幼児教育の否定は親の言い訳!?だけど無理強いは逆効果だと思う

人それぞれ事情や考えの違いがあるので万人が幼児教育を受ける必要はありませんが、自分達が子供のために何もしていないのを正当化するために、他人の教育方針について否定することはとても残念なことです。

英会話スクールや公文などを無理やりやらせたり勉強付けにするのは問題ですが、幼児教育で体験したことが全くの無意味だとか逆効果だと言うのは、子供の可能性を信じていないのだと思います。

確かに、幼児期から無理やり習い事や勉強をさせられたことで性格が豹変して、家庭内外で暴力を振るうなどの問題を起こす子もいますが、適切な教育内容を無理がない範囲ならやる価値は十分にあります。

幼児教育への誤解

幼児教育と言えば平仮名や片仮名はもちろん漢字を覚えたり、算数のプリントや九九を暗唱するイメージがあるかもしれませんが、それは一部の幼児教室のことで基本的に子供が楽しく過ごせる習い事が主流です。

例えば、親子一緒に参加が可能なリトミックでは、ピアノの伴奏に合わせて小走りしたりゆっくり歩いたり停止したり、アンパンやチョココロネの真似をしたりと、音に合わせて異なる動作を覚えたりします。

言語能力が発達途上にある子に言葉で動作の違いを教えるのは難しいことですが、音の高低に合わせて行うポーズなら簡単に覚えることができるので、初めての子でも楽しく参加することができます。

大人からみれば音に合わせて動作を変えることは他愛もない動作ですが、人生が始まったばかりの子供にとってリトミックは、日常生活とはまた違う貴重な体験をすることができる楽しい習い事です。

我が子は他にも週に一度キッズコーナーの英会話教室や、チャイルドアカデミーの幼児教室に参加していますが、どれも楽しそうにしているので本人の気持ちが変わるまでサポートするつもりです。

楽しく遊び正しく学ぶ

脳科学に詳しい大学教授曰く、幼児期に出来るだけ多く刺激を受けた子の方が将来の勉強で有利になるとのことですが、何も幼児教室に通うことだけが脳の刺激になる訳ではありません。

外を散歩して景色を眺めたり絵本の読み聞かせをしたり、料理作りに挑戦したり工具を使うお手伝いをしてもらうだけでも十分な刺激になりますが、それだけでは十分と言えないので幼児教室に通う人もいます。

また、言葉が上達する二歳までは絵本の読み聞かせをしたり積み木やブロックで遊ばせるだけでも十分ですが、数や図形の概念を理解しはじめる三歳に教え方を間違えると遠まわりになることがあります。

例えば、100まで言えるがサイコロの目を指で数えてしまうAと、10までしか言えないがサイコロの目を瞬時に答えられるBとでは、後者の方が数のことを理解していることを幼児教室に行くまで知りませんでした。

幼児教室に通うまでは、修行の様に暗唱して100まで教えられるようになれば上出来だと考えていましたが、実はサイコロを振る双六をしたりトランプの七並べをした方が数を理解する近道だということです。

習慣づけが大切

人間の脳は新しいことや難しいことを嫌がる傾向がありますが、それが遊びながら楽しく学べる環境ならいくらでも集中できるので、テンションが高い先生がいる幼児教室を選んで子供を通わせることにしました。

出来れば家で決められた時間に図形や数のプリント問題を解いたり、大枚叩いて購入した知育玩具で遊んでもらいたいのですが、勉強はとても楽しいことだと脳に勘違いするまで焦りは禁物です。

今は遊びの延長で公文や七田式のプリント問題をやらせる程度にし、大好きなプリキュアの歌や踊りを覚えさせたり、ディズニープラスのアニメを毎朝英語で視聴させる程度に留めています。

新しいことが当たり前になれば家庭内学習も嫌がらなくなるはずなので、徐々にプリント問題を増やしていきたいところですが、今はまだごっこ遊びが大好きなので年中に進級するまでは幼児教室を頼りにします。

教育の無理強いは要注意

子供を賢く育てるための幼児教室には、当然ながら小学校受験を目指す教育熱心な親御さんが多く刺激になるのですが、極稀に行き過ぎではないかと他人の子なのに心配してしまう人もいます。

行き過ぎた子供への教育が原因で息子の性格が乱暴になり、必死に手を尽くして裏技入学した名門校も通えなくなり、精神が崩壊寸前にまで追い込まれた母親の話を聞いたことがあります。

子供の将来のことを考えて出来ることがあれば何でもしてあげたいと思う親心は悪いことではありませんが、過度な教育が小さな子供の脳と心に大きな負担をかけるようであれば逆効果になります。

自身に学がないことをコンプレックスに感じていることから、子供には遠まわりをさせたくない一心で早期教育をしている不届きものですが、親のプライドや自己満足のために勉強を無理強いをするつもりはありません。

何故なら、女の子だからという理由だけでピアノ教室に10年間通い続けた知人は、家で練習するだけの熱意もなく言われるがまま惰性で続けた結果、仕事や趣味でピアノを弾くことがないと聞いたからです。

倒れるなら前に

子供が産まれる前から育脳をしていますが、0歳児に平仮名を教えたことがあるなど見当違いの教育をしたり、求められてもいない知育玩具を買い与えて無駄にしたこともあります。

教育に関する専門的な知識がないので、脳科学者が書いた本やネットの情報を参考にしながら摸索している最中ではありますが、とにかく何でも一度は体験して判断することにしています。

もし子供が嫌がるなら辞めれば良いことですし、楽しく学習できるのであれば卒業するまで続けて構わないと思いますが、無意味に続けたり何もしないで後悔だけはしたくないと考えています。