離乳食に味見したスプーンを入れて台無しにした話

全くご飯を食べてくれない1歳の娘のために、色んな本をみながら離乳食を作っています。

次は完食してくれることを夢見ながら寝る前に調理しているのですが、時間をかけて作った離乳食に味見したスプーンを突っ込んで一瞬で台無しにしたことが二度もあります。

虫歯になる菌と言われているミュータンス菌は、100℃以上で20分加熱すれば殺菌できるらしいので、加熱して食べさせようかと何度も悩みましたが、念には念を入れて母親の朝食として食べてもらうことにしました。

結果はどうなるかわかりませんが、子供が虫歯ならないように今まで気を付けてきたので、多少疲れているからと妥協しては今までの苦労が台無しです。

因みに今回作った離乳食は、煮て身をほぐした真鯛、みじん切りにしたニンジンとトマトを昆布と鰹節の出汁に入れて煮た物です。

料理自体は簡単な物ですが、ニンジンはだし汁がなくなる寸前まで煮なければ柔らかなくならなかったので、翌日作り直しをした時は電子レンジで3分程チンしました。

親の苦労を親が知らない

そんな今の親の苦労も知らずに、自分の親が平気で娘にキスをしようとしていたので寸前で止めましたが、いくら注意しても子供の言う事を聞かないのが親とというものです。

今でこそ男性も育児に参加するようになりましたが、自分の親世代は女性が育児をするのが当たり前な時代でしたし、虫歯やピロリ菌が自分から感染するという知識もありません。

そんな時代に生きてきた親なので当然ながら育児に対する知識をバージョンアップさせる気もなく、やりたい放題している姿をみていると握り拳に力が入ります。

以前、日本橋でベビーカーに乗る娘をかわいいと老紳士が話しかけてきてくれたのですが、こんな人がお爺ちゃんや親戚だったらいいのになと思いました。

自分の娘が結婚して子供ができた時は、少しでも好感度の高いお爺ちゃんになれるように、今から老紳士になれるように努力したいものです。

普段しない失敗をする

今でも慣れない料理や育児に失敗することはあるのですが、この1年間で今までしたことのない失敗を何度かしたことがあります。

初歩的なミスと言えば、夜ご飯を食べるのに料理ができるまで炊飯器のスイッチを入れ忘れることや、炊飯器の蓋をせずにご飯を炊いて水浸しにしました。

ひどい時は、お米を洗わずに炊飯器を炊いたり、炊いたお粥を小分けしたのに冷凍庫に入れ忘れたりなど、お米に関係するミスをよくするようになりました。

育児の疲れなのか凡ミスを乱発していますが、離乳食を作るのは今しかできないことですし、料理はやればやるほど楽しくなるので続けていければと思います。

最近、娘の結婚式で涙するお父さんの気持ちとはどんな物だろうとか考えることがあるのですが、育児に積極的に参加した人だから涙が出るのでしょうか。

給料を毎月稼いで家に入れるだけでも涙がでるものなのか、自分でも良くわからないことを考えてしまうのですが、少なくとも娘と一緒に過ごした日々を思い出して涙がでるようにしたいものです。

想い出とは楽しいことよりも大変な時の方が記憶に残りやすい物ですが、頑張りの先には楽しいことがあるものなので、常に頑張れるお父さんでりたいものです。