情報コンセントのない古い建物なので、階段や廊下にLANケーブルを通していましたが、とても見苦しく感じました。

情報コンセントは、テレビやパソコンを使う部屋、プリンターや複合機を置く場所、据え置き型のゲーム機を置く場所にあると便利です。

リビングなどの生活の中心となる部屋に無線アクセスポイントを設置することで、多くの無線通信機器をカバーできますが、アクセスポイントの近くに電子レンジや無線スピーカーがあると、通信障害が発生する場合があるので注意してください。

照明スイッチ

これは照明スイッチの位置というよりも、カップボードの大きさが原因で、照明スイッチがカップボードに隠れてしまうことがあります。

照明スイッチが隠れないようにカップボードの横幅に注意して購入すれば良いのですが、意外とカップボードを選ぶ時に照明スイッチのある場所を忘れて、壁の横幅ギリギリのサイズを選んでしまうことがあります。

受注生産のカップボードは返品が難しいですし、使用目的を考えるとキッチン周辺以外に置くのも難しい家具です。

泣く泣く買い替えたり他の場所に設置するするなんてことがないように、照明スイッチの場所に注意しながらカップボードを購入してください。

照明スイッチの位置が決まっている場合は、目当てのカップボードがきちんと収まるのか、図面だけでなく実際に横幅と奥行が同じ大きさの段ボールやテープを貼るなどをして、設置イメージを確認した方が良いでしょう。

冷蔵庫の扉が開かない、照明スイッチが押せないなんてことにならないように、とても面倒な作業かもしれませんが新居用の家具を購入する前におすすめしたい作業だと思います。