倍率がやや高い私立幼稚園に子供を入園させるために、色々と工夫しながら入園願書に記入しましたが、そもそも子供達は3年程度しか生きていないので、紙切れ一枚に書いた内容で合否が決まるとは思えませんでした。
幼稚園入園願書に記述すべき内容は幼稚園毎に違いますが、人生を歩み始めたばかりの子供達には、資格もなければ職務経歴もないので、どんなに努力したとしても書ける内容は多くありません。
ただ、幼稚園入園願書は親がお手伝いできるの唯一のことなので、できるだけアピールできる内容があれば書くのがおすすめですが、空回りすると不合格の材料になりかねないので注意してください。
内容次第で書き方を変える
六校の幼稚園入園説明会に参加し、そのなかの三校で願書を受け取り、最終的に面接を受けたのは二校ですが、自分の子供がどんな子なのか考える良い機会になりました。
幼稚園入園願書に書かれている設問は様々で、幼稚園を選んだ理由の他に子供の長所、短所、性格など、今まであまり考えたことがないことを必死に考えて記入しました。
特に気を付けたことは質問に対する回答の書き方で、短時間で数百人を選考しなければならない状況を考えると、長文で自分の子供をアピールをするよりも、完全箇条書きにした方が良いと思いました。
ただ、箇条書きは多くの事を分かりやすく伝えるのに有効ですが、淡白な印象を持たれる可能性があるので、書類選考する人の感覚で運命が大きく変わる可能性がある諸刃の剣です。
箇条書きにすることで願書の記入欄がスカスカになり不安に感じる部分もありましたが、他の保護者との差別化を図るために我が家は文章的な回答を全て排除しました。
箇条書きにしてみたものの、記入欄があまりにもスカスカになるのなら文章にした方が良いと思いますが、今まで子供と過ごした日々を思い出せば書くことは絶対にあるはずです。
入園願書に子供自慢を書かない
英語教室やリトミック音楽教室など、早期の乳幼児教育に力を入れている方が多いからか、質問にはない習い事のことをアピール材料として願書に書く人もいると聞いたことがあります。
幼稚園の面接は時間がとても短いので、書面上で勝負したくなる気持ちは十分理解できますが、だからと不必要な情報を沢山並べてしまうと身勝手な人だと思われるので、あまり書くべきではないと個人的には思います。
暑さや寒さに負けずに子供と一緒に通い続けた習い事のことを考えると、何もしないで育てられた家庭の子に負けるはずがないと、堂々としていれば良いと思います。
ただ、どうしても不安で習い事をアピール材料として使いたいのであれば、幼稚園の志望動機に習い事の場所から近いためとか、さりげなく入れるくらいで十分だと思います。
正直、面接で大失敗しても合格している子も沢山いますし、外国人の子が何人も合格しているのをみると、何を基準に選考しているのかは部外者には全くわかりません。
確実に言えることは、この内容は幼稚園関係者でも何でもない人間が勝手に書いていることなので、参考にしたからと必ず合格できるとは限らないということです。
幼稚園不合格は運が悪いだけ
超名門私立の幼稚園なら厳しい試験の結果次第で不合格になることはありますが、一般的な幼稚園に落ちるのは運が悪いだけで、誰のせいでもありません。
残念なことですが、他の園児への影響や先生の負担を考えて発達障害がある子が面接で落されるというケースがありますが、それは感性が他の子と違うだけの圧倒的な少数派だけでしかありません。
余程の名門私立幼稚園なら面接に失敗して落とされることがあるかもしれませんが、有名人の子供だけという理由だけで入園できる子もいるくらいなので気にする必要はありません。
当然ながら保護者が派手に髪の毛を染めたりタトゥーを入れていれば、トラブルが発生するのを回避するために面接で落とされることもありますが、愛情を与えられながら育てられた方の子なら大丈夫なはずです。
募集人数を大幅に超える入園希望者が集まる場合は不合格になる可能性が高くなりますが、なかには併願していて入園を辞退する人もいるので慌てる必要はありません。
幼稚園の入園面接は、自分の子供が人生で初めて他人と比較されて、合否まで決めらてしまう過酷な試練ですが、あの短時間で決められた判断が全て正しいという訳ではありません。
未就学児ならいくらでも挽回できるチャンスがありますし、保護者に余程の問題がないのであれば相性や運の悪さが原因なので、他に出会うべき幼稚園があるはずだと気持ちを切り替えるべきだと思います。