前歯が3本しか生えていない我が家の子供が、初めての歯科健診を受けた時のことを聞いて大変驚きました。
親が虫歯で苦労しているので娘が虫歯菌に感染しないように、子供へのキスをしたり誰かが口に入れたものを咥えないように監視してきました。
ただ、歯科健診で虫歯の菌は歯だけに住み着くものなので、歯が生えていない状態では意味がないと言われたのです。
自分の好きなようにする義理の父が大事な娘に菌を感染させないように何度も言い聞かせたり、子供の広場で白い目でみられながらも玩具を除菌シートで拭いたりしながら過ごしてきたのに拍子抜けしてしまいました。
ただ、虫歯菌は歯が生えていないと感染しないのかもしれませんが、ピロリ菌や水虫などは普通に感染するので、やはり子供に対して気を使うのは正解だと思います。
口の中の菌が定着するのは3歳くらいだと聞いていますが、この情報もどれだけ正しいのかわからないので、少なくとも小学生になる前までは虫歯菌に感染しないように努力しようかと思います。
歴史もそうですが、当時は正しいと言われていたことが後の世代で覆ることは珍しくないので、何事も油断はできません。
そう考えると、部活動中に水を飲んではいけないとか最初に言い出した人の罪はとても大きいのではないかと思います。
昔はわからないことを簡単にネットで調べたり、SNSで様々な意見を聞けるような場がないので、テレビや新聞などで発信された情報が検証されることもなく、いつまでも長く信じられていました。
そう考えると便利な世の中になったものだと思いますが、情報のデフレ状態で昔のように雑誌がでるのを毎月楽しみにするということがなくなりました。
これからを生きていく子供たちが、ささやかだけど心から楽しめる出来事というのが少なくなっていっている気がします。
昔はホームページの文字をスクロールさせて喜んだりしていたものですが、質の高いコンテンツが無料でみられたり技術が発展しすぎているので、何に対して喜んだら良いのかが難しくなるのかもしれません。
そんな時代だからこそ、子供たちにはアナログな遊びをしてもらいたくて、家にジャングルジムや知育パズルを購入していますが、スマホをみつけるとハイハイダッシュで近づいてきます。
家では極力スマホをしないようにしているのですが、1歳の子供からするとなんとも神秘的なもので魅力あるものなんだと思います。
そんな訳で本が好きな子になることを祈りながら今日も書店で絵本を買って返りました。