中華鍋も使えるIHクッキングヒーターの調理器具事情

IHクッキングヒーターはガスコンロと違い、使用できる調理器具の種類が限られるので、その点をIHのデメリットとして大きく取り上げられることがあります。

事実、耐熱ガラスや土鍋などは熱源となる金属が含まれていないので、最新のIHクッキングヒーターでも使用できません。

ですが、金属プレートを埋め込んだ土鍋や底の平らな中華鍋もあるので、IHクッキングヒーターで料理をしても困ることはありません。

何かと便利と言われるIHクッキングヒーターですが、使用できる調理器具を心配する方が多くいます。

そこで今回は、我が家で実際に使用しているIHで使える調理器具について紹介します。

IHの基本

まずは、IHで使える調理器具の材質や形状について簡単に説明します。

調理器具は底が平らなものを

IHはガスコンロよりもエネルギーの利用効率が良いとされていますが、調理器具の底がガラストップとフラットに面しているのが大前提で、鍋やフライパンの底に反りや丸みのある物は使用できません。

調理器具の反りが2mm以内であれば使用できますが、調理器具の底面がフラットでないと、IHに組み込まれた温度センサーが正しく動作しない場合があります。

全ての調理器具がフラットでなければならないという訳ではありませんが、揚げ物などの温度管理が必要な料理をする時は、安全のためにも調理器具の底面がフラットなものを使用しましょう。

材質にも注意

普通のIHクッキングヒーターではアルミや銅の調理器具は使えないので、これらの素材の調理器具を使いたい方はオールメタルに対応したIHをご利用ください。

ただし、今まで10年近くIHクッキングヒーターを使用していますが、我が家の調理器具はステンレス、ホーロー、南部鉄器などの鉄製品ばかりなので、オールメタル対応のIHクッキングヒーターがなくても困る事はありません。

そこで、ここからは実際に我が家のIHクッキングヒーターで使用してる様々な調理器具について紹介します。

IHでも使える中華鍋

まずは中華鍋となりますが、IHクッキングヒーターを使用していると、IHでは中華鍋が使えないのではないかと聞かれることが何度もあります。

確かに底面が丸い中華鍋は使えませんが、IH用につくられた底がフラットな中華鍋であれば問題なく使えます。

IKEA中華鍋

我が家で使用している中華鍋はIKEAで購入したものですが、IHは熱効率が良いので肉野菜炒めやチャーハンを素早く作ることができます。

ひとつ難点なのは、空焼きされていない鉄製のフライパンや鍋は、錆びるのを防止するために空焼きしないといけないのですが、IHだと全体の空焼きでません。

空焼きされた製品を購入するか、使用後に必ず水分を蒸発させて油を塗れば問題ありませんが、素直にコーティングされたものを選ぶという選択肢もあります。

鍋とやかん

こちらは、WMF(ヴェーエムエフ)ProfiSelect seriesの片手鍋で、鍋の寸法が16cmと大きくないので、スープの蒸発量を抑えることができます。

味噌汁やスープを作るのに最適ですが、湯通しす時も愛用している丁度よいサイズの鍋です。

WMF鍋

調理器具の底径が12cm未満のものは、IHクッキングヒーターで使用できない場合があるので、調理器具を購入する際は製品の仕様を必ず確認してください。

そしてこちらは、10年くらい前から使用しているkaicoのホーロー製両手鍋とケトルです。

ホーロー調理器

このkaicoのホーロー製品は人気製品でお気に入りなのですが、賃貸マンションに住んでいた時にガスコンロで湯沸かしをしたら柄の部分が黒くなるという経験をしました。

IHは調理器具の底面が熱くなるだけなので、ガスのように調理器具全体や柄の部分が黒くなることがありません。

ホーロー製品はkaicoが人気ですが、個人的に野田琺瑯ポーチカの鍋が好きで、次にホーロー鍋を買うならこちらの製品を購入する予定です。

形状が特殊なので蓋の内側が洗いにくいのが難点ですが、キッチンに野田琺瑯のポーチカがあるだけでテンションが上がること間違いありません。

ホーロー製品は空焼きをする必要がないので、IHに向いている製品と言えます。

因みに、ポーチカとは「つぼみ」という意味らしいのですが、確かに花のつぼみの様なかわいらしいデザインで素敵だと思います。

フライパン

こちらは、10年以上前に出張先で手に入れた安物のフライパンですが、IHでも問題なく使用できています。

鉄製フライパン

IHはエネルギー効率が高いので、底の薄い黒フライパンで調理する際には、高温にならないように注意してください。

安定した温度で調理をするなら、WMF(ヴェーエムエフ)などの調理器具を利用してください。

そんな訳で、次はWMF(ヴェーエムエフ)のグルメプラス28cmのフライパンです。

WMFフライパン

こちらは10年くらい前に購入したものですが、食材を焼くだけでなくガラス蓋をして煮込んだりできる、とても便利なフライパンのひとつです。

ステンレス製なのでギョーザの皮がついてしまう時もありますが、コーティングされたフライパンとは違い丈夫で長持ちします。

また、安物の薄いフライパンとは違い、温度が急上昇して焦げ付くことのない、火力をコントロールしやすいフライパンでもあります。

鉄製のフライパンの様に、油を馴染ませて保管する必要もなく、焦げ付いたら水を入れて沸騰させるだけで楽に汚れを落とせるので、メンテナンスが非常に楽です。

WMFのフライパンは、とにかく丈夫で使い勝手が良いので、結婚やマイホーム購入時に買いそろえる人もいます。

次は、焼くに特化した鉄製フライパンのガストロで、余分な油がフライパンの溝にたまるからか肉が付きにくいという優れた製品です。

鉄製のフライパンは簡単なメンテナンスが必要ですが、コーティングされたものよりも安心に使えるので、とにかく豪快に食材を焼きたいという方におすすめの製品です。

ガストロのフライパンは卓上IH調理器でも問題なく使えますが、鉄だけに重量があり重いので、利用スペースが広くてフライパンが安定する、ビルトインIHクッキングヒーターの方がおすすめです。

ガストロのフライパンは関連記事で紹介していますので、ご興味のある方はこちらの記事も合わせてお読みください。

IHでも使える焼くに特化したドイツの鉄製フライパンガストロ

2016.10.09

揚げ物用の鍋

ビルトインIHクッキングヒーターには、もれなく揚げ物ができる天ぷら鍋がセットでついてきますが、これは熱センサーの誤動作を防ぐ目的があります。

事故防止のために、天ぷらやから揚げなどの揚げ物をする時は、必ず付属する鍋を使用するようにしてください。

卓上IH調理器は、揚げ物用の鍋は付属していないので、メーカーが推奨する揚げ物天ぷら鍋を確認してから購入してください。

おすすめの卓上IH調理器はパナソニックKZ-PH33で、この製品で使えるてんぷら鍋はKZ-T1Kとなります。

土鍋風ステンレス鍋

冬の鍋料理に必要な一般的な土鍋はIHで利用できませんので、もつ鍋でお馴染みのステンレス製土鍋がおすすめです。

陶器製の土鍋とは違いステンレス製なのでとても軽いので扱いやすく、錆びにくいので長く使えます。

ステンレス製土鍋については、こちらで詳しく紹介していますので、合わせてごらんください。

卓上IH調理器で鍋をするなら土鍋風ステンレス鍋がおすすめ

2016.09.01

便利なフライパンラック

素敵なフライパンや鍋を購入しても、キッチンに調理器具が散乱していては台無しになりますので、フライパンラックを活用して整理しましょう。

フライパンや鍋を整理するのに100円ショップのアイテムが便利と聞いて、過去に実践したことがありますが正直イマイチな結果でした。

我が家では、フライパンラックなるものを購入して調理器具の整理をしていますが、きちんと並べることができて満足しています。

フライパンラックはこちらの関連記事で詳しく紹介していますので、興味のある方はこちらも合わせてお読みください。

キッチンの整理で後悔しない中華鍋も収まる鍋・フライパンラック

2016.12.05

その他

このサイトでも何度か紹介していますが、IHで利用できるたこ焼き用プレートや、焼き肉プレートなどがあります。

たこ焼き用プレートはガスでも利用できますが、ムラなく均一に熱が伝わるIHの方が楽に使えます。

プレートは、手入れをすれば長く使える南部鉄器がおすすめです。

南部鉄器の急須などは、ガスよりもIHの方が相性が良いと言われることもありますが、高出力で沸騰させると急須を傷めることがあるので注意してください。

今回の内容は以上となりますが、何かとデメリットと言われるIHで使える調理器具も、余程の事がない限り困ることはありません。

ただし、ある程度IHの特性を理解した上で、上手に調理器具を選ぶ必要があるのも事実です。

調理器具のなかには、IH対応と表示されていても正しく動作しないものがあるので、一生物となる調理器具は安心できるメーカーのものを購入してください。

知らないと失敗する卓上IHクッキングヒーターの選び方

2015.09.29

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