リトミック音楽教室に2年以上通い続けた効果と感じたこと

娘が1歳になる前からリトミック音楽教室のベビークラスに通いだし、気が付けば既に2年以上お世話になっている訳ですが、子供の成長にどの様な効果があったのか具体的に聞かれると正直答えられません。

ただ、この2年間に体験したレッスンが決して無駄ではないと思える出来事は沢山ありましたし、子供と一緒に楽しい時間を過ごした思い出は何があっても消えない事実なので、毎月月謝を払うだけの価値は十分にあると思いました。

あくまでも素人の見解ですが、リトミック教室に参加している子供達は、何もレッスンを受けずに育てられた子よりも言葉の発達が早いだけでなく、感動したり喜んだりする心の成長が早いと感じました。

言葉の発達が早い子が多い

毎日絵本を読み聞かせをしたりベビーサインを教えた成果なのかわかりませんが、娘は2歳の誕生日を迎える前から10語に迫る勢いでお話が上達し、大人と同じレベルで会話できるようになりました。

同じリトミック教室に通うママ友に話では、週に一度レッスンに通う自分と娘と保育園に預けられたままの子供とでは言葉の発達に差がありすぎて、戸惑うことがあるとのことでした。

リトミック音楽教室に通うことが言語の発達に影響するというよりも、リトミック教室に通う子供と保育園だけに通う子供とでは、親とのコミュニケーション時間に圧倒的な差があるのが影響しているのかもしれません。

最近はリトミックの時間を設けている保育園もありますが、24時間365日子供と一緒に過ごす親子と朝と夜の短い時間しか親とコミュニケーションが取れない子とでは、言葉の発達に違いが出てくるのは当然です。

言葉の発達は個人差が大きいと言いますが、インプットなくしてアウトプットができるようになるのは絶対にないので、リトミック教室に通える子が結果的に言葉の発達が早くなるのかもしれません。

音楽は心を育てる

参加しているリトミック音楽教室は、年に一度プロの演奏家を招いて音楽コンサートを行うのですが、2歳の娘が演奏中に涙を流して泣き出したので理由を聞いたところ、悲しい音楽だからとのことでした。

子供が泣く理由と言えば、痛みや自分の思い通りにならない時しかないと思っていましたが、まさか産まれて2年そこそこの子供が、音楽を聴いて涙を流すとは考えもしていませんでした。

それ以外にも大きな古時計の歌詞の意味を教えただけで涙を流したり、ディズニーシーのビックバンドビートの演奏に手拍子を合わせて喜んだりと、随分と感情豊かな子供に育ちました。

音楽は子供がお腹のなかに居る頃からスピーカーで聴かせていましたが、やはり楽器の音は生演奏の方が心に響くみたいなので、0歳からのコンサートやズーラシアンブラスなどの公演があれば鑑賞しています。

リトミック音楽教室のピアノ演奏を聞いて歩いたり止まる行動をするだけで子供の脳は発達しますし、レッスンに楽しく参加できれば心が大きく育つので、週に一度通うだけでも通う価値があると思います。

良質のママ友ができやすい

ここからは大人目線でリトミック音楽教室に通うメリットについて紹介しますが、まず乳幼児教室に通う親御さんは育児に対する意識が高い人が多いので、質の良いママ友に出会う可能性が高くなります。

昔ながらのママ友作りは近所の公園にデビューして集団の仲間に入れてもらうという流れですが、今の時代は習い事の場で気が合いそうな人がいれば声をかけて一緒に遊ぶのが主流です。

近所に住むママ友達の民度が低いと教育熱心な方には耐えがたいストレスとなりますが、スクールならレッスン仲間という程よい距離を保ちながら時間をかけて気が合う人を探すことができます。

リトミック音楽教室だけでなく英会話教室やスイミングスクールにも共通して言えることですが、気が合いそうにない人とは無理に関係を深める必要がないので、野良でママ友を探すより絶対気楽でおすすめです。

他人の子供と比較するのも大切

こんな事を言うとは怒られるかもしれませんが、同じ年齢の子供と比較することで自分の子供の発達を確認することができる点でも、乳幼児教育のスクールに通うメリットはあると思います。

You Tubeには発達障害を持つ子供を紹介する動画がアップされていますが、1歳健診や2歳健診では異常がないと診断された子でも、幼稚園で集団生活を始めた時に変だと気が付く場合があるとのことです。

3歳未満の子は成長差が大きいので判断は難しいのですが、他の子と比べて何か違うなと感じることができれば、早い段階で専門家に相談することができるようになります。

発達障害の有無関係なく同じ年齢の子供達の成長ぶりを見届けることで、客観的に自分の子供の成長ぶりが分かり、得意な分野を更に伸ばしてあげることもできるようになります。

他の子と自分の子供を比較することで、子供の苦手な部分を責めたり悲観してしまうのは絶対に良くないので、それができない人はレッスンに通うべきではありません。

毎週リトミック音楽教室に通うのは大変なことですが、子供が大きく成長した後では絶対に体験できないことですし、何よりも親子一緒に過ごした時間はとても貴重な思い出になるので、2年以上通い続けて良かったと思います。