50ヶ月の卒乳で判明した子供の知能指数とその後の変化

母乳を長く飲む子は賢くなるだとか健康に育つとか色々な都市伝説がありますが、年齢や経済的余裕を考えて子供は一人までと考えていたので、断乳せずに子供の好きなタイミングで自然と卒乳できるまで待つことにしました。

我が子が自然卒乳するまで丁度50ヶ月(4年2か月)かかり、それまで断乳の必要性について何度も夫婦で議論したことがありますが、今となっては子供の好きにさせて良かったと思います。

授乳している限り風邪をひいても薬を飲むことができませんし、ビールや日本酒などのお酒を飲んで楽しむこともできませんが、最初で最後の授乳と考えれば0歳の頃に断乳するという慣例に従う必要はないとの判断です。

母乳の栄養価は高くない

世界の平均授乳は4歳2ヶ月なので我が子は世界に通じる授乳歴の持ち主ということになりますが、別にWHOの推奨や世界の常識を意識して続けた訳ではなく、我が子が納得できるまで好きにさせた結果です。

長く母乳を飲み続けることで賢い子に育つだとか、モンゴルでは強くなるために大人も母乳を飲むだとか、嘘か本当かわからない都市伝説がありますが、その様なことを期待して4歳まで授乳を続けた訳ではありません。

ただ、母乳の栄養価が高いので飲み続けた方が良いと都市伝説には疑問があり、1歳なりたての頃にした血液検査では鉄分不足と診断されたので、離乳食よりも優先して飲ませる必要はないと思いました。

赤ちゃんに鉄分のサプリメントを飲ませる訳にもいかないので、レバーをペーストした物を食べさせたり、鉄瓶で沸かしたお湯で離乳食を調理してみたりと、できるだけ栄養不足にならない工夫もしました。

新生児にとって母乳やミルクが最善の栄養源であるのは間違いありませんが、離乳食を食べるまで成長した赤ちゃんを体を大きく成長させるだけの力は、母乳にはないということだと思います。

母乳でIQは高くならない!?

母乳の都市伝説には他にもIQが高くなるだとか病気になりにくいだとか色々ありますが、我が子の場合に限定して言えば2歳になるまで発熱したことがないので、それなりに免疫の効果があるのかもしれません。

ただ、満三幼稚園の入園説明会に参加した時に、高熱を伴う風邪で肺炎になり入院までしたので、仮に母乳に何らかの免疫効果があるにしても万能薬並みに効く訳ではなさそうです。

長期の授乳で気になることと言えば知能指数への影響ですが、我が家の娘は何年も知育を続けた結果がIQ138であり、母乳を与え続けることが賢く育つなる秘訣とは言えないので、都市伝説的な情報をそのまま鵜呑みするのはやや心配です。

四年間毎日母乳を飲み続けた一人の子供のIQが138という結果がありますが、一個人の知能指数を基準にして語るべきではありませんし、今までしてきた努力のことを考えると授乳よりも知育の方が効果的だと信じたいものです。

ただ、授乳を続けたことで幼稚園に通いだしたばかりで受けたストレスを減らすことができましたし、夜泣きした時にも落ち着いて対処することができたので、母乳を与えることを否定するつもりは全くありません。

母親好きは変わらず

母乳を続ける限りお酒はもちろん薬を飲むのもご法度ですが、風邪になろうがインフルエンザにかかろうが子供はお構いなく母乳を求めるので、それなりに覚悟がなければ自然卒乳まで耐えることはできません。

授乳を続けることで母親との信頼関係が日々深まる一方で、遊びの時でしか父親との距離が縮まらないので卒乳を待ち遠しく思いましたが、蓋を開けてみたら今まで何ら変わらない平常運転でした。

娘が就寝した後に妻と寝る場所を入れ替わることもありますが、気が付かれると泣きながら拒否されるので腕枕をすることもなく、ただただ近くで寝息をたてる姿を眺めることしかできません。

小学校高学年にもなると確実に父親と寝てくれないので、娘が幼稚園を卒業するまでに一度くらい腕枕をしてみたいものですが、このままでは儚く散る夢となりそうで眠れない日々が続いています。

授乳減で食事量が増えた

幼稚園に通い始めたばかりの頃は朝と夜に授乳をしていましたが、それも環境に慣れてきた頃から寝る前だけになり、母乳が出なくることで自然と卒乳することができました。

我が子は母乳が大好きだからか離乳食の頃から小食派で悩んでいましたが、2歳になる前から授乳の回数を徐々に減らすことで食事量も少しずつ増えてきたので、体が次第に大きくなりました。

幼稚園の環境に慣れたのか単に子供が成長したのか、授乳と食事量の因果関係は正直分かりませんが、最近は幼稚園のお弁当を完食する回数が増えて体重が増えてきたので安心しています。

ご飯を何も言わずに完食してくれる子なら何も問題ないのですが、そうでない場合は授乳が小食の原因と結びつけてしまいやすいので、無理な断乳をしないのなら予め夫婦で議論する必要があります。

育児雑誌やWHOが推奨する年齢まで授乳を続けるのも悪くありませんが、一番は自分の子供の成長と健康に有益か否かで判断し、無理なく卒乳できる環境を徐々に作り上げることだと思います。