大切な赤ちゃんのために必ず用意したい電化製品について

赤ちゃんが家で快適に過ごせるように、室内の温度を一定に保つエアコンはもちろん、空気の乾燥による湿疹や病原菌への感染を防ぐ加湿器、空気内に含まれるアレルギー物質から守る空気清浄機など、実に様々な電化製品が必要になります。

季節により必要とする電化製品は異なるので、ここで紹介する全ての製品を同時に購入する必要はありませんが、出産後の忙しい状況を考えると早めに用意するのがおすすめです。

そこで今回は、子供が産まれてから1年間で使用した電化製品のなかから、新生児の育児に欠かせない製品の種類や使用する時期、おすすめの製品や注意点などをまとめて紹介します。

エアコン

新生児が産まれてから最も使用する電化製品と言えばエアコンで、室内の気温を常に25℃を保つように子供が産まれてから1年間は春夏秋冬関係なく、24時間365日稼働させていました。

今の時代はどの家庭にもエアコンはあるのではないかと思いますが、わが家の様に分譲マンションに引越してから3年間エアコンを買わずに凌いでいるという方は、今すぐお店にエアコンを買いに行きましょう。

産まれたばかりの赤ちゃんは、寒すぎると低体温症になり暑すぎると熱中症になりやすいので、とにかく1年間は常に気温を25℃にキープするのが重要で、大人の肌感覚でエアコンを停止してはいけません。

銭湯では年配の方が40℃を越える熱湯風呂に涼しい顔で入浴されていますが、人間は歳を重ねると暑さを感じにくくなるという症状の表れなので、室内の温度管理はエアコンに任せるようにしましょう。

冷暖房の風は、直接新生児に当たらないようにするのが鉄則なので、これからエアコンの購入を考えている方はどの位置にエアコンを設置すべきか良く考えるのが重要です。

メーカーによっては人感センサーでピンポイントに体を冷やしてくれる便利な製品を発売していますが、新生児にとって風は大敵で体温が奪われたり呼吸がしにくくなるので注意が必要です。

因みに、エアコンにはカビが発生するので赤ちゃんが産まれる前に掃除をする必要がありますが、わが家では念入りな掃除をするために専門業者の方を読んできれいにしてもらいました。

東急ハンズやネット通販サイトには専門業者に頼まなくてもエアコンの掃除ができるスプレーが売られていますが、リビングに設置する大型のエアコンには使えない場合があります。

エアコンの掃除には2万円程度の費用がかかりましたが素人作業で機械が壊れても困りますし、分解して確実にカビを取り除けるのであれば専門業者の方に依頼するのがおすすめです。

いざエアコンを使う時に電源が入らないという事態にならないように、出産する2か月前には動作確認を兼ねて清掃をお願した方が良いのですが、暑い夏や寒い冬は修理依頼で混雑するので5月か10月がおすすめです。

サーキュレーター

わが家では家事をしたり搾乳をしている時でも赤ちゃんの様子がわかるように、リビングの隣にある和室に寝かせていたのですが、その部屋にはエアコンを設置しませんでした。

狭い部屋のエアコンは温度を25℃に設定しても冷えすぎることがあるので、リビングのエアコンの冷気や暖気をバルミューダのサーキュレーター柔らかい風に乗せて送るようにしていました。

サーキュレータを使用する時は、直接赤ちゃんに風があたるようにするのではなく、壁に風を反射させながら間接的に冷気や暖気を送り込むことで、効率良く室温をコントロールすることができます。

冷気は下に暖気は上に溜まる性質のある空気をサーキュレーターで上手に巡回させることで電気代の節約にもなりますし、自然に近い風になるので肌に不快感を感じなくなります。

ただし、全てのサーキュレーターが不快なエアコンの風を優しい風に変えてくれる訳ではないですし、搭載するモーターによっては電気代が高くなるので製品購入には注意してください。

私がおすすめするのは、本体価格は高価ですが省エネで長時間の運転が可能なDCモーターを搭載したバルミューダのGreen Fan Cirqで、空調だけでなく洗濯物を乾かすのにも大活躍しました。

新生児は基礎代謝が高いので大量の汗をかきますし、徳利型の胃袋をしているため母乳やミルクを頻繁に吐くの頻繁に着替えなければならず、1日に3回は洗濯機を回していました

浴室乾燥だけでは間に合わないので洗濯物を部屋干しするのですが、その時にサーキュレーターで直接風を送り湿気を取り除くと洗濯物の乾きが各段と良くなりますので、一度お試しください。

ただし、洗濯物の下にサーキュレーターを置くと洗濯物が落ちた時に衣類が絡まるなどの事故につながる恐れがあるので、少し離れた場所から風を送るのがおすすめです。

サーキュレーターは部屋の空気を循環させるのに特化しているので、扇風機と違い首振りやタイマーなどの機能がありませんが、最近は機能面で扇風機と違いのない製品も登場しています。

ただ、扇風機に近い製品には空気の循環能力が低い製品が目立ちますし、そもそも扇風機が欲しいのであればサーキュレーターを選ぶ必要もないので、見せかけの製品に惑わされてはいけません。

因みに、子供はサーキュレーターに興味を示して動いている羽根目掛けて指を入れるのでが、寝返りができるくらいまで成長したら手の届かない台の上に置いて使用してください。

ただ、万全を期すのであれば危ないことを理解できる年齢になるまでは使用しないか、空気の循環能力は落ちるものの羽根のないサーキュレーターを使用するようにしてください。

関連記事

夏に大活躍する家電と言えば扇風機ですが、エアコンを使用していると意外と使用する頻度が少ないと感じていました。扇風機もクーラーの冷気や暖房の暖気を循環させるのに使用できますが、扇風機は冬の季節感には合わないので箱に収納して押し入れに収[…]

加湿器

日本の冬は大陸からの乾燥した空気が流れ込むので、赤ちゃんの肌が乾燥して湿疹にならないように常に加湿器を使用し、部屋の湿度が50~60パーセントになるようにする必要があります。

ただ、卓上で使用する小型の加湿器など一部の製品には湿度の調整機能がないものもなるので、加湿器を購入する時は対応する部屋の広さだけでなく機能や加湿方式に注意しながら選んでください。

超音波式は加熱式の加湿器と違い熱くならないので安全ですし、赤ちゃんの睡眠を妨げることのない静かな運転音なので良いのですが、加湿できる範囲が極端に狭い上に製品によっては雑菌が繁殖する恐れもあります。

雑菌が繁殖しないように、超音波式や気化式の加湿器には薬剤を水に混ぜるものもありますが、産まれたばかりの新生児の側で使用するのは抵抗を感じるので、わが家では銀イオンで殺菌するバルミューダのRAINを使用しています。

デザインがおしゃれで加湿パワーが強いバルミューダのRAINを購入してから既に5年、今でも元気に動いていますが運転音が大きいのとフィルタの洗浄に手間がかかるのが難点です。

除湿機に清掃は付き物なのでバルミューダRAINだけの問題ではありませんが、フィルタを掃除機で吸引したり、クエン酸のバケツに漬けたり、1シーズン毎に買い替えたりなど、手間がそれなりにかかります。

他社には真似のできない美しいデザインの加湿器なので、今後買い換える時も再度RAINを購入しますが、フィルタの清掃だけはあまりやりたいと思えないのが正直な感想です。

運転音に関しては、設定した湿度まで加湿されるかパワーを抑えて運転すれば静かになるので、洗面器に濡れタオルを置くか洗濯物を部屋干しして加湿の補助をするのがおすすめです。

適度な湿度になるようにガスストーブを使うのも良いのですが、燃焼系の暖房器具は空気が汚れるので換気が必要になることを考えると、新生児の赤ちゃんがいる家庭にはおすすめしません。

話が逸れてしまいましたが、わが家でも空気が乾燥する季節は24時間RAINを使用するようにしていましたが、赤ちゃんが寝ている時はフルパワーで運転せずに、洗濯物を部屋に干して湿度調整をしました。

そんな意味で、赤ちゃんのためにこれから加湿器を購入しようと考えている方には、運転音が気になる気化式やパワー不足や雑菌の繁殖が心配がある超音波式ではなく、加熱するスチーム式の加湿器をおすすめします。

ただし、加熱式は消費電力が高い上に、お湯がとても熱くなり火傷をすることもあるので、新生児の近くで使用したり小さなお子さんがいる家庭には細心の注意をしながら利用する必要があります。

どれも一長一短があるだけに選ぶのが難しい加湿器ですが、ひとつ言えることは赤ちゃんの近くに温度計と湿度計を置いて、汗をかいたり寒くしていないか常に気にすることが大切ということです。

関連記事

冬の季節は空気が乾燥するので加湿をすると、すぐにガラス窓が結露してしまいます。ガラス窓の結露だけであればいいのですが、断熱材施工されていない壁は結露しやすくカビが発生するので、家の資産価値維持と健康のためにも湿度管理は重要です。[…]

空気清浄機

お母さんのお腹のなかで無菌状態で過ごしてきた赤ちゃんが、この世に産まれた瞬間から様々な菌やウイルスの危険にさらされることになるので、母乳を飲んで免疫力を高める必要があります。

赤ちゃんは母乳から母親の免疫力を受け継ぐので病気にならないと言われていますが、全ての病原菌に対応できる程の万能な性能ではないので、家の中で過ごす時は常に空気清浄機をかけるようにしました。

母乳を飲んで部屋の湿度を高く保てば、空気清浄機がなくても風邪やインフルエンザのウイルスから体を守ることができますが、赤ちゃんの健康を脅かす相手はそれだけではありません。

春になると攻めてくるPM2.5や花粉、喘息などのアレルギーを引き起こす原因となる排気ガス、カビ、ハウスダストなど、赤ちゃんは産まれた瞬間から色んな物と戦わなければなりません。

これらの物は目に見えないので、空気清浄機ひとつでどれだけ予防効果があるのかが解らないというのが厄介ですが、こちらの画像をご覧いただければ空気清浄機の必要性を理解できるのではないかと思います。

この画像はエアコンのフィルタですが、常にエアコンを稼働させているとフィルタの掃除が作動しないので、気が付いた時には今までみたことのないような恐ろしい状態になっていました。

子供が産まれる前は定期的に掃除をしていましたが、育児の忙しさを理由にフィルタの掃除をエアコン任せにしていたら、冷房が全く効かない状態になり慌てて掃除しました。

それは空気清浄機のフィルタもそうで、フィルタ交換サインがでないことを良いことに放置していたら、座布団と勘違いする程のほこりが積み重なり、空気を吸引しているとはとても思えませんでした。

エアコンや空気清浄機のフィルタを定期的に掃除しなければ同じことですが、もしこれらの家電がなければ大人はもちろん、産まれたばかりの新生児も肺に吸い込んでいることになります。

空気清浄機もフィルタの目詰まりを起こしては意味がないので、こまめな清掃と毎日の掃除機掛けが重要になるのですが、まずは外から排気ガスやPM2.5が入らないように、通気口にフィルタを貼るのがおすすめです。

部屋のなか入り込んだ物を空気清浄機で除去する対症療法よりも、不純物が部屋のなかに入らない様にする原因療法的な方法の方が効果が高いので、まずは通気口のフィルタ交換などをおすすめします。

関連記事

車の交通量が多い道路の近くに住んでいると排気ガスで家の中の空気が汚れたり、春になると悩まされる花粉やPM2.5の対策で、空気清浄機を常時使われる方もいるのではないかと思います。空気清浄機は、部屋の中に侵入した花粉やPM2.5に対して[…]

布団乾燥機

赤ちゃんの基礎代謝はとても高く汗の量がとても多いので、毎日ベビー布団を天日干しするのを日課にしていましたが、気温の低い冬や梅雨の時期は乾きが悪く黒カビが生えてしまいました。

布団のカバーに生えたカビは洗濯したところで落ちないのでカビキラーで除去しましたが、赤ちゃんが寝る敷布団カバーに塩素系洗剤を使うことを躊躇したこともあり、敷布団だけ新しく買い換えました。

わが家は東西北側に窓があるマンションの角部屋なので陽当たりは良いのですが、湿気の多い梅雨の季節や陽当たりの弱い天気だとベビー布団を乾かしきれないようなので、最初はアイロンがけをしていました。

ただ、育児の合間にアイロンをかけるのは大変ですし火傷をする可能性を考えると出来るだけ早く布団乾燥機を購入しようと思い、ネットで注文したところ翌日の朝には届くという便利な世の中になりました。

布団乾燥機は布団の両面を同時に乾燥させられないのが不便ですが、ベビー布団の湿気問題を解消できましたし冷たい布団で寝ていた今までとは大違いで、毎晩熟睡できるようになりました。

因みに、ベビー布団に乾燥をかけると熱風がこもり熱くなるので、赤ちゃんを寝かせる前は掛け布団をめくりクールダウンさせる温度を調整する必要があることを忘れてはいけません。

母親は3時間毎の授乳とオムツ交換や着替えがあり熟睡することなどできませんが、短時間で少しでも質の良い睡眠をするためにも布団乾燥機を購入するのをおすすめします。

あまりにも気持ちが良すぎて夜中に起きるのが大変という意見もありますが、ベビー布団のカビを防ぐことだけでなく旦那に温かい布団で寝てもらう代わりに、夜中の授乳や昼間の育児をしてもらう交渉の道具としても使えます。

関連記事

ジメジメした寝心地の悪い布団をふっくらな状態に戻してくれる布団乾燥機は、睡眠を快適にしてくれる素晴らしい電化製品ですが、使用目的や製品選びを間違えると失敗してしまいます。これを買えば間違いがないという布団乾燥機は今のところなく、熱風[…]

衣類乾燥除湿器

新生児の頃はとにかく洗濯物が多いので、ベランダに干しきれない洗濯物を浴室で乾燥させたり部屋干しをして凌いでいましたが、月齢6か月なる頃には花粉の飛散やPM2.5を心配して衣類乾燥除湿器を購入しました。

衣類乾燥除湿器が必要になるのが湿気の多い梅雨の季節と思うかもしれませんが、実は1年を通して使えるの便利な乾燥家電だということを子供が産まれてからはじめて知りました。

春はPM2.5や花粉が衣類に付着するか心配なので洗濯物を外に干せませんし、雨が多く湿度の高い梅雨や夏は洗濯物が生乾きになりやすい季節ですし、秋は台風が多く発生して洗濯物を外に干せない日が続きます。

冬は空気が乾燥するので洗濯物が乾きやすい季節ではありますが、太陽の日差しが弱いので風が吹かない日は洗濯物が乾かないこともあるので、衣類乾燥除湿器が必要になります。

コンプレッサー式の衣類乾燥除湿器は20℃以下の気温が低い時には威力を発揮しないので、エアコンと併用して使う必要がありますが、冬場は元々湿度が低いだけにすぐに洗濯物が乾きます。

冬に衣類乾燥除湿器を使う場合は、空気が乾燥することを考えて人のいない狭い部屋に洗濯物を干して使用するのがおすすめで、肌が弱い赤ちゃんのいる部屋で加湿なしに使用してはいけません。

赤ちゃんも成長することで母乳を吐いてしまう回数が減るので徐々に衣類乾燥除湿機の出番は数は少なくなりますが、1年の間に洗濯するバスタオル、おくるみ、布団カバー、シーツなどの数を考えると一台あると便利です。

冬には肌の湿疹を抑えるために加湿をするのが大事なのと同じで、夏場は汗疹を抑えるために除湿して汗をあまりかかないようにするのが大切なので、夏や梅雨の季節を快適に過ごすためにも衣類除湿乾燥機は必要です。

熱中症は28℃以上になるとなりやすいと言われていますが、子供は気温が低くても湿度が高いと熱中症になると言われているので、赤ちゃんの体調管理をする意味でも衣類除湿乾燥機を検討されてみてはいかがでしょうか。

関連記事

生活家電のなかでも電子レンジや卓上IH調理器などの調理家電ならパナソニック製品がおすすめですが、布団乾燥機や衣類乾燥除湿機を買うならシャープ製がおすすめです。衣類乾燥除湿機というジャンルに今まで興味がありませんでしたが、赤ちゃんが産[…]