卓上IH調理器の利用でブレーカーが落ちた時に確認したいこと

卓上IH調理器を使用した時にブレーカーが落ちるという方は、まずは家で契約している電気の容量の確認をしてください。

昔に住んでいた古いアパートは20A(アンペア)の契約で、鍋をしようと炊飯器でご飯を炊いた時に卓上IH調理器を使用して、ブレーカーが落ちたことがあります。

しかも、そのアパートの照明とコンセントの回路が同じで、照明の電気も落ちてしまい随分と慌てたことがありました。

そこで今回は、卓上IH調理器を使用している時に電気が落ちる原因と、対処方法などについて紹介します。

古いアパートは使える電気が少ない場合も

電気の契約容量が多い家庭では、照明とコンセントの回路を別々にして、電気の使い過ぎても照明は落ちないように回路を別々にします。

築年数の古いアパートなどは20Aしか使えない場合もあるのですが、建物自体の問題で電気の使用量を増やすことができない場合もあります。

また、20Aが使えると言っても2,000W(ワット)の電気をフルに使えるわけではなく、一般的には電源タップ1個で利用できる1,500W前後が限界です。

昔住んでいた20Aのアパートだと、1,500Wしか利用できない上に白熱電球を使用していたことや、当時は待機電力が大きい電化製品ばかりでしたので、使用できる電気の量は相当少ないものでした。

ただでさえ使用できる電気の量が少ないのに、エネルギー効率の悪い家電を使用していると、卓上IH調理器のパワーをフルに使うのが難しくなります。

捨てるのは勿体ないからと古い家電を使い続ける人がいますが、地味に損をしているので新しい家電へ買い替えることをおすすめします。

省エネ家電が増えたとはいえ、エアコンと炊飯器の同時利用が難しい20Aで生活するよりも、電気を多く使える住まいへ引越しされた方が、より安全に卓上IH調理器を使うことができます。

新築でもブレーカーは落ちる

40Aの新築のマンションや戸建てでも、ひとつの回路で電子レンジ、炊飯器、卓上IH調理器などの電気を多く消費する調理家電を併用すると、ブレーカーは落ちます。

例えば、同じコンセントに接続されている炊飯器でお米を炊いている最中に、電子レンジの自動温め機能を使用すると、1,500Wをオーバーしてブレーカーが落ちます。

下の画像は、200Vが使えるブレーカーですが、オール電化住宅でさえも同じ回路で加熱調理器を同時に使用するとブレーカーが落ちてしまいます。

最近の炊飯器は製品や機能にもよりますが、700W前後の電力を消費するので、炊飯器でお米を炊いている時に電子レンジを使うなら、500Wに設定してください。

これは卓上IH調理器も同じで、炊飯器を使用している同じコンセントに接続して電源を入れると、電気が落ちる場合があります。

鍋料理しようと1,400Wフルパワーで加熱している最中に、お米を炊こうと炊飯ボタンを押した瞬間にブレーカーが落ちます。

同じ回路の電気を使用して鍋の調理とお米を炊くときは、まず最初にお米を炊いて保温状態にし、卓上IH調理器は中火で運転するか、パナソニックの製品のように、セーブ運転機能のあるものを選んで使用してください。

もしくは、卓上IH調理器は常時最大火力にする必要はありませんので、電源の容量が心配な方は鍋が沸騰するまでガスで調理するという方法もあります。

これから卓上IH調理器をお求めの方には、Amazonのロングでベストセラーなパナソニックの製品がおすすめです。

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