子供が将来の英語学習で苦労しないように、早期からディズニー英語システム(DWE)を購入したものの、最終的には高価なオブジェとしてリビングの隅に置いている知人が何人もいます。
その一方で、DWEがなくても3歳で難しい英語の歌を覚えてしまい、ネイティブレベルの発音で歌える子がいるなど、とても納得できない挫折感を感じている人も多いと聞きます。
自身も二か国語の読み書きができますが、ネイティブスピーカーと対等に話せるレベルではないので、同じ失敗を子供がしないようにDWEを購入したいのですが、価格を聞いて断念してしまいました。
親の努力が必要
DWEを上手に活用できている家庭は、英語のレッスンを子供や教材任せにするのではなく、それが当たり前の習慣になるように親が根気強く一緒に勉強していると聞きます。
母国語である日本語が上達してくると、アニメのDVDやテレビ番組を英語で視聴するのが嫌になるので、子供の前ではテレビの音声を日本語にしないように徹底している人もいたりします。
母国語を覚えることはとても良いことですが、日常的に使う言語でアニメや幼児向け教育番組を視聴させる必要はないという論理で、映像を流す時は必ず英語にしているとのことです。
その他にも、英語の発音を聞き取る能力を鍛えるために、0歳の頃から乳幼児向け英語教室に参加したり、時には英語の絵本で読み聞かせをするなど、かなり努力されていると聞きました。
もちろんDWEはとても良い教材なので購入する価値は十分にあると思いますが、親も一緒に英語をマスターするくらいの意気込みがないと、本を買うだけで満足してしまうのと同じことなるようです。
英語が好きなる方法
我が家にはDWEがないので、0歳の頃から英語の音楽を聴かせるのを日課にしていましたが、それだけでは十分と言えないので1歳の頃から幼児向けの英語教室に週一で通うことにしました。
ただ、週一の英語では不十分らしくプラスして他の教室にも通うことを勧められましたが、体力と財源の確保が難しいので好きなアニメで不足分を補うことにしました。
最初の頃はEテレで放送していたペネロペやDlifeのパグパグアドベンチャーを英語音声に切り替えると嫌がりましたが、日本語は一度だけという条件で繰り返しの視聴を許可したら心地よく許諾してくれました。
一度日本語で視聴すればアニメの内容を理解できるからなのか、繰り返し好きなアニメを視聴できるのなら英語音声でも構わないらしく、台詞が早くて長いちいさなプリンセスソフィアでも苦にならないようです。
本当は同じ映像を繰り返し視聴させるのは良くないのですが、家事をしている際中はどうしてもアニメに頼らざるを得ないので、それなら英語のインプットを増やす時間にしようと考えました。
最初の頃はソフィアやラプンツェルなど、好きなディズニープリンセスが登場するアニメを中心に視聴させていましたが、英語に慣れてきた頃からミッキーマウスクラブハウスにしました。
ミッキーマウスクラブハウスは幼児向けのアニメなので、最初から英語で視聴しても十分に内容を理解できることもあり、日本語にして欲しいと言わなくなりました。
そのおかげで、今ではディズニープラスを英語だけで視聴できるようになりましたし、4歳になるまでにラプンツェルやアナと雪の女王の曲を英語で歌えるようにまでになりました。
好きだからこそ上達する
子供の将来を考えてDWEを購入したものの、子供が興味を示してくれないと無駄になるのではないかと焦りますが、英語の授業が開始する小学校低学年なら挽回することができると思います。
ただ、学校の授業は試験のための英語なので、そこで苦手意識が芽生えてしまうと挽回するのが難しくなるので、まずは英語でアニメを視聴したり歌を聴く習慣を身に着けるようにしてください。
同じ歌やアニメの台詞を毎日聴き流しをするだけで、英語に対する苦手意識が薄れてきますし、好きなことなら英語でも受け入れられるようになる年齢なので、諦めずに継続することが大切です。
英語で歌えるようになれば自然と曲の意味も知りたくなるので、単語の勉強をするようになりますし、多くの単語を知ることで自然と会話ができるようになります。
もちろん、将来的には文法などの勉強も必要になるかと思いますが、まずは英語が好きになれる方法を親子で一緒に考え、必要があれば教材などを揃えてあげるのが良いと思います。
自分自身も日本語以外の言語で読み書きができますが、頭のなかで翻訳してしまう勉強方では身に付かないので、まずは好きなことで英語を徹底的にインプットしてください。
いくら英単語を沢山覚えて試験で満点を取れたとしても、ネイティブな発音を聞き取れないようでは自信が持てないので、まずはアニメや歌で耳を鍛えることが大切だと思います。
そして、何となくでも子供が英語に興味を持ち始めたなら、その時は親子一緒に英語をマスターする気持ちで、改めてDWEを活用してみてはいかがでしょうか。
我が家にはDWEがないので説得力がないと思われても仕方がありませんが、人気の教材が使われずに埋もれるのは勿体ないことなので、皆さんの子供が英語を好きにるように心から願います。