自分の子供は他の子よりもかわいいと思うのが当たり前で、こんなにかわいいうちの赤ちゃんならモデルデビューさせてみようと思うのが親心というものです。
我が家の娘も赤ちゃんモデルやキッズモデルにデビューさせてみようかと思い調べてみましたが、中途半端な気持ちで受かる程の甘い世界ではないということを知りました。
少子化の影響で昔よりもキッズモデルや子役の競争率は低いのかもしれませんが、一世帯あたりの子供の数が少ない分だけ子供にかける親の熱意は高いのではないでしょうか。
親の願望と熱意だけではモデルになれない
ベビーやキッズモデルのまとめサイトや実際に我が子をモデルデビューさせた人の経験談をみていると、子供のかわいさや親の熱意だけでは願いは叶わない問題があるようです。
ベビーやキッズのモデルになるには書類選考や実技審査を通過しなければなりませんが、そのためにプロのカメラマンに写真を撮影してもらったり、ブランド指定の子供服を着たりと、何かとお金がかかるそうです。
目出度く審査を通過したとしても、レッスンを受けるための授業料を支払ったり交通費や外食費を支払うなど毎月お金がかかるので、本気で挑戦する気持ちがないと続かないようです。
仮にモデルになれたとしても必ず仕事が転がり込んでくるとは限りませんし、他の子のサブとして扱われることもあるので、何のためにモデルデビューさせるのか良く考える必要がありそうです。
世の中産まれた時から公平ではない
何十年と生きていれば人に言われなくても理解できているかと思いますが、残念ながら人は産まれた時から公平ではないということです。
とても多くの時間とお金をかけたとしてもモデルになれない子もいれば、親の力で楽にモデルの世界に飛び込む人がいるのは事実です。
そんな不公平な世の中に不平不満を言ったところで自分の地位が上がる訳ではないので、親の七光りに負けないくらいの努力をするか、すんなりあきらめて他の道を摸索するのが賢明だと思います。
なかには産まれながらなんの苦労もせずに育つ人もいますが、我が子をモデルデビューさせる程の力を持つ多くの人は相当な努力をした人か才能がある人ではないかと思います。
親が子供のために何かをしてあげたいと思うのはみんな同じで、大変な努力をして築いた地位を活用できるのなら利用するのは至極当然なことだと思います。
ただ、親の気持ちが子供に全て伝わるとは限りませんし、貴重な人生のショートカットを十分に活用できるとは限らないのではないでしょうか。
中途半端なコネを使うと子供は不幸になる
親が有名人の子供を何人かみてきましたが、その人たちが必ずしも社会で活躍しているとは限らないのが人生という物ではないでしょうか。
過去に働いていた会社に有名なスポーツ選手やセレブの息子が面接なしで採用されましたが、今まで散々甘やかされて育てられたのか結局長続きしないで辞めてしまいました。
逆に有名な親の名前を利用しないで自分の力で面接を受けている人もいるので、全ての人が親の七光りを利用している訳でもないし、裏技を使用したとしても最後は自分の力が試される時が必ずきます。
親に力があれば有利な面も確かにありますが、そこに対してイライラするよりも、子供の可能性を一緒に摸索しながら人生を楽しんだ方がきっと幸せになれるのではないかと思います。