妊婦健診を含む聖路加国際病院での出産費用まとめてみました

昨年は10月に娘が産まれたので医療費控除を受けるための確定申告を済ませたのですが、1年間に支払いした医療費を全て計算してみたら1,324,712円でした。

これは、聖路加国際病院で出産した時の入院費用だけでなく、聖路加助産院 マタニティケアホームのショートステイ費用や、不妊治療クリニックでの妊娠確認、タクシーを利用した時の交通費が含まれた金額です。

よって、聖路加国際病院で出産するための費用に限定して計算すると100万円にも満たない費用で済みますが、いずれにせよ出産には大きなお金が必要になります。

妊娠認定されるまでの費用

聖路加国際病院で出産した時のことを紹介した後から、出産するまでの費用がどれくらいかかるのかという問い合わせが増えましたので、妊娠判定から出産するまでの費用を段階別に計算してみました。

不妊治療クリニックで治療を受けると、妊娠検査薬で妊娠を確認しできたからと直ちに出産する産科を探すのではなく、医師に妊娠判定をしてもらう必要があります。

4回の妊娠判定で15,000円以上がかかりましたが、毎日飲んでいた漢方薬や不妊治療クリニックで毎月10万円の支払いをしていたので、微々たる金額に思えてしまうのが不妊治療の恐ろしいところです。

妊娠が判明したことで漢方薬の飲んだり不妊治療を受ける必要がなくなりましたので、2月からは再診や転院する病院の紹介状の費用を合わせた15,120円だけの優しい月になりました。

初診から退院までの総費用

ここからが本題になりますが、聖路加国際病院で妊婦健診初診を受けてから、出産と退院するまでの約8ヶ月で病院に支払う費用の詳細を表にしてみました。

聖路加国際病院に支払いした出産に関連する費用は、妊婦健康診査受診票の助成額と42万円の出産育児一時金を差し引いたものとなりますのでご注意ください。

出産予定日前の急な入院でも慌てることがないように、医師による妊娠判定が確定できた方は方は、できるだけ早い段階で役所に申請し、妊婦健康診査受診票を取得してください。

遺伝カウンセラー費用

4月には、母体や胎児を傷つけるリスクがない胎児染色体出生前検査と、遺伝カウンセラーを希望して受けたので、199,800円の費用が発生しました。

聖路加国際病院の遺伝カウンセラーは、胎児の染色体出生前検査をするだけの場ではなく、人が産まれるという奇跡な出来事を数字で客観的に説明してくれます。

時には、厳しい現実に対して前向きになれない人がいることや、お腹のなかの赤ちゃんのために大変な覚悟をされる方の話など、聖路加国際病院内で実際に起きている出来事なども教えてくれます。

最終的にどうするかは夫婦で決めることですが、遺伝カウンセラーを受けることで命の尊さや奇跡、親になるための覚悟を学ぶことができるので、決して20万円という金額は高くないと思いました。

4Dエコーで子供の顔が判明

6月には、お腹のなかの赤ちゃんのリアルな顔や動きがみられる、4Dエコーを受診したので8,000円の追加費用が発生しましたが、こちらも希望しなければやる必要はありません。

ただ、断片的な映像でしか確認できない超音波エコーと違い、4Dエコーは立体的に子供の姿を確認することができるので、絶対におすすめです。

女性の場合は、お腹の中で徐々に育つ胎児の存在を感じることで親になる実感と覚悟ができてきますが、自分の体に変化がない男性はパパになる実感が持ちにくいと言います。

子供が産まれ日から急にパパになる覚悟ができる訳ではないので、産後の育児を積極的してもらうためにも4Dエコーで我が子の姿を確認し、早い段階で親になる覚悟を持たせることが重要です。

入院後5日経過で帝王切開

6月までは母子ともに安定していましたが、7月になると軽い出血が続き緊急で外来したのと、9月の妊婦健診の時に羊水過少が判明し緊急入院することになりました。

9月末に緊急入院し陣痛促進剤で急遽出産をすることになりましたが、5日経過しても産まれる気配がないので最終的に帝王切開をすることになりました。

聖路加国際病院に5日も入院を延長すると、家計が破綻するのではないかと心配しましたが、出産一時金を差し引いた自己負担額が50万円弱でしたので安心しました。

帝王切開の手術をしたことで、契約していた二社の保険会社から給付金がありましたし、他に支給された手当を差し引くと実質の自己負担金は十数万円程度になりました。

因みに、出産で長期入院した時に重宝したのが、陣痛の合間に飲み物を飲む時に便利なペットボトルストローと、硬い分娩台の上に敷いたクッションです。

出産に至るまでの時間は人それぞれですが、初産は特に時間がかかるので様々なケースを想定し、事前に準備できることは早めに済ませることが何よりも大切です。

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産後は聖路加産科クリニックで生活

出産したばかりの体はケアが大切なので、家事の心配をせずに栄耀バランスが良い食事を用意してもらえる、聖路加産科クリニックに二週間ショートステイすることにしました。

産褥入院料の他に追加の食事代一回と、検査費用を含めると約30万円かかりましたが、産まれたばかりの赤ちゃんの世話に専念できたので、ショートステイして良かったと今でも思います。

諸々の手当は出産後に申請をしてから支給されるので、出産のために聖路加国際病院へ支払う費用やショートステイにかかる費用を合わせると、とりあえず手元に100万円あれば安心です。

因みに、聖路加産科クリニックの名前を聖路加助産院マタニティケアホームに変更してからは管理体制が変わり、中央区在住以外の方は妊婦健診を受けられなくなりました。

聖路加助産院マタニティケアホームのショートステイ費用ですが、中央区在住の方なら1日10,000円が区から助成されるので、積極的に利用することをおすすめします。

予備情報ですが、聖路加国際病院に支払う高額な入院費用などは現金だけでなく、マイレージなどのポイントがたまるクレジットカードでも支払いが可能です。

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妊婦中に利用したタクシーの回数

妊娠してから数か月は電車で通院していましたが、お腹が大きくなるにつれて外を歩くのが危険だと強く感じるようになりましたので、妊娠中期以降はタクシーを利用することにしました。

妊婦健診のためにタクシーを利用しただけで58,750円もの費用がかかりましたが、お腹のなかに赤ちゃんがいる女性に対して非常識な行動をする人が多いので、極力人混みを避けることにしました。

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その他の医療費

健康な赤ちゃんを産むには、妊婦だけが病気にならないように気を付けるのではなく、身近な人が感染しやすい病気を家に持ち込まないように十分注意してください。

特に、風疹や麻疹などの病気はお腹のなかの赤ちゃんへの影響が大きいので、家族全員が必ず風疹や麻疹ウイルスの抗体があるか検査し、抗体がなければワクチンの注射をしてください。

昔と比べれば病気の感染予防する人が増えてきましたが、麻疹や風疹の抗体を持たない人ほど妊婦や赤ちゃんへの影響に対して無関心な人が多いので、妊娠中は極力人混みを避けるのがおすすめです。

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