大人の常識で決めていませんか!?子供の可能性を広げる楽器の選び方

学歴がないと不利になる現代社会で子供達が生き抜いていけるように、幼少期から英語、水泳、リトミック、体操、幼児教室など、過密スケジュールで英才教育を受けている子が年々増えています。

我が家は一人娘なので教育にお金をかけている方ですが、だからと子供のためにならないことにコストをかける余裕はないので、習い事を決める前に親子で議論し体験してから何でも決めるようにしています。

特に慎重に決めたのが音楽教室で、女の子を理由にしたり賢い子はピアノのレッスンを受けているという不確実な情報で判断せずに、子供が好きなことをしながら頭脳を鍛えることを意識しています。

演奏会で楽器の種類を知る

決してピアノを習うことが悪い訳という訳ではありませんが、折角楽器や音楽の世界に興味があるなら自分が好きなことをやらせた方が成果がでやすいので、世間の常識や親の判断で決めてしまうのは勿体ないと思います。

ただ、世の中にどんな種類の楽器があるのか知らない子供に意見を聞いても判断できないので、まずは0歳からのコンサートやズーラシアンブラスなど人気の演奏会に参加してからの方が良いと思います。

ハーモニカや木琴以外の楽器を弾いたことがない親が、ピアノの良さを一生懸命説いたところで子供の心に届くはずもないので、演奏会に何度か足を運んで自分でやりたい楽器を選んだ方が納得してもらえると思います。

我が子はズーラシアンブラスやリトミック音楽教室の演奏会を何度か鑑賞したことがありますが、2歳の頃から涙を流して感動したり手を叩いて喜んでいたのを今でも覚えています。

当然ながらコンサートは、ピアノ、ヴァイオリン、サックス、フルート、ドラムなど使用して演奏するので、音楽教室に通いはじめる4歳までに習いたい楽器を自分で決めることができました。

リトミックで音楽の基礎を学ぶ

好きな楽器が決まり次第、音楽教室に通うのも悪くありませんが、もし幼児教育のリトミックを続けているのなら、楽譜が読めるようになるまで待たせるかスケジュールがタイトになりますが同時進行で習うことも検討してください。

リトミック教室も、音大出身と保育出身の先生とでは目指すゴールが違うので確認が必要ですが、もしソルフェージュを身に着けるためのレッスンをするスクールであれば続けるメリットは十分にあります。

楽器を演奏するには、リズム、メロディー、ハーモニーが必要不可欠ですが、楽譜を正確に読むことができなければ実現することができないので、ソルフェージュを身に着けることが大切だと思います。

ただ、リトミック教室の先生が何歳までにソルフェージュを身に付けるのかを目標にしているかにもよるので、並行して習わせるのが難しいようであればどちらかを選択する必要があるかもしれません。

まずは無料体験

楽器のレッスンを受けられる先生のリストをみると、どの音楽教室もピアノを教えてくれる先生の数が圧倒的に多いのですが、最近はドラムやヴァイオリンなども人気があるとのことです。

女の子と言えばピアノというイメージがありますが、娘と同じ年齢の友達は自分の希望でドラムのレッスンをしていますし、小学校受験対策を行う幼稚園ではヴァイオリンを教える場合もあります。

娘にはピアノ、クラシックギター、フルートなど、体験したい楽器の体験レッスンを一通り受けさせて、最終的にヴァイオリンを習うことにしたのですが、左利きが重要な鍵になるとは思いもしませんでした。

体験レッスンを受ける前は、大好きな友達と同じピアノを習いたいと主張していましたが、ピアノで右手ばかり使う練習をしたのがストレスに感じたらしく、二番手候補のヴァイオリンにしました。

ピアノと違いヴァイオリンは体の成長に合わせて買い替える必要があるので、長いスパンで考えるとピアノよりもコストがかかりますが、状態が良ければ下取りしてくれショップもあります。

予算の都合や親と同じ楽器を教えたいという気持ちも大切ですが、まずは島村楽器など様々な種類のレッスンが受けられる音楽教室で無料体験した上で、子供がやりたい気持ちを尊重することが長続きの秘訣だと思います。