0才から始めたベネッセのこどもちゃれんじを4年以上続けてきた訳ですが、個人的な印象を言うならば子供を天才に育てるための教材ではないので、これだけで成績優秀な子に育つという訳ではなさそうです。
こどもちゃれんじは良くも悪くも年齢に合わせた教材が毎月届くので、小学校受験を意識した英才教育を受けさせる方には物足りなさを感じるかもしれませんが、逆に言えばベネッセの教材についていけないと厳しいと言えます。
もちろん、子供が早生まれなら教材の内容についていけないことは十分にありえますが、10月産まれの我が子には少し簡単に思えるので、4月誕生日の子には復習にしかならないかもしれません。
字を覚えるまでは続けたい
こどもちゃれんじの教材には、年齢に合わせた知育に役立つ玩具や本が含まれているのですが、幼稚園年少組を対象にしたホップ以降から平仮名や数など小学校入学の準備に必要な内容が含まれてきます。
早期から文字を覚えることが賢い子の証明になる訳ではありませんが、キッズアカデミーや七田式など幼児教室を続けるなら平仮名を覚える必要があるので、ある程度家で勉強をしてもらう必要があります。
幼稚園年少組の女の子なら友達同士の手紙のやり取りがあるので一生懸命文字を覚えようとしますが、男の子の場合は遊ぶのに夢中で中々勉強してくれないことが多く、年長組を卒業する間際でも読めない子がいます。
そんな時に役に立つのが自分から文字を習いたくなるしまじろうのエデュトイで、ひらがなタッチペンの「はてなくん」や、入力した文字をしまじろうがしゃべる「ひらがなパソコン」など、面白知育グッズが人気です。
書く練習はステップから
ひらがなパソコンは音引きがないのが残念ですが、50音順に並んだボタンで入力した文字をしまじろうが読み上げたりクイズに答えたりと、楽しい玩具で遊びながら平仮名の読み方を覚えることができます。
ホップで平仮名の勉強をすれば年中組に進級するまでに正しく読めるようになりますが、もし勉強についてこれていないと感じたとしても、解約せずにステップまでは続けることをおすすめします。
文字は頭が悪いから覚えられないのではなく、単純に興味があるかないかの違いでしかないので、その時期が来たときに楽しく学べるように、しまじろうの面白い教材を残してあげた方が得策です。
平仮名を覚えるための教材は本屋に行けば沢山ありますが、単純に文字の線をなぞる勉強よりも慣れしたんだしまじろうのエデュトイで遊びながら学んだ方が、より高い効果が望めます。
4歳の壁を乗り越える
人間の脳は3歳まで急成長するので4歳になるまで全力で知能を伸ばすことに力を注いできましたが、そこがゴールではなく新たなスタートだと知り心の疲れを感じたことがあります。
更に2歳のイヤイヤ期や3歳の反抗期も可愛く思える4歳の壁という強敵が現れ、気難しさが増し続ける我が子の教育が上手くいかずに悩みましたが、そんな時に助けてくれたのがこどもちゃれんじです。
何にでも興味を示し果敢に挑戦していた3歳と違い、4歳の頃から急に失敗を恐れるようになり新しいことをしなくなりましたが、赤ちゃんの頃から続けているこどもちゃれんじだけは違いました。
4歳から始めたヴァイオリンのレッスンや英語の勉強は嫌がる時がありますが、毎月届くこどもちゃれんじのキッズワークやエデュトイを楽しみにしているのか、自ら欠かさず手に取るようにしています。
好きだからこそ身に付く
小学校入学に向けて学習塾に通いプリント問題をこなして漢字を覚えたり算数を学ぶ子がいますが、早く問題を解くことに意識が集中する傾向があり、ケアレスミスをすることが多いと聞きます。
勉強の先取りを否定するつもりはありませんし機械的に覚えるのは悪と言いませんが、学習の基礎となる国語と算数はしっかり身に着けた方が後の勉強に役立つので、楽しく丁寧に学ぶことが大切だと思います。
小学校受験のことを考えると字を覚えたり算数の計算ができることは重要なことかもしれませんが、8歳までに必要なのは知識の教育ではなく知能を鍛えることなので、焦る必要は全くないと思います。
いずれ誰でも覚える文字を機械的に覚えるよりも、本が好きになるように読み聞かせをしたり、こどもちゃれんじのエデュトイで遊びながら学んだ方が、良い結果が出るかもしれません。