地方の公立学校に入学した子が塾に一度も通うことなくハーバード大学に入学し首席で卒業したり、中学生で起業し高校生で母校を買収してしまう超人がいる一方で、中学生にして既に人生を諦めている子がいたりします。
ハーバードなどの一流大学に行けるかはともかく、子供には人生を不自由することなく生きられるだけの知能や能力を身に着けたり、名声や地位を手にして欲しいと思うのが親心だと思います。
ただ、小学校に入学した途端に試験の点数で他人と比べられたり順位付けされ、低学年の頃から勉強が得意でない子だとレッテルを貼られてしまうと、低学年の頃から諦め癖がついてしまい勉強に対して前向きに考えることができなくなります。
大人の常識は間違いだらけ!?
幼児期の睡眠時間を犠牲にしてまで教育を受けさせるのは反対ですが、脳が急成長する貴重な時期に何も刺激を与えないのは本当に勿体ないことなので、我が家では1歳から習い事をすることにしました。
幼稚園生になる前から、水泳、英会話、ピアノを習うのは早すぎるのではないかと思う方がいますが、ベビースイミングやリトミック音楽教室など楽しく過ごして子供の心と知能を育てるレッスンもあります。
大人の常識や想像で小さな子供に習い事をさせるのは可哀想と思うのは大きな間違いで、先入観がない子供は英会話やIQを高める幼児教室のレッスンに抵抗感はないので、時間とお金に余裕があるなら積極的に参加させることをおすすめします。
ただし、人見知りしたり母子分離を極端に嫌がる子もいるので、まずは無料体験レッスンに参加し子供が集中できるか、楽しい雰囲気で習い事に参加できるか確認してから判断した方が良いと思います。
この世に生まれて間もない子供は勉強に対する先入観や苦手意識がないので、大人の常識やイメージで可能性を摘んでしまわないように、3歳以上の子なら自分の意思で習い事をするか決めてもらうことが何よりも大切です。
小学生からでは遅い英語教育
世界で通じる人材を育てるという目的で小学生の頃から英語教育を授業で行うようになりましたが、大人が期待していたよりも成果がでないのは、既に子供達が英語に対して苦手意識があるからです。
中学生から英語の学習を始めた子と比べると単語の読み書きができるようになりますが、ネイティブな発音の聞き取りや発声ができず自信が持てないので、なかなか積極的になれないとのことです。
試験のための英語勉強ならそれでも構いませんが、二度と取り戻すことができない貴重な時間をどうせ使うのなら、より意味のあるものにするためにも早期から他言語に慣れさせることをおすすめします。
日本で教育を受ける以上、母国語を疎かにすると学力が上がらないので英語だけに力を入れるべきではありませんが、今後更に人口減少が加速する国内事情を考えると他言語を使えた方が安心です。
マルチリンガルが賢さの証明にならないのが残念ですが、グローバル化社会に対応できる人材に育てるためという漠然とした目標のためでなく、子供の可能性を広げたり将来の保険のための英語学習がおすすめです。
動画の英語教育
罪悪感に苛まれながらテレビやYoutubeに子守をしてもらう人がいますが、一ミリも教育の役に立たない動画を延々と視聴させるくらいなら、ディズニープラスを英語で視聴させるべきです。
母国語が飛躍的に上達する3歳頃から他言語に対して拒否反応をするようになるので、遅くとも二歳になる前に英語アニメを視聴した方が良いのですが、動画の視聴ばかり要求するようになる諸刃の剣でもあります。
大人の趣味にも言えることですが、苦手意識がなければ入りやすくなりますし、少しでも興味が出てくれば好きになる可能性がありますし、好きになれば集中して取り組むことができます。
本気で英語をマスターしてもらいたいなら、最低でも週に一度はネイティブスピーカーのレッスンに受けたり、家庭内の簡単な会話くらいなら日本語を禁止にした方が良いのですが、まずは耳を鍛えられる歌や動画の視聴がおすすめです。
硬直回路が成長の邪魔をする
英語に限らず子供の教育で一番の邪魔になる可能性があるのが親の常識や思考回路で、自身の成功体験や専門的な知識があるならともかく、そうでない方は他人の教育方法を参考にしたり書籍を読んで知識をアップデートしてください。
人それぞれ環境や経済力が違うので、超難関校に入学した子の勉強方法を完全に真似する必要はありませんが、自分達にもできそうなことがあれば積極的に取り入れるくらいの気持ちは必要だと思います。
小学生になるまでに英語教育やIQを高めることに失敗した人ほど、無理して勉強させる必要はないと言いますが、子供はみんな天才で適切な時期に機会を与えてあげれば楽しんで学習してくれます。
確かに幼児期の頃から毎日プリント問題を解いたり、実生活で使うことがない九九や俳句の暗唱を繰り返す勉強には疑問ですが、子供が楽しく思うなら難しいことにも積極的に挑戦させるべきだと思います。
親が硬直回路の持ち主だと子供の成長を邪魔をする可能性があるのですが、もし知能発達の一環として子供の習い事を決める時に、ピアノ以外の選択肢を与えていなければ要注意です。
ピアノが弾けることは素晴らしいことですが、楽器の習い事を決める時にヴァイオリン、ドラム、チェロなどを自分の意志で習びたいと思える環境を提供したのか否かではないでしょうか。
自分の意志でピアノを選択したのなら問題ありませんが、性別で決めたり親子だから同じ才能があるだとか、子供の意志と関係ないところで決めてしまうと長続きしないので注意してください。
硬直回路と真逆の成長回路の持ち主であれば、子供の教育で失敗を繰り返したとしても他人の成功例を参考にし、柔軟に軌道修正することができるので子供と一緒に常に前を向きながら成長することができます。