知らないと失敗する卓上IHクッキングヒーターの選び方

IHには大きく分けて、キッチンにビルトインするタイプと、卓上で使用するタイプがあります。

ここでは、キッチンにビルトインしたものをIHクッキングヒーターと呼び、テーブルの上で使用するものを主に卓上IH調理器と呼びます。

キッチンにビルトインされているIHクッキングヒーターは、オール電化などの200Vの電源が利用できる家庭でしか利用できませんので、IHクッキングヒーターをご検討されている方は、こちらの関連記事をお読みください。

IHクッキングヒーターを5年使用して思う嘘と本当の話

2015.08.18

※タイトルには卓上IHクッキングヒーターと表記していますが、卓上コンロなども含めて卓上IH調理器とします。

卓上IH調理器はワット数が重要

寒い季節にテーブルの上で鍋をしたり、キッチンに置くガステーブルの変わりに卓上IH調理器を購入される方も多いかと思いますが、使用目的を意識せずに見た目や値段、ダブルでIHが使えるという理由で製品を選んではいけません。

オール電化住宅であればIHクッキングヒーター用に200Vの電源が用意されていますが、一般的な家庭は100Vが主流です。

100Vの20Aなら2kw使えると思うかもしれませんが、電源タップをみるとわかるように、一般家庭で使用する家電製品は1,500Wが限界です。

オール電化住宅で使用するIHクッキングヒーターは3KWの火力のものがあるので、その約半分である1,400Wでは力不足と思う人もいるかもしれませんが、卓上で鍋料理やちょとした料理をするなら十分な火力です。

こちらはパナソニックの卓上IHで調理した鴨鍋ですが火力も十分で、牡丹鍋、アンコウ鍋、もつ鍋でも大活躍してくれました。

鍋料理で卓上IH調理器を使う方が多いのではないかと思いますが、こちらはミラノ風カツレツの様な調理も可能です。

衣がサクサクで肉のなかまで火がしっかり通り、とてもジューシーな出来上がりに大満足しました。

火力が弱い卓上IHもある

人気テレビ番組で、卓上IH調理器にもなる炊飯器を紹介していましたが、卓上IH調理器の出力が800ワットと火力不足を感じる製品なので、正直おすすめできません。

お米を炊いた後に鍋料理が完成するまで時間がかかるようではストレスになりますので、テレビ番組の派手な紹介に惑わされないようにしてください。

番組終了後に予約が殺到しているようですが、コンビニの一人鍋を食べるならまだしも家族みんなで鍋を食べるなら、ご飯を炊きながら鍋の調理ができるように、別々の製品を揃えた方が良いでしょう。

IHの知識がない時に購入した700Wの卓上型IHクッキングヒーターは、明らかに力不足で鍋を沸騰させるのにかなり時間がかかりました。

仕方ないので火力の強い200VのビルトンIHクッキングヒーターで素早く調理し、700Wの卓上IH調理器で保温をしながらご飯を食べていた時は、かなり不便だと感じていました。

700Wの火力が弱い卓上IH調理器だと、鍋をする時に時間がかかりすぎてストレスにもなりましたし、肉野菜炒めなどの炒め物をする時に料理が美味しくでき上りません。

こちらの図は、キッチンのガスコンロとキッチンに備え付けの200V IHクッキングヒーターの火力を比較したものに、卓上IH調理器がカバーする火力範囲を組み込んでみました。

図の水色の部分を確認すればわかりますが、800Wでは弱い部類の中火までしか使えないのに対し、1,400Wでは強火まで使えます。

あくまでもイメージなのでIHの製品ごとに火力が違いますが、とにかく700W~800Wの弱い中火では調理に時間がかかるだけでなく味も美味しくできあがりません。

因みに、テーブルで使うカセット式のガスコンロは火力以前の問題として、火力が徐々に弱くなるという現象があります。

これは、気化熱で冷えたボンベ内のガスが気化しにくくなることで起きる現象ですが、ボンベを温めると大事故になるつながるので、絶対に加熱しないでください。

古いガスボンベを使うのも危ないので、利便性や安全面を考えたら卓上IH調理器の方が断然おすすめです。

おすすめできない卓上IH調理器

最近はスーパーだけでなく、安物家具屋や雑貨屋でも卓上IH調理器を販売するようになりましたが、これらの製品を購入するのはできるだけ避けてください。

我が家でも、かわいらしいデザインに惑わされて安物卓上IH調理器を購入した経験がありますが、火力が弱いのに音がうるさくて、保証期間後すぐに壊れてしまいました。

電気を使う製品は品質が重要なので、値段やデザインに惑わされることなく、安心できるメーカーの製品を購入してください。

 1,400ワットの卓上IH調理器がおすすめ

すき焼きやしゃぶしゃぶ店で使われている卓上IH調理器は100Vで使える1,400Wの製品なので、お店と同じものを選んで購入すれば家庭でも問題なく使えます。

最大1,400ワットまで使えると中火強あたりまでカバーできるので、野菜炒めなどをする時もパワー不足を感じません。

強火や強火強が使えないと火力不足なのではと感じるかもしれませんが、あまりにも高い出力で調理するとフライパンや鍋の寿命を縮めるだけなので、200VのビルトインIHでも通常は中火強までしか使いません。

テフロン加工のフライパンが駄目になるのは、許容量を超える火力で調理しているからという事実を知らない人も多いようです。

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1,400Wは鍋やしゃぶしゃぶで威力を発揮

卓上IHで調理する料理と言えば鍋料理やしゃぶしゃぶですが、火力が不足してしまうとストレスを感じるだけでなく美味しさも半減します。

過去に800W程度の卓上IHで鍋やしゃぶしゃぶをしたことがあるのですが、鍋が沸騰するのに時間がかかりすぎて不満を感じました。

1,000Wに対応した製品でもそれなりに火力があるので鍋をすることができますが、やはり1,400W時に比べると鍋の沸騰に時間がかかります。

牛しゃぶなら多少火が通らなくても良いのかもしれませんが、豚しゃぶをした時はしっかり熱を通す必要があるので、1,400W対応の卓上IHがあると快適です。

パナソニックの卓上IHは、ブレーカーが落ちないようにボタンの同時押しで1,000Wにセーブして運転する機能があるのですが、試しに豚しゃぶをしてみたところ火の通り方が全く違うと感じました。

基本はひと口がおすすめ

1,400W使える卓上IH調理器が一台あれば、鍋料理をしたり料理の保温をしたりと色々な使い方ができますが、口数がひとつしかないからと使い方を考えずに複数口ある製品を買うと失敗するかもしれません。

何故なら、一般家庭の電気100V20Aで使える電気は1,500W以下となるので、二口のコンロを同時に使うと一口で使用できる出力が大幅に低下します。

どちらかを保温専用などにすれば使えなくもないですが、主菜と副菜を同時に調理するには絶対に火力が不足するので、特に理由がない限り一口のものを選んでください。

複数口の卓上IH調理器はスペースが広くて使いやすい面もあるのですが、どちらかというと普段は調理をしないワンルームマンションに住む人が、安全目的でガスコンロの代わりに置くくらいではないでしょうか。

卓上IH調理器はPanasonicが人気

Panasonicは、IHクッキングヒーターの圧倒的なシェアを占めています。

そんなPanasonicは、古くから卓上IH調理器を販売しているだけに、火力や静音性に優れているだけでなく機能も豊富です。

そんな訳で、私がおすすめする卓上IHクッキングヒーターは、こちらです。

美しいガラストップに部屋が映り込んでいるのがおわかりになりますでしょうか。

音も他のメーカーの卓上IH調理器と比べても静かです。

人に薦めるからには自分の家でも使用していないと説得力がないので、我が家でも同じものを購入してみました。

こちらの製品は2014年9月に発売されたパナソニックの製品ですが、ある意味完成された製品なので、毎年の様にモデルチェンジをしていません。

頻繁にモデルチェンジ製品というのは売れていないという証拠で、2017年も数多くの卓上IH調理器が登場しましたが、やはりパナソニックの卓上IH調理器が2018年もひとり勝ちという状況です。

PanasonicのIH調理器は人気不動のロングセラー商品なだけに、鍋シーズンのピークには在庫が不足する場合もあるので、お早目の購入をおすすめします。

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オプションプレートが豊富

Panasonicのサイトで紹介している南部鉄器のたこ焼き用プレートをセットで購入すれば、専用の機械がなくてもたこ焼きパーティーができます。

南部鉄器のプレートで作るたこ焼きは、中がトロトロ外はカリカリで、お店よりも断然美味しくできます。

他のオプションには、天ぷら用鍋はもちろん、お好み焼きができる平面プレート、焼き肉用プレート、蒸しケースなど豊富なバリエーションがあります。

Panasonicの卓上IH調理器を使用した、美味しいたこ焼きのパーティーの様子は、こちらからご覧になれます。

簡単美味しいIH調理器で初めてのたこ焼き作りに挑戦

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Panasonicの卓上IH調理器は安全

高級なガステーブルには、火を消すタイマーなどの安全装置がありますが、卓上で使えるガスコンロや標準的ガステーブルには自動消火のタイマーはありません。

その点IH調理器は、ビルトインはもちろん卓上のものでも消火タイマーが使えるので、消し忘れで冷や汗をかく必要がありません。

Panasonicの卓上IH調理器は、温度過昇防止機能、切り忘れ自動OFF、鍋無し自動OFF、揚げ物そり鍋自動OFFなど、卓上ガスコンロでは実現できない安全機能が充実です。

ガスの場合は、朝の忙しい時間に切り忘れて出勤したり、就寝前に使用して切り忘れると大変危険ですが、卓上IH調理器なら安心です。

また、ガスの場合は袖に炎が燃え移ることもありますが、IH調理器の場合は火がでないので、衣類が燃えるようなことはありません。

何か起きた場合も、マグネット式のコンセントを抜けば加熱を停することができるので、卓上IH調理器はガスコンロよりも断然安全です。

ただし、生活の安全を機会任せにするのは大変危険なので、あくまでも安全機能は補助的なものと認識して使用してください。

Panasonicの卓上IH調理器は機能が充実

Panasonicから発売されている卓上IH調理器は、とても機能が充実しています。

KZ-PH33-K、KZ-PG33-Kの製品マニュアルに保温に関する説明はありませんが、ボタンの長押しでとろ火にして保温ができます。

意外と保温機能がない卓上IHクッキングヒーターが多くありますので、お湯を沸かした後にとろ火で保温したい人にもおすすめできる製品です。

その他にも、自動オフタイマーはもちろん、ブレーカーが落ちにくいセーブ運転、鍋だし作りコースや揚げ物の温度を自動コントロールする機能など、とても機能が豊富でおすすめです。

有名しゃぶしゃぶ専門店でも使われている

私がおすすめするPanasonicの卓上IH調理器は、「しゃぶしゃぶブッフェ しゃぶ葉」で使われているものと同じで、毎日フル稼働する現場で使われています。

品質や機能が気になるけど、どの製品を選べばわからないという人は、パナソニックの卓上IHを購入すれば安心です。

パナソニックの卓上IH調理器がおすすめなのは、鍋料理でも使える1,400Wの出力を備えていますが、とろ火機能とブレーカーが落ちないように1,000Wセーブ運転機能がついているからです。

この製品はもちろん、他社の製品でも揚げ物コースがついたりと多機能をアピール製品がありますが、卓上IH調理器を選ぶ時は機能面よりも、火力の強さで製品を選ぶのが一番です。

その点、この卓上IHクッキングヒーターは1,400Wの出力が可能なので、安くてコンパクトな卓上IHクッキングヒーターをお求めなら、この製品をおすすめします。

Panasonicの人気卓上IH調理器であるKZ-PH33とKZ-PG33の違いは、鍋が付属しているかしないかの違いだけで、鍋が付属しているものを選ぶならKZ-PG33をお選びください。

パナソニック IH調理器 鍋付き ブラック KZ-PG33-K

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既にIH調理器で使える鍋をお持ちの方や、他の鍋を購入したいとお考えの方は、鍋付きよりも価格の安い本体のみのモデルを購入ください。

卓上IH調理器の本体のみ購入してステンレス製の鍋などを別途探した方が、家族構成に合わせたサイズの鍋が手に入るので、後に買い換える必要がなくなります。

パナソニック IH調理器 ブラック KZ-PH33-K

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ホットプレートにもなる卓上IH調理器

少し値段が張りますが鍋以外にもホットプレートとして使える、PanasonicのKZ-HP2100という卓上IH調理器もあります。

Panasonic KZ-HP1100

KZ-PH33の本体が2.5Kgに対し、KZ-HP2100は3.6Kgと重くサイズも大きいので、気軽に取り出すという訳にはいきません。

ですが、卓上IHだけでなくホットプレートも別で購入するとなる収納に困るのは間違いないので、こちらも検討されてみてはいかがでしょうか。

パナソニック IHホットプレート ブラック KZ-HP2100-K

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卓上IH調理器は、焼肉やタコ焼きなどを手軽に行えるオプションのプレートがあるので、鍋以外の季節でも重宝します。

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2016.09.20

こんな選び方も

パナソニックの卓上IH調理器が断然おすすめなのは変わりませんが、ティファールの鍋をお持ちの方は調理器具に揃えて製品を選ぶという方法もあります。

ティファールは調理器具で人気のメーカーですが、家電メーカーではないので品質の良し悪しはあると思いますが、火力十分の1,400ワットに対応した製品もありますし、白色で清潔感があるので鍋やフライパンとセットで使うと気分が良くなるのではないでしょうか。

卓上IH調理器におすすめの鍋

IHは普通の土鍋が利用できないので、金属製の鍋を購入することになりますが、鍋選びの時は少しだけ気をつけて欲しいことがあります。

土鍋にプレートが埋め込まれているものや、土鍋風に塗装された製品がありますが、これらの製品にはIHを痛めたり、塗装が落ちてしまう製品があります。

鍋の塗装が落ちる

ステンレス製の鍋よりも雰囲気がでるので塗装された製品を選びたくなりますが、使用する過程で塗装が落ちてしまうので、健康のことを考えるとおすすめできません。

卓上IHとステンレス鍋

我が家で使用しているのはステンレス製の鍋で、土鍋よりも雰囲気と保温性は劣りますが、とても軽い上に割れないので重宝しています。

試しにご当地鍋料理である博多の牛もつを調理してみましたが、2人分なら余裕で4人前でも行けます。

博多モツ鍋調理例

製品ごとに深さが違うので一概に言えませんが、土鍋を選ぶ時のサイズはこのようになります。

6号:18cm前後:1人用
7号:21cm前後:2~3人用
8号:24cm前後:3~4人用
9号:27cm前後:4~5人用
10号:30cm前後:5~6人用

実際に料理が入る部分のサイズを測ると26cmくらいなので、5人前用の鍋というよりも4人前用の鍋として考えた方が良いでしょう。

IH対応 土鍋風ステンレス鍋 もみじ 27cm SJ1858

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こちらの関連記事では、我が家で使用している土鍋風ステンレス鍋を詳しく紹介していますので、ご興味のある方は合わせてお読みください。

卓上IH調理器で鍋をするなら土鍋風ステンレス鍋がおすすめ

2016.09.01

卓上IH調理器と鍋が決まれば、鍋料理と一緒に食べるお米にもこだわりたいもので、すき焼きなどの味の濃いものにおすすめなのが、昔懐かしのササニシキです。

ササニシキはコシヒカリと人気を二分した美味しいお米で、サッパリした上品な味わいは和食や鍋料理に最適です。

コシヒカリ以外にも美味しいお米は沢山ありますので、是非美味しい鍋料理と一緒に食べてみてください。

最後になりますが、目的に合う卓上IH調理器と鍋が決まれば、美味しい鍋料理も必要になりますので、こちらの関連記事もおすすめです。

やっぱり美味しい!本場博多の牛もつ鍋をお取り寄せしてみた

2016.10.16



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5 件のコメント

  • 1月29日に卓上IH調理器に関する質問がありましたので、メールにて返信を行いましたが、ご入力いただいたメールアドレスに誤りがあるためエラーになりました。
    このメッセージに心当たりのある方は、再度お問い合わせフォームにて連絡をお願いいたします。

  • おかげさまでいい買い物ができました。どれを選べばいいかわからなかったので助かりました。
    ガスボンベ気にしなくていいのが最高です!

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