子育てはジャイアンと星一徹をトッピングしたワンマン社長の世話に似ている

TwitterなどのSNSをチェックしていると、子供がいない人に対して子育ての大変さを力説するつぶやきをみかけますが、それってGoogle Earthで旅行に言った気持ちになれと言っているのと同じだと思います。

ただ、まるでジャイアンと星一徹をトッピングしたワンマン社長の世話に似ている育児の大変さや、子育てを取り巻く環境を考えるとSNSで情報を発信して少しでも理解して欲しいと思う気持ちも十分にわかります。

子育てのこんなところが大変

新生児の頃は昼夜問わず3時間おきに授乳をするので、最低でも3時間は寝れると思うかもしれませんが、オムツを替えたり搾乳したりするので寝る暇が全くありません。

新生児はひたすら飲む・出す・寝る・吐く・泣くの繰り返すので慢性的な寝不足になりますが、まだジャイアンや星一徹へ変化することはありません。

離乳食を食べはじめると、夜中にニンジン、ホウレン草などを茹でて食べやすいように網でこしたり、ミニトマトの種を取り除いたりと細かな作業を延々とします。

離乳食初期の頃はパクパクなんでも食べていた赤子が、次第に好き嫌いや食べず嫌いをするようになったり、食べ物で遊び始めたりしてゲンナリすることがあります。

星一徹が赤子に乗り移るかの如く、茶碗をひっくり返したり物を投げたりして、イライラっとすることがありますが序章でしかありません。

1歳になる頃には後追いが始まり寝るのも一緒、トイレに行くのも一緒、どこへ行くにも一緒で、休まる時がありません。

また、口に入れたお水を志村けんの様に出すマイブームが発生したり、寝るのが嫌でいつまでも起きていたりと、新生児の頃とはまた違う大変さがあります。

1歳3か月頃になるといやいや期の到来で、今まで大人しく親の指示に従っていた子供が、急に嫌がるようになります。

今まで大人しく歯磨きのく仕上げ磨きをしていたのが急に嫌がる様になり、羽交い絞めにしながら無理やり歯磨きをしたりもしました。

ただ、歯磨きで子供が毎日大泣きするのをみるのが嫌なので、歯磨きをさせてくれたら甘いキシリトールのスプレーをしてあげるという交渉をしてみました。

1歳の子供相手に交渉など成立するはずもなく、仕上げ磨きはさせないけど甘いスプレーはよこせという、まるでジャイアンの様な主張をするようになります。

これから魔の2歳児がバックに控えていることを考えると不安がありますが、育児の大変さは月齢とともに変化するので、夫婦でカバーしあうことができれば乗り越えることができるはずです。

育児には良いことも沢山ある

SNSでみかける育児の大変さをみていると子供なんていらないと思う人もいるかもしれませんが、子供がいたらいたで良いことも沢山あるので安心してください。

時にはご飯をひっくり返したりわがまま言い放題のワンマン社長の様な子供ですが、寝顔をみているとニヤニヤしてしまう程かわいいのです。

また、足にギュッと抱き着いてきたり、ほっぺたにチュッとしてくれるだけで活力が沸いてくるので、どんなに疲れていても頑張ろうという気持ちになれるのです。

子供がいなければ経験しないであろうリトミックの教室に参加したり、音楽コンサートに参加したりと、今までとは違う人生を歩むことができて結構楽しく過ごしています。

子供がいなければディズニーランドに泊りで行くこともないですし、公園の滑り台やブランコで遊ぶこともないでしょう。

ここで紹介している育児の良いことというのはほんの一部ですが、これからもきっと沢山の良いことが待っているに違いありません。