子供に勉強で苦労をして欲しくないという思いから、赤ちゃんの頃から知育玩具を買い揃えてみたり、英語やリトミックなど沢山の習い事に通わせていますが、本当に効果があるのかわからない時があります。
習い事だけでは安心できないのでSNSやテレビで情報収集を行い、良い点があれば真似をし悪い点があれば改善するようにしているのですが、なかにはお金儲け丸出しとしか思えないものもあります。
特に気を付けなければならないと感じたのが、超高学歴の子供を育てたという看板を持つ親が教える子供向けの教室で、本当に自分の子に実践した教育方と他人の子に教える内容が同じなのか疑問に感じてしまいました。
子育てとビジネスは違う
日本国内で生活をしているにもかかわらず、英語を母国語と勘違いするくらい子供を育てるのは、親の努力と工夫なくして成立しないものだと思いますが、月に一度のレッスンとテキストだけで同じレベルに達するとは思えません。
毎日テキストをこなせば英検に合格するかもしれませんが、他言語を学ぶには耳を鍛え正しく発音できることが重要だと自分自身が経験しているので、月に数回の授業に参加するだけでエリート集団の仲間入りと考えるのは危なそうです。
確かに自分の子供を一流に育てた方の英語教室は、アウトプットを徹底したり問題を短い時間で区切りテンポ良く進めるなど参考にすべき部分が沢山ありますが、教わる人と手法が違えば結果は異なるはずです。
海外でも通じるネイティブレベルの英語能力を身に着けることはできなくても、わかりやすい英検合格や受験対策に役立つと宣伝しておけば、保護者も何となく納得して高い授業料を支払うのかもしれません。
子供を優秀に育てレベルが高い大学に進学させた体験者の授業は大きなメリットになりますが、それだけでは絶対的に英語に触れる時間が足りないので、プラスアルファの教育が必要だと思います。
英語目的を明確に
他言語を子供に学ばせる理由は人それぞれだと思いますが、我が子の場合は学校の試験対策や企業のためのグローバル社会で働ける人材に育てるつもりはなく、英語の世界を楽しんでもらうことを目的にしています。
英語がわかれば外国人とも会話することができるので、日本国外を旅行したり海外に移住したり仕事することも可能になりますので、苦手意識が芽生える前に慣れさせた方が良いと思いました。
英語ができたからと仕事ができる優秀な人材に必ず育つという訳ではありませんが、少子化が進む日本に不安を感じるので国内にこだわらず生活ができる力が身に付けば良いと考えています。
身に付いた英語能力を最終的にどう活かすかは子供自身が決めることですが、その判断ができるようになるまで成長するにはかなりの時間がかかるので、衰えないように日頃から他言語に触れる環境を作るのが大切です。
親のサポートが必要不可欠
とある大手学習塾はプリント問題を集中的にこなすので、算数の計算が速いけど数を正しく理解できていないと嘆く人がいますが、足りない分は親がサポートして補うことが大切だと思います。
試験の点数でしか優劣を決められない学校の勉強で、計算問題を素早く解く能力が役に立つのは間違いありませんが、算数をまるで暗記するかのように学習するとミスをしたり考える力が付かなくなります。
英語学習も同じでテキスト問題を解くことも大切ですが、聞き取りや発音する機会が極端に少ないと、試験勉強の成績が高くても会話することができなくなるので、英会話教室でカバーできない範囲があればサポートする必要があります。
因みに、ある程度成長してから英語を習いはじめると、海外へ移住して10年経過しても発音が全く上達しないらしく、会社の同僚から下手なネイティブの真似よりもサムライアクセントで話せと言われるそうです。
成績優秀な子供に育てるには当然ながら親の頑張りもありますが、良い結果を出せるかは子供の頑張り次第なので、効率的な学習方法の研究と勉強の習慣化を意識した方が効果的です。